りんぴょうとうしゃとは?九字切りの呪文の一部
りんぴょうとうしゃとは、おまじないや護身術として効果をもたらすとされ、昔から行われていた由緒正しい方法です。
陰陽師や忍者といった昔の世界観を取り入れたアニメにも描写があるため、りんぴょうとうしゃを知っている方は多くいらっしゃいます。
しかし、りんぴょうとうしゃに関して詳しく知っていらっしゃる方はそれほどいらっしゃらないのではないでしょうか。
こちらの記事では、どういったやり方なのか、どういう時に使うのか、また私たちが行ってよいのかに関しても詳しくご紹介させていただきたいと思います。
正しくは「臨・兵・闘・者・皆・陣・列・在・前」
おまじないとして効果をもたらすために、りんぴょうとうしゃかいじんれつざいぜんと全文を唱える必要があります。
また、これは儀式であるため、終わりの呪文も存在し、始まりから終わりまで一貫して行わないといけません。
加えて意味もなくこの儀式は行わないでください。神様の力をお借りする強い力を動かす儀式のため、行う人にもリスクが伴います。
神様から認められた方のみ、神様と直接関わる事が許されますが、一般の方は修行を積んでおらず、その資格が認められていないのです。
9つの言葉を使った呪文なので九字切り
りんぴょうとうしゃは、九字という言葉の通り、九字の言葉を使用した呪文です。
ではどういった護身術なのか、更に詳しくこの記事の中でご紹介していきたいます。やり方は伝わった後に複数の派生を辿っているため、1種類ではありません。
こちらでは、オーソドックスに有名な方法を取り上げてご紹介させていただきます。宗教それぞれでアレンジされたものがあるため、ご自身の宗教にあったものを行うようにしましょう。
りんぴょうとうしゃを使う九字護身法とは?
漢字九字を使用した九字護身法は、前述した九字の言葉を唱える護身法です。私たちの力ではなく、神様の力をお借りして、浄化を行うため、それなりのリスクを伴うとされています。
護身法だからといって、誰でも適当に使っていいものではなく、使用する際には注意点がありますので、後程ご紹介させていただきます。
悪魔祓いや浄化のために使用される
多くはアニメで使用されている通り、邪な心や悪い存在を追い払う効果があるとされています。一部ではおまじないのような効果であるとも言われています。
九字が最も有名ですが、使う文字が違ったり、1文字増えた十字の護身法も存在しているようです。また数が増えると、威力も増すという説もあります。
日本にはこういった古くから伝わる様々な儀式が存在します。こういったことに興味がある方も、まだ沢山存在しているのです。
西洋では、妖怪よりも悪魔という存在が古くから信仰されており、そのためおまじないにこの方法が取り入れられていたようです。
アジア発祥のこのおまじないが悪魔に使用されている風景が、ミスマッチだという声もあるかもしれませんが、公に伝わったわけではなく、西洋風の手が加えられたものになっていたに違いありません。
他にも海女さんが使用している魔除けであるドーマンセーマンも動画サイトなどで取り上げられ、現代では有名になっています。ドーマンセーマンの魔除けに関してはこちらの記事をご覧ください。
九字切りの呪文の意味とは?
中国から日本に伝わった、りんぴょうとうしゃ。昔、まだ日本に陰陽師や忍者という概念があった時代に伝わった護身法です。
そのためそういった時代を描いたアニメでは、りんぴょうとうしゃがよく使用されているという訳です。
九字という数が肝。臨む兵闘う者皆陣列べて前に在りという意です。中国では古くから感じそれぞれで意味を持つとされており、その仕来りが色濃く受け継がれているという事です。
また、文字数を1文字増やしたやり方も存在しており、よりも強力であると言われています。
りんぴょうとうしゃには種類がある!
古くに伝わった護身法であるりんぴょうとうしゃは、時代と共に様々な派生が生まれました。また西洋に伝わった際には、護身法よりもおまじないとしてその効果が広められていたようです。
ここでは九字を使用したりんぴょうとうしゃの種類についてご紹介させていただきたいと思います。
早九字護身法
右手一本で行えるりんぴょうとうしゃを使用した護身術として、緊急時に有効である九字切りです。右手は人差し指と中指を揃えて立てて空を切っていきます。
一字唱えるごとに横に5本、縦に4本、空を切ります。その後、呪文を唱えてますが、呪文を唱えないと儀式を途中でやめてしまうことになってしまうのです。