【ロボトミー殺人事件】事件の概要や判決・桜庭章司の生い立ちや現在は?

うつ病

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この病気はまさに現代病とも呼べる病気で、社会的や経済的、過去のトラウマなどにより気持ちが重くなったり、憂鬱な気分になる状態が一日中続きます。

3年に一回行われている厚生労働省の調査では、うつ病患者が年々上昇傾向にあるといいます。

うつ病の認識の拡大により受診する人が増えたことも一因で、治療法は薬物投与の他、一人一人で異なって来ますが、回復が望める病気です。

桜庭はどのカテゴリーとされたのか?

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ロボトミー手術は、統合失調症、あるいは知的障害者などに対して「効果的」とされていたはずですが、では、桜庭は一体どの症例にカテゴライズされるのでしょうか?

桜庭は精神に異常などなかった

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殺人行為を肯定することは人としてできないですが、桜庭の主張には正当性があり、ロボトミー手術自体は、非人道的行為で間違いありません。

そんな桜庭は、繰り返し暴力行為を行うのは精神障害のせいとされ、精神病院に入れられて手術を強行されたわけです。

ですが当時、桜庭が精神障害があったと確実な証拠はなく、むしろ正義感の強さからトラブルに発展したわけです。

暴力行為=手の施しようのない精神異常

桜庭の障害者である裏ずけは、おそらく当時の曖昧な線引きから生まれた当てつけだったように思えます。

急に怒り、家具を壊すなどしましたが、これを誇張し、手のつけられない程精神異常があるせいでこうなったとしました。

そして、ロボトミー手術の研究成果を出したかった藤井のおもちゃにされてしまったのではないでしょうか?

【ロボトミー殺人事件】ロボトミー手術を題材とした映画

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1949年ごろ、世界中で執行され、何万人もの患者に行われていたが、問題が露呈し、行われなくなったロボトミー手術を題材にした映画が複数あるので紹介します。

「カッコーの巣の上で」

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1975年のアメリカ映画で、元々は1962年にケン・キージーにより発表されたベストセラー小説が原作です。

主人公は精神異常を装い、強制労働を逃れたが、その後、精神病院に入院して、医師や看護師長らと戦う物語です。

今回の事件の桜庭の様に、主人公はロボトミー手術を受け、大人しくなりますが、完全に人格を壊されてしまいました。

「シャッターアイランド」

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この作品は比較的最近の2010年にレオナルド・ディカプリオ主演で公開されたサイコサスペンス映画です。

精神異常者を完全に隔離した島であるシャッターアイランドにて、数々の謎に翻弄されていき、ロボトミー手術を思わせる描写もあります。

ただしこの物語の謎があまりにも難解であり、1回見ただけでは理解できないと当時話題になりました。

「時計じかけのオレンジ」

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こちらはアンソニー・バージェスが1962年に発表した同名の小説が元になって1971年に公開された映画です。

暴力とセックスなどの自由放任と管理された社会などを描いた社会風刺的作品で、実は直接的なロボトミーの表現はありません。

ただし、作中に登場するルドヴィコ療法は、後遺症が残る事は伏せられ、その療法自体は賞賛されるというロボトミー手術と重なる部分があります。

「女優フランシス」

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1982年に公開されたアメリカ映画で、1930年代に活躍した悲劇の女優フランシス・ファーマーの人生を描いた伝記です。

ブロードウェイより、鳴り物入りでハリウッド進出した彼女は、順風満帆な生活から一転、薬に手を出し投獄、ロボトミー処置をされてしまいます。

実話を元に制作されていますが、最終的にロボトミー手術を受けてしまうという点は架空であり、そういった話も混ざっているのが特徴です。

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