キャンプ道具を一式そろえるといくらくらいかかる?アイテムごとにご紹介

Array

テント泊では、何種類かのマットが必要です。まず地面の上にグラウンドマット(グラウンドシート)を敷き、その上にテント、そしてインナーシート、その上にテントマットやシュラフマットです。必ずしも3種類のマットがいるわけではありませんが、あったほうがより快適に過ごせます。

グラウンドマット

地面と直接テントが触れることがないので、テント保護の役割もあります。テントへの地面からの浸水を防ぎます。厚みが十分であれば、底冷えを防ぐ役割も果たします。ブルーシートで代用も可能なようですが、長く使用するのであればきちんとそろえるのもおすすめです。
参考価格帯◆数百円~10,000円前後

インナーシート

湿気や冷え、凹凸を和らげてくれます。朝晩と冷え込む季節のキャンプでは、テント内の結露を防止する役割も果たしてくれます。テントと同メーカーのマットももちろん販売されています。予算の関係で断念せざるを得ない場合は、ホームセンターなどの銀のウレタンマットでも代用できます。
参考価格帯◆1,000円~5,000円前後

テントマット・シュラフマット

インナーシートの上に敷く、敷布団のような役割をするマットです。テントマットはテント全体の大きさのマットで、シュラフマットは一人分のサイズです。厚みがある方が寝心地はいいですね。かさばるので、収納のサイズも考慮して選ぶといいかもしれません。ウレタンマット系や、空気を入れて膨らますエアーマット、バブルを開けると空気を吸って膨張するインフレータブル系があります。インフレータブル系は他の2つの系統に比べて値が張るので、必要と感じてからの購入がおすすめです。
参考価格帯◆1,000円~10,000円前後

テントセットがお得!

キャンプをしたい初心者に向けて、テントとテントまわりの道具をセットにした商品を販売している場合があります。メーカーがセットで売っている場合もありますし、店舗独自のセットもあります。価格もそれぞれを個別に買うよりもリーズナブルに設定されており、今から道具をそろえたい初心者におすすめです。テント+マット、テント+テーブルなど、セット内容は豊富なので、ぜひ探してみて下さい。

キャンプ道具 ランタン

昼間のみのデイキャンプには必要ないですが、夜を過ごすには必須アイテムのランタン。LEDやガス、ガソリンなどの種類があります。ガソリンやガスのランタンはテント内では使わないようにしてくださいね。火災や一酸化炭素中毒の原因となり得ます。燃焼時間や光量、動力源の補てん方法などを見ながら選ぶのがいいでしょう。タープではこれ、テント内ではこれ、と使い分けるのがおすすめです。
参考価格帯◆2,000円~10,000円程度

キャンプ道具 テーブル&チェア

食事をするにはテーブルやチェアは必須です。食事の準備の段階から大活躍します。メーカー物でももちろん大丈夫ですし、手持ちの折り畳みのものでも使用可能です。調理をするなら高さのあるハイタイプが1つあると便利です。食事をする際はローテーブルがおすすめです。小さなお子さんがいても使いやすいですね。高さの調節ができるタイプもあります。また、焚き火台を囲むスタイルのテーブルもあります。
参考価格帯◆3,000円~20,000円前後

キャンプ道具 バーベキューコンロ(焚き火台)

調理の際に必要な火源となる焚き火台。それだけでなく、暖をとったり、明かりになったりと、様々な顔を見せてくれます。コールマン【ステンレスファイヤープレイス】、スノーピーク【焚火台】、UNIFLAME【ファイアグリル】など各メーカーから特徴のあるものが出ています。ロングセラーにはそれなりの理由があるので、検討してみて下さい。一度使えば火に当たって色が付いたりしますが、長く使用するものです。なかなか買い直さない道具の一つとなるので、収納性や見た目の好みも考慮しつつ選んでみて下さい。
参考価格帯◆7,000円~20,000円前後

キャンプ道具 寝袋(シュラフ)

真夏であればタオルケット等で代用できますが、その他の季節であれば寝袋は必要となります。極寒の真冬もキャンプを楽しみたいというわけではないなら、3シーズン対応の寝袋で十分です。かさばらないように、コンパクトさも重要ですね。
参考価格帯◆1,000円~15,000円前後

シュラフの種類と選び方についてはこちらも参考にしてみてください。

キャンプ道具・クーラーボックス

食材や飲み物を保冷しておくためにはクーラーボックスが必要です。メーカー物ではなくとも、ホームセンターに並んでいるもので十分活用できます。使用人数や用途に応じて容量に違いが出てきます。ギリギリの大きさのものよりは、少し余裕がある方が使い道に幅が出るかもしれません。キャリーが付いているタイプは、移動が楽に行えます。
参考価格帯◆2,000円~10,000円程度

おすすめのクーラーボックスについてはこちらの記事を参考にしてみてください。

キャンプ道具 食器や飯ごう

全ての食事をインスタントでまかなう場合以外は、食器や調理用具が必要です。ゴミは増えますが、使い捨ての食器でも大丈夫です。言うまでもなく、ゴミはきちんと処理しましょうね。そろえる場合でも、厳選すればカップに平皿や深皿くらいで事足りることも多いです。
参考予算◆2~3,000円

あると便利なアイテム タープ

タープとは、屋根だけのテントのようなものです。テントがベッドルームとすると、タープはリビングの役割です。キャンプだと必然的に屋外にいる時間が増えますが、屋根のある空間があると過ごしやすさが変わってきます。料理をしたり寛いだりと、何かと重宝します。蚊帳付きのタープだと、虫よけもできていいですね。テントと同メーカーのタープだと、テントと連結が楽にできるので便利です。タイプも様々で悩ましい所です。テントと同じく、使用人数や設営の方法なども参考に選ぶのもいいですね。価格帯も幅広いです。
参考価格帯◆3,000円~30,000円程度

おすすめのタープについてはこちらの記事でご紹介しています。参考にしてみてください。

キャンプ道具一式そろえるといくらくらい?

上記のテント・タープ・マット類・ランタン・テーブル・チェア・焚き火台・寝袋・クーラーボックス・食器類で70,000円前後です。お店のキャンペーンやセールを上手に利用できたら、もっと価格を抑えることも可能です。長く使うのであれば、間に合わせのものよりきちんとしたものを選んだ方が、後に買い直す手間も省けますし、後悔も少ないですね。

さいごに

キャンプは、初期費用が意外とかかってしまうのが二の足を踏んでしまう部分でもあります。だからこそ、お気に入りを見つけて長く楽しむことのできる素敵な趣味となり得ます。ぜひ、キャンプに繰り出して人生の幅を広げてみませんか?