おっぱいぷるんぷるんとは?ヒトラーのセリフ?元ネタや流行の背景を解説

公開後、その内容のウケ具合によって、司会者の2人が番組特製のパーカー、Tシャツ、手ぬぐい、耳かきといった景品を投稿した視聴者さんへプレゼントするという流れになっています。

司会はタモリさんと安齋肇さん

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空耳アワーの司会者は、番組の司会者でもあるタモリさんとソラミミストでイラストレーターの安齋肇さんが、当初から努めています。2人の空耳と映像の内容についてのツッコミや掛け合いが、このコーナーを盛り上げています。

安齋肇さんは、空耳アワー開始時から遅刻癖が多く、その件でタモリさんがツッコミなどをいれるところも、番組をおもしろく見るポイントです。

空耳アワーから誕生した人気空耳たち3選

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空耳アワーが始まってから25年程が経っており、これまでに数多くの空耳が発掘されていきました。もちろん、その中にはドイツ語の歌も含まれており、怪物「おっぱいぷるんぷるん」にも全く引けを取らない名作がいっぱいあります。25年の歴史は伊達ではありませんね。

しかし、全てを挙げていくときりがありません。多少の独断と偏見がありますが、私自身も含めて、印象に残る空耳3つを紹介していきます。

「バケツリレーェ! 水よこせ!」

人気ハードロックバンド、メタリカの「Blackened(ブラッケンド)」という曲の出だしの部分で流れる空耳です。もう語るまでもないおもしろさを誇っています。個人的には右側にいるおじさんのバケツを持つ腕の角度がツボです。

メタリカは空耳アワー常連アーチストとして、その他にも「寿司!鳥!風呂!寝ろ!」、「千代田生命に行こう」、「アホでしょう、バカでしょう、ドラえもんでしょう」などの名作(迷作)空耳がいっぱいあります。興味のある人は1度調べてみて下さい。

「農! 協! 牛! 乳!」

これは、孤高の天才といわれたプリンスの「バッドダンス」という曲で流れる空耳です。歌詞は英語で「Don’t stop dancing」と言っているのですが、右から左から上から下から斜めから聞いても「農! 協! 牛! 乳!」にしか聞こえません。初放映時タモリさんも「絶対にDon’t stop dancingとは言っていない」と言い切っていました。

因みに空耳アワード2001にゲスト出演したタレントのセイン・カミュさんも「Don’t stop dancingではなく農! 協! 牛! 乳!にしか聞こえない」と言っていました。これほど元の英語のイントネーションが全く聞こえてこない空耳も珍しいといえます。

「あんたがぁたぁ~ ほうれみぃや~ 」

この空耳は、ジプシーキングスの「ベンベンマリア」という歌で、前奏の後にはいってくる歌詞の出だしの部分で流れてきます。この空耳とにかく長いです。全部で15秒ほどあります。それまでは、数秒の単発物が多かった空耳のなかで、ロングな空耳として注目、爆笑されました。

しかも空耳が日本語の意味として繋がっているところもポイントだといえます。実際の空耳は「あんたがぁたぁ~ ほうれみぃや~ クルマないぃ~かぁ~ こりゃまずいよ~」と言っています。そして、歌と映像のタイミングもばっちりで、番組スタッフの技術力の高さが伺えます。

「おっぱいぷるんぷるん」は面白い空耳だった!

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「おっぱいぷるんぷるん」がここまで世間に知られたきっかけとしては、インターネットの進化と動画投稿サイトの存在に拠るところが大きいですが、それまでに空耳アワーが空耳という言葉を世間に広めてくれていたことも重要だったといえます。

空耳アワーから始まって、動画投稿による空耳の新たな形、それは「おっぱいぷるんぷるん」が嘘字幕の「総統閣下シリーズ」からスタートし、画像投稿のおっぱいイラストを指す言葉にまで進化しているのと同じものを感じます。

「空耳」が深化を続ける一方「おっぱいぷるんぷるん」も進化し続ける。同じ道を歩むのか、それとも別なのか、この2つの発展がどうような道を歩んでいくのか、ますます目が離せませんね。

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