ジェレミーブレンディアの魅力は背中!トレーニング方法やステロイドの噂も

ジェレミーブレンディアは、Mr.Olympia4連覇を果たしたボディビルダーで、世界中で人気の選手です。しかし2017年のトレーニング中のケガにより現在は引退しています。この記事では、ジェレミーブレンディアの生い立ちや経歴、トレーニング内容まで紹介します。

この記事をかいた人

あらゆるジャンルの記事を、よりわかりやすく、多くの方に発信して行けるように頑張ります!
Array

ジェレミーブエンディアは世界で人気のボディビルダー

ジェレミーブエンディアは1990年にアメリカで生まれたフィリピンとのハーフの人気の元ボディビルダーです。その鍛え抜かれた肉体美に世界中に数多くのファンが存在します。

ジェレミーブエンディアの生い立ちとボディビル遍歴

skeeze / Pixabay

華やかな記録を残し順風満帆なボディビル人生に見えるジェレミーブエンディアですが、そこには紆余曲折ありました。ここでは引退までを紹介します。

ジェレミーブエンディアの父はボディビルダー

skeeze / Pixabay

ジェレミーの父親はフィリピン人であり、ボディビルダーだったこともあり、その影響で少なからず興味はあった様です。

そんなジェレミーブエンディアは5歳の時に、既に20kgのベンチプレスをあげていたそうで、その素質は昔からあった様です。

ジェレミーブエンディアは高校時代にアメフトを始める

torcasiojohn / Pixabay

ですが、ボディビルに興味はあっても、ジェレミーブエンディアが熱中したのはアメフトでした。ボディビルダーの父親からするとかなりショックだったのではないでしょうか?

昔から兄と比べられることが多く、非常に負けず嫌いであったジェレミーブエンディアっが高校生の時はボディビルを忘れて熱心にアメフトに取り組んでいました。

その努力はすぐに認められて、ジェレミーブエンディアはラインバッカーとして大活躍していました。

ケガをきっかけにボディビルの道へ転身

Taokinesis / Pixabay

そのままアメフトの世界にどっぷりつかってしまうかと思いきや、彼は試合中に首の椎間板を損傷する大怪我を負ってしまいました。

そのリハビリに1年間を要してしまい、その間はまともなトレーニングができませんでした。そんな時に次に目指したのがボディビルダーでした。

本格的にボディビルの世界を目指すため、学校にバルクアップ用の食事などを持ち込んでいましたが、いじめの標的にもされてしまいました。

プロカード取得しMr.Olympia出場へ

fvasallo / Pixabay

ジェレミーブエンディアは18歳の時についに満を持してボディビルの大会に出場し、なんと初めての参加にも関わらず、6位に入賞することができました。

ですがこの結果に納得できず、暫く大会には出ずトレーニングに励みましたがその甲斐あって2年後に出場した大会で優勝、更にその2年後の大会も優勝しました。

そして遂にプロカードを取得し、夢の「Mr.Olympia」に出場することになりました。彼は2位という成績を残しながらも、挫折を経験することになったのです。

Mr.Olympia 2014年から4連覇を果たす

Mr.Olympiaとは世界各地のどこかで毎年開催されているボディビル界の最高峰の大会です。これはボディビル界であれば誰しもが優勝を狙うほどの価値があります。

ジェレミーブエンディアは持ち前の負けず嫌いの精神から、二度と負けないと誓い、猛烈なトレーニングの末、2014年のMr.Olympiaは見事に優勝を果たしました。

なんとジェレミーブエンディアはその後、Mr.Olympia4連覇を果たし、まさに「Mr.Olynpia=ジェレミーブエンディア」という様に強烈なインパクトを残しました。

2017年大怪我、Mr.Olympia5連覇逃す

StockSnap / Pixabay

まさに覇者であったジェレミーブエンディアは、17年にトレーニング中に胸の筋肉を断裂、そこから長期間にわたってトレーニングができなくなってしまいました。

トレーニング再開から約5ヶ月で昨年度の肉体くらいまで復活させることができましたが、18年のMr.Olympiaでは4位で終わってしまいました。

ジェレミーブエンディアは2位の記録の時でさえ挫折を味わうほどでしたから、Mr.Olympiaと言えど4位ともなれば、相当の落ち込み様だったと予測できます。

2018年惜しまれる中引退へ

josemdelaa / Pixabay

そして、2018年の4位の結果を受けて、やはりジェレミーブエンディアはファンにとって非常に残念な決断をしてしまいます。彼は引退を表明してしまいました。

ジェレミーブエンディアは、アメフト選手時代も怪我で転機を迎えていたので、もしかしたら、今回の大胸筋の怪我をした時点で決めていたかもしれません。

とても悔やまれますが、頂点まで上り詰め、数々に結果を打ち出していることから、彼を責める人は誰1人いないでしょう。

ジェレミーブエンディアその他の戦績

ulrichw / Pixabay

Mr.Olympia5連覇を逃したジェレミーブエンディアのその他の戦績もとても華やかなものばかりでした。

2012年からNPCの大会では、4大会で1位を獲得し、IFBB2つの大会でも1位を獲得しています。Mr.Olympiaを含め、まさに総なめ状態です。

2012年のNPCSan Francisco Championships」では7位でしたので、ジェレミーブエンディアの性格を考えると、相当悔しい結果であったと思います。

ジェレミーブエンディアの彼女はトレーナー兼モデル

trysh / Pixabay

彼の恋人はナルミン・アスリア(Narmin Assria)というモデルさんで、21歳でプロカードを取得したIFBBProの選手でもあります。

ジェレミーブエンディア程本格的にトレーニングしているわけではありませんが、それでもかなり鍛え抜かれた肉体をしています。

誰よりもジェレミーブエンディアに対して理解を示している様で、とてもお似合いのカップルだと誰もが思うでしょう。

ジェレミーブエンディアのサイズと身体の特徴

beachbodydc / Pixabay

ジェレミーブエンディアには、身体的な特徴として他の選手とは特別違う点がありました。細かく紹介していきます。

ジェレミーブエンディアのサイズ

calibra / Pixabay

身長は172センチでアメリカ人としては割と小柄で、体重は79~83キロ程でした。ですが、そんなジェレミーブエンディアは独自の食事とトレーニング方法で、誰も真似できない特異な肉体を手に入れたのです。

特徴1T字型の背中

victorious_fit / Pixabay

Mr.Olympiaに出場する通常の選手の場合、ウエストが非常にしまっていて、肩の筋肉と背中の筋肉が滑らかにVの字を描く様に隆起しています。

ですがジェレミーブエンディアの場合は、背中の筋肉の張り以上に、肩の筋肉が特別隆起しているので、Tの字を描いた様になっています。

特徴2細いウエストと広い肩幅

Russell_Clark / Pixabay

上記でもお話しした様に、肩の筋肉が格別で、肩幅は広いのですが、逆にウエストはとても細いのです。

フィジーク選手の理想形と言えるほど素晴らしい筋肉で、常人では耐えられないほどの努力の賜物だと思わされます。

特徴3独特なポージング

anaterate / Pixabay

そもそもフィジーク選手においてのポージングは、長所の協調と短所を隠す最大の技だと考えられています。

ジェレミーブエンディアの場合は、Mr.Olympiaの審査員側に真正面には立たず、少し斜めに立ち、ウエストをひねった状態にします。

これにより少しでもウエストが細く見えることができるのです。とても考えられたポーズだとわかります。 

ジェレミーブエンディアのトレーニング内容

stevepb / Pixabay

では、そんな他の誰とも違う特異な肉体を誇るジェレミーブエンディアは、いったいどの様なトレーニング方法で鍛えあげていたのでしょうか?

トレーニング方法は「FST-7

Pexels / Pixabay

このトレーニングは、超上級者向けとされるトレーニング方法で、筋肉のコントロールが出来ないうちは、非常に危険なのです。

なぜかというと、通常のワークアウトの最後に行う仕上げの様なキツイトレーニングで、かえって怪我をする可能性もあるからです。

そして1日で全て完結させずに、曜日ごとにトレーニングする部位を分けて集中的に鍛えていきます。

ジェレミーブエンディアのトレーニング1月曜日

teamsmashgame / Pixabay

まず週初めの月曜日は肩と上腕二頭筋を集中的に鍛えていきます。基本的に彼はパンプ感を出すことに注力しているので回数は少なめです。

主にダンベルとバーベルでショルダープレスやフロントレイズ、ラテラルレイズなどで肩に集中的に負荷を与え、仕上げにEZバーカール行います。

EZバーカールとは、上腕二頭筋を鍛えるのに1番効果的とされるトレーニング方法で、手首に負荷のかからない様にバーがWの形になっているのが特徴です。

ジェレミーブエンディアのトレーニング2火曜日

12019 / Pixabay

そして火曜日は背中と上腕三頭筋を鍛えます。主にラットプルダウンで背中を、ベンチプレスで上腕三頭筋をトレーニングしていきます。

背中への負荷は、Vバーラット、ストレートアーム、バーベルでリバースグリップバーベルロー、そしてシーテッドローなどを用います。

上腕三頭筋はやケーブルフレンチプレス、ナローベンチプレス、ディップスなどで徹底的に負荷をかけていきます。

ジェレミーブエンディアのトレーニング3水曜日

blackmachinex / Pixabay

水曜日は足と腹筋に注力したウエイトトレーニングで、スクワット、レッグプレスなどを取り入れます。

特に太ももや腰回りの張りを作る為にライイングレッグカールやスティッフレッグドデッドリフト、スクワットなどを行います。

腹筋はボールを使ったメディシンボールロシアンツイストや腹斜筋を鍛えられるハンギングレッグレイズなどで追い込みます。

4

TheDigitalArtist / Pixabay

木曜は胸とカーフ(ふくらはぎ)に集中します。主にチェストプレスやスタンディングカーフレイズといったマシンのほか、ダンベルも使用します。

大胸筋を鍛え上げる為には必要不可欠なチェストプレスやダンベルフライ、ケーブルクロスオーバーといったトレーニングを実施し鍛えます。

ふくらはぎはスタンディングカーフレイズ、レッグプレスカーフレイズにダンベルを用いたシーテッドカーフレイズで磨き上げます。

ジェレミーブエンディアのトレーニング5金曜日

skeeze / Pixabay

最後の金曜日は腕のみを鍛えていきます。基本的に土日はオフとなるので、1週間のうち、5日かけて全身の筋肉を磨いていきます。

ですが他のトレーニングでもあったナローベンチプレスやプッシュダウンも行うので、腕のみ鍛えるという感じでもありません。

その他、マシンプリチャーカールやバーベルスパイダーカール、インクラインダンベルカールなどでも徹底的に仕上げていきます。

ジェレミーブエンディアの食事は?

zuzyusa / Pixabay

美しい肉体を手に入れるためには、内面からも磨いていかなければなりません。そこに欠かせないのが食事になります。

ジェレミーブエンディアは食事内容を細かく記録

rawpixel / Pixabay

ダイエットでジムに通うレベルまでいくと、食事制限をして、挫折してしまうなんてことをよく聞きますが、ジェレミーブエンディアは特に徹底してました。

その美しい見た目と体重に気を配り、毎日毎食ごとに何を食べたのかをトレーナーとともに食事内容を記録に残していました。

やはり筋肉に正しい栄養素だけを取り入れ、無駄な栄養素は除外しないと美しい見た目は作り出せないので、食事は最も大事かもしれません。

ジェレミーブエンディアは16食生活!

RitaE / Pixabay

ジェレミーブエンディアはこれだけウエストを細くしたり、筋肉をつけたりするので、とても少食、もしくはビーガンの様なイメージがあるかもしれません。

ですが驚くべきことにジェレミーブエンディアの場合は、なんと1日に6食も食べるのです。ですが流石に暴食ではありません。

そのほとんどが鶏の胸肉や卵白など、タンパク質や良質な脂質などを摂取できる様に非常に考えられた食事内容なのです。

ジェレミーブエンディアのステロイド使用の真相は?

qimono / Pixabay

ジェレミーブエンディアは主にスポーツ業界などで禁止されている薬物で筋肉肥大させるアナボリックステロイドを使用しているのではないかと度々噂されていました。

ステロイドは使用していない説が濃厚

Engin_Akyurt / Pixabay

確かに彗星の如く現れ、一気に頂点まで駆け上がっていった彼の肉体は、そう短期間で作り出せるものではありません。

もちろん努力の結果でしたが、数多くのサプリメントも摂取していたので、もしかしたらステロイドによる合成を促すために飲んでいたのでは?とも思われていました。

ですが、どの日々のトレーニング方法を見れば、ステロイド使用しなくても、十分に結果が得られるのがわかるので、「使用していない説」が濃厚です。

NEXT