末永遥演じる岩本みどりは、愛海率いるいじめ軍団の1人です。愛海の中学時代からの友人で、最後まで愛海を慕っていました。
岩本みどりを演じたのは女優・末永遥
演じたのは当時21才の末永遥という女優です。子役時代から数々のテレビドラマに出演しており、「ライフ」出演の前年には、戦隊シリーズ「ボウケンジャー」のボウケンピンクとして人気を博していました。
「お前の席ねぇから」で話題に、ファンから叱られることも
可憐な子供たちのヒーローから一転して、「お前の席ねぇから」という暴言を吐く壮絶ないじめ主犯格役を演じたことで、ボウケンピンクのファンからはショッキングな反応があったと言います。
ボウケンピンクをもじって、暴言ピンクという別名までつけらてしまった末永遥ですが、本人は影響のあったドラマだからとポジティブに捉えていたそうです。
「お前の席ねぇから」の台本には濁点がついていた
末永遥が叫ぶ「お前の席ねぇから」は、何度聞いても迫力があります。実はこのセリフの台本には、「お゛め゛ぇ゛の゛席゛ね゛ぇ゛がら゛あ゛!」とすべて濁点がついていたそうです。
その結果、10年後経っても伝説に残るセリフになったのかもしれません。
「お前の席ねぇから」で話題を呼んだ末永遥の他の出演作品をご紹介
末永遥は、5才から子役として活躍しています。その他の出演作をご紹介します。
テレビドラマは、NHK連続テレビ小説「かりん」に出演、その後もはぐれ刑事純情派シリーズ、科捜研の女等があり、テレビドラマだと1話のみの出演が多いようです。
映画だと、2003年公開で藤原竜也主演の「バトルロワイヤルⅡ鎮魂歌」、交渉人THE MOVIE等、話題作にも出演しています。
「お前の席ねぇから」で話題を呼んだ末永遥の現在
末永遥といえば、「ライフ」のいじめっこのイメージが強くなってしまった彼女ですが、現在32才になっています。
柔道オリンピックメダリストの泉浩と結婚し、一児の母になっています。主婦業に専念しているためか最近の露出は少ないですが、2018年には夫婦そろってバラエティに出演しています。
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「お前の席ねぇから」で話題のドラマ「ライフ」は問題作でもある?
残酷で露骨ないじめシーンが話題になりましたが、その過激さから問題作と言われてしまうこともあります。ここではドラマ放送時の反響をご紹介していきます。
放送終了後テレビ局へ保護者を中心に苦情が殺到!
主人公と同世代の10代には受け入れられていましたが、あまりの衝撃シーンの多さに、30代以上の親世代からはかなりの苦情が寄せられたと言います。その数は2000件以上とは驚きます。
「放送と青少年に関する委員会」にも苦情が寄せられる
テレビ局のみならず、BPOにも苦情が寄せられることもありました。子供に悪影響だとか、いじめを助長するという意見が多くありました。
ドラマ放送月に寄せられた「青少年に関する意見」の半数は、「ライフ」に関するものでした。
「ライフ」が「親が子どもに見せたくない番組」にランクイン
「子供に見せたくない番組」といえば、バラエティ番組「ロンドンハーツ」が9年連続で1位を取るなど、バラエティ番組がランクインするイメージが強いですが、ドラマ「ライフ」も2007年にランクインしています。
「ライフ」は再放送が不可?
毎週放送されるたびに、様々な話題を呼んできた「ライフ」ですが、BPOに苦情が寄せられるほどの影響を懸念して現在まで再放送はされていません。その他の放送禁止の番組についてはこちらをご覧ください。
ドラマ「ライフ」の原作漫画も中高生に人気の話題作!
ドラマ「ライフ」は、漫画が原作になっています。ドラマ同様、漫画連載時もかなりの大反響を呼びました。ここでは、漫画版「ライフ」についてご紹介していきます。
「ライフ」は別冊フレンドに掲載された全20巻の漫画
漫画「ライフ」は、すえのぶけいこ作で2002年から7年間にわたって、別冊フレンドで連載されました。少女漫画としてはかなり重いテーマとなっており、連載時から賛否両論ありました。
「ライフ」は累計950万部を突破した超人気作
過激ながらも、その魅力に引き付けられ全20巻で950万部を突破した人気漫画となっています。2006年には、数ある人気漫画から「講談社漫画賞」を受賞しています。
「ライフ」の強烈な画風のいじめ描写が話題!
少女漫画では珍しい激しいいじめシーンは、すえのぶけいこの力強いタッチがより際立たせています。激しいいじめやセリフに見られる躍動感のある画風は、スポーツ漫画を読んでいるほどの迫力があります。
「ライフ」における人間関係の描写が繊細でリアル
ドラマでは北乃きいが演じていた主人公・歩はどこにでもいそうな女子高校生です。学校という狭い空間で出来る出来事を、繊細にドロドロした面も含めてリアル描いています。
おもわず「あるある」とうなずきながら読んでしまうシーンもたくさんあり、同世代から大きな共感を得ています。
「ライフ」のいじめに負けない主人公に心が動かされる
毎日繰り返されるいじめに身も心もボロボロにされる主人公ですが、共感してくれる仲間を得て、次第に立ち向かっていくようになります。
友人の顔色ばかり伺っていた主人公が、さんざん泣きながら逞しくなっていく姿に感動する読者が多くいました。
なぜ「ライフ」は人気なのか?ライフに見える魅力とは
過激ないじめをテーマにした「ライフ」は、何故ここまで根強い人気を得ているのでしょうか。過激だけじゃない「ライフ」が見る人を引き付ける理由に迫ります。
「お前の席ねぇから」の名言や過激ないじめ描写がセンセーショナル
「ライフ」はとにかく、シーン1つ1つが過激です。「お前のねぇから」はその言葉こそが、ドラマをイメージづけるものになりましたが、1度目にすると忘れられない程の恐ろしいいじめシーンが満載です。
「ライフ」のような悲劇のヒロインの物語は人気?
「ライフ」に見られる、いじめられる主人公が困難に打ち勝ちハッピーエンドを迎える物語は、「シンデレラ」や「白雪姫」に代表される、悲劇のヒロインの物語として親しまれてきました。
主人公に感情移入しやすいため、カタルシス効果あるのでしょう。カタルシスとは「心の浄化」という意味で、感情移入し悲しみ・怒りを感じることで、気持ちがすっきりする効果のことを言います。
「ライフ」は10代から共感の声が多い
子供も大人もドロドロの描写が、親世代から批判的に見られましたが、主人公と同世代からは共感や感動するといった感想が多く見られました。
気弱な性格から、「本当の友達とは何か」という問いに正面からぶつかっていく姿に勇気をもらう10代がたくさんいたようです。
「ライフ」は現実ともリンクするリアリティがある
主人公・椎葉歩のように、自分に自信がなく、他人と迎合することでしか自己表現出来ない関係性や、女同士の陰湿さなど、自身の経験と錯覚してしまいそうな描写がリアルに描かれています。
「お前の席ねぇから」を元ネタにした返し
「お前の席ねぇから」を元ネタにした返しは、まだまだあります。いじめっこに「お前の席ねぇから」と言われた場合の面白い返しをご紹介します。
いじめっ子に対する返しが面白い
2chにあがったスレッドでは、「お前の席ねぇから」を元ネタにしたセンスたっぷりの返しがたくさんあります。
「そもそも俺の席など・・・」、「なんで転校すること知ってんだ・・・」、「私の居場所などとうに消えている・・・」等、中二病の返しが面白いです。いじめっ子もやる気が失せてしまいそうです。
「お前の席ねぇから」以外の名言もある
あまりにもインパクトのある「お前の席ねぇから」というセリフに隠れがちですが、「ライフ」には心に響く名言がたくさんあります。思わずぐっときてしまうでしょう。
心に響くセリフの数々
気弱な歩が、唯一の友人・未来からかけられた言葉がとても刺さります。「あんた、笑うのヘタだね。見てるほうがつかれる」、「もっと自分を大切にしなよ」等、歩が未来に救われるセリフが心に響きます。
また、歩自身のセリフにも、名言がたくさんあります。「強くなりたい」、「あたしはあんたのオモチャじゃないんだよ!!」、「私、絶対に負けないから」という言葉に勇気をもらった人も多くいました。
「お前の席ねぇから」はあくまでネタとして楽しもう
「お前の席ねぇから」は、ドラマ化され数々の話題をさらってから10年経った今でも使われるほど、衝撃的な言葉でした。
いじめは決して許されるものではありませんので、誰もが笑えるネタとして使ってみてください。思わぬ人と話が盛り上がるかもしれません。
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