蓮コラとは?
水面に咲く優雅な花が印象的な蓮。はかない命を全うした花の後には「花托(かたく)」と呼ばれるグロテクな茎の部分が露(あらわ)となり、また別の意味で観るものを惹き付けて離しません。
蓮コラとは、蓮の花托のようにグロテスクなパターンを全く別の生き物の一部に置き換え、恐怖をそそる画像加工のこと。
本来あるはずのない場所に意図的な移植をされた不気味なパターンは、見る者の想像力と生理的嫌悪感を大いに刺激します。
蓮コラは集合体を使用したコラージュ画像
蓮の花托の不気味さに端を発する蓮コラは、規則的に並んだ集合体などを効果的に使ったコラージュ画像です。
ネタはなんでもありで、目指すところはいかに不気味か・見る側の不快感をそそるか。結果として工夫を凝らした奇怪なコラージュがたくさん登場し、そのバリエーションを増やしています。
蓮コラは主に人の顔や皮膚と合成しているものが多い
いくら気味悪くても、自然に存在する動植物の有り様なら仕方ない…そうやって諦めのつくこともあります。
一方で蓮コラは、コラージュの相手となるほとんどを人間の顔や身体の一部にしており、犯してはならない境界線を超えた画像となっている点が特徴です。
蓮コラは見るとゾッとする気持ち悪さがある
「実在するかもしれない…」と感じる人の興味を惹き、どんどん深みにはめていくのが蓮コラの恐ろしさです。
目の錯覚を疑いたくなるゾッとする不快画像の数々は、「それが何であるか」というさらに先の好奇心や想像力をも掻き立てる魔力を持っています。
蓮コラは生理的に気持ち悪いと感じる画像
視覚に訴え、人に不快感を与える画像には、「痛い」「ツラい」「哀れ」「悲しい」などの心理的影響と生理的に受け付けられないものとがあります。
蓮コラは圧倒的に後者で、「ゾクッと寒気がする感覚」や「瞬間的に襲ってくる吐き気」にも注意が必要とされる画像です。
蓮コラは人間と合成されているせいでかなり生々しい
自然発生的に生じるものではなく、人工的な合成で本来あり得ない姿を作り出しているのが蓮コラです。
人間の皮膚に貼り付けられていることが多いため、生々しさ満点の不気味画像が多数あることも特徴です。
蓮コラは作り物とわかっていてもかなりリアリティがある
植物や野菜・果物あるいは生き物の卵や巣など蓮コラのモチーフはさまざま。どれも自然に存在するものを使っているからこそのリアリティがあり、生身の人間との親和性が高いという特徴があります。
ネット上で誰もが簡単にフォトモンタージュ機能を扱えるようなった現在、何者かが人間に寄生してしまったかのように見える合成画像を作ることなど容易いこと。
絶対にあり得ない・気持ち悪いと言いながら、ついつい注視してしまう恐ろしさがあり、そのリアルさに二度見してしまう中毒性も持っているのが蓮コラなのです。
蓮コラは集合体恐怖症じゃなくても苦手な人が多い
世の中には、目から入る一定の情報によって強い恐怖や嫌悪感を抱く、心理的な病に悩まされている人もいます。
蓮コラに強い恐怖を覚えるという場合は「集合体恐怖症」である可能性も考えられますが、幅広い層の人間を不快な気持ちにさせる点で蓮コラの及ぼす影響力は突出しています。
蓮コラの画像・動画をご紹介!【閲覧注意】
それでは、蓮コラの画像や動画と言った恐怖のビジュアルをご紹介していきます。いずれも【閲覧注意】であることに変わりはありません。
身体に異変を感じたら、早急に閲覧を中止いただくようお願いします。
蓮コラは見る人によってはトラウマになる【閲覧注意】
蓮コラの厄介なところは、見る者に一時的な不快感を与えるだけではなく、仮に病的な傾向が認められない人であってもトラウマに悩まされ、見たことを深く後悔する苦痛の日々を与えることです。
蓮コラ人気画像をご紹介!
ここからは、蓮コラの人気画像を5つご紹介します。いきなり強いショックを受ける画像が飛び込んでくる可能性もありますので、ご注意ください。
蓮コラ人気画像①・・・クランベリージャム
蓮コラに対してなにがしかの恐怖を抱いている人にとっては、小さな実さえ耐えがたい恐怖と化してしまう・・・そんな実例です。プチプチとした実が鍋の中で煮えていく様は、決して直視できないことでしょう。
蓮コラ人気画像③・・・影
こちらも何気ない日常のひとコマから登場した蓮コラ画像です。光と影が織りなす斑点は、人工的に加工されているものより、むしろリアル。刻一刻と様変わりしていく不気味さがあります。
蓮コラ人気画像③・・・石の中の蓮コラ
鉱物が結晶化する過程で生まれる内包物にも蓮コラを見いだすことができます。こちらの画像にもたくさんのブツブツが確認できますので、無理のない程度にご覧ください。
蓮コラ人気画像④・・・ゴマ
せっかく美味しいメニューができたにも関わらず、最終的にゾッとするデコレーションとなってしまった画像です。小さな粒でも集まれば、かなりのインパクトがあります。
蓮コラ人気画像⑤・・・手作りスライム
2つの素材が合わさるとこうなるのか・・・と思わせる興味深い画像です。本家本元のスライムも苦手な人は多いはずですが、そこに微妙な凝固物が混ざることで、この上ない不気味さに仕上がっているのが確認できます。
蓮コラ人気動画をご紹介!
次は、蓮コラをテーマとしたさらなる恐怖をお届けします。静止画ではなく動く映像となっており、かなりのインパクトがあります。心して再生ボタンを押していただくようお願いします。
蓮コラ人気動画①・・・身近な動物
皮膚に疾患を抱えるペットは多いものの、これほど痛々しい映像は稀でしょう。興味本位の蓮コラと一括りにしていいものか疑問に思うほど、悲壮感で一杯の犬が印象的です。
蓮コラ人気動画②・・・大自然
ダイナミックな大自然も俯瞰で観るとやはり蓮コラ。対象物はいたってシンプルでも、集まることによりこうも気持ち悪い映像になるのかと思わせる仕上がりとなっております。
蓮コラ人気動画③・・・イタキモ系
最後にご紹介する動画は、ブツブツと痛みというダブルの苦痛が伴います。蓮コラ禁忌の方はもちろん、手術系の映像が苦手な方も十分にご注意ください。
蓮コラの由来は?掲示板の悪ふざけから生まれた
「検索してはならない…」とわざわざ注意喚起が付されながら異常な盛り上がりを見せた背景には、ネット社会も大きく影響しています。
実際どのようにして蓮コラが広まっていったのかについても触れていきます。
蓮コラは数年前からネットで流行しだした
さまざまな情報の共有が可能なネットの存在により、急速に広まったとされるのが蓮コラです。
投稿する者と検索する者のいたちごっこによって、バリエーションを増やしていったと考えられます。
蓮コラは当初5ちゃんねるなどで精神的ブラクラで使用された
蓮コラに関する記述では「ブラクラ」もしくは「精神的ブラクラ」といった言葉がよく登場します。「ブラクラ」はブラウザクラッシャーの略で、簡単に言えばネット上の機能を逆手に取った嫌がらせです。
精神的…とつくのは、開いた画像や動画を閲覧することにより強いストレスを受けるなど、悪影響の矛先が人の精神面であるものという意味です。
蓮コラの投稿掲示板は削除。韓国では法規制もされた
自分の意志とは無関係に不快画像へ誘導されることにより受け手側の衝撃も計り切れないとし、現在のところ蓮コラが集中する投稿掲示板は削除されています。
また、悪影響はお隣の韓国にまで及んでおり、興味本位で蓮コラ画像をメール送信した人物が当局により逮捕されるといった事態も起きています。
蓮コラはなぜゾッとしてしまうのか?実は科学的根拠があった
蓮コラや類似する画像に全く動じないという人が一定数いるにも関わらず、一方では精神崩壊寸前にまで追い込まれ悩んでいる人がいる…。
実は、蓮コラ画像や動画、またこれらに類似するものを目にしてゾッとするという感覚には科学的根拠が存在しています。
蓮コラの恐怖をイギリスの科学者が研究
単なるネット上のいたずらや遊びで終わらせることなく、蓮コラの及ぼす影響を科学的に解明しようとしたのは、イギリス・エセックス大学のアーノルド・ウィルキンス博士とジェフ・コール博士です。
彼らは被験者286人に対して調査を実施し、およそ16%が一定の視覚的特徴を持つものに強く反応する人たちだったと結論付けています。
蓮コラの恐怖の根源①「人類進化の上での危険の刷り込み反応」
人間が対象物に抱く恐怖の感情=進化の過程で培った危険を察知するための反応としているのも、前出の研究に基づく結果です。
被験者の反応が特に強かったグループが、蛇やヒョウモンダコなど有毒でグロテスクな斑点模様を持つ生き物でであったこともその理由です。
蓮コラの恐怖の根源②「病原菌や寄生虫への嫌悪感」
エセックス大学の研究結果が発表された2年後の2015年には、別の研究者によって蓮コラの恐怖が病気や感染症・寄生虫などを連想させる嫌悪感であるとの見解も示されています。
当時の実験結果では病的な症状に関連する画像を見た人たちの中に、吐き気や肌の掻痒感・パニック症状などが多く現れました。
蓮コラへの恐怖は克服できる?
最新の研究結果により導き出された結果によれば、恐怖より嫌悪感を引き出すものだとされる蓮コラ。
とは言え日常生活にまで支障をきたすほど深刻な集合体恐怖症に関係していると聞けば話は別です。
次は、蓮コラによって表にあぶりだされる集合体恐怖症を根本的に改善していく方法についてご紹介します。
蓮コラの恐怖は精神的ストレスが要因
疲れが溜まってストレス過多の状態では、通常目にしているものでさえ不気味に感じたり、身体的な不調に繋がったりするものです。
したがって何かしらの集合体に一定の恐怖を覚える人の場合、肉体的な疲れや精神的ストレスから、蓮コラに対する強い恐怖心が生まれてしまうことも少なくありません。
蓮コラは何度も見ていると嫌悪感が薄れてくる?
不気味な集合体だと脳が認識する対象は人ぞれぞれです。人によっては日常的に避けて通れない物体や動かすことのできない造形物などが原因のこともあるため、「慣れ」というのもひとつの克服方法となります。
特に心理的な要因が強いと言われるからこそ、あえて苦手に立ち向かうことにも一定の効果が期待されるのです。