こちらも反論が存在し、実際のファフロツキーズではバケツをひっくり返したかの如く大量の魚が落ちるケースも確認されます。鳥がそれほどの量の魚をくわえるのは無理ですから、やはりこの仮説も無理がある模様。
仮説③飛行機から落とした説
更に原因の推測は加速し、飛行機が積んでいる荷物が落ちたとする説です。これなら前述の鳥の仮説にあった数量の問題は大量に運ぶ積み荷と考えてクリアできますから、候補の1つとして考えられます。
ファフロツキーズは、今もってその原因まで判明に至らない未知の超常現象です。飛行機の積み荷の落下ならどの飛行機から落ちたか分かりそうですが、それもハッキリと判明に至らないなら難しいです。
時間的問題も解決しない
更にそれに追い打ちをかけるかのように、実際のファフロツキーズでは驚いたことに数時間も跨いで上空から降り続けるケースもある模様。それほど大量に落とすなら飛行機も超巨大。やはり無理があるようです。
仮説④いたずら説
4点目は何者かがいたずらをした所為でとする原因の考察です。人の行動なら予測ができませんので、何を落とすのか、どれくらいの量を落とすのか、そして何処に落とすかのこれまでの原因の問題を解消し得ます。
少々こちらの原因が現実味を帯びてきた感がありますが、前述の問題をクリアする程に大々的に落とすのなら、実行犯が判明しそうなもの。そんな事例も確認はありませんから、これも非現実感が拭えません。
仮説⑤錯覚説
地上で生活し得る生物が落下したケースに限られますが、人の錯覚による要因の考察も存在します。つまり、察知できないレベルで急に急激に出現した生き物達が上空から来たかの如く錯覚する訳です。
蛙が振ったとする例を記述しましたが、自らが認知できない程の突発的な出現を考慮するなら何処から湧いたか予測できず、最終的に空からの落下だと結論付けてもそこまで可笑しい話ではない筈。
潰れた個体は無いけれど…
それほどの異常且つ急な出現なら誰かがどこを発生源としているか等分かるようなものですが、それも無し。更に空から落ちるなら間違いなくある落ちた事による潰れた個体も発見されない為、否定の声が多い位です。
仮説⑥瞬間移動説
最後の6点目はいささか非現実さの目立つ、瞬間移動が原因とする説です。唱える者によれば「超サルガッソー海」なる重力の存在し得ない場所に一旦移動。その場所に蓄積された物が一気に現実へ流れ込んでくるとか。
この説は超常現象に関する作家、チャールズ・フォート氏の唱えたものですが、大気圏上に存在すると言う前述の海の存在も不確かで、更にそこへ瞬間的に移動する術など人類はいまだ持ち得ていません。
ファフロツキーズでは何が降ってくる?事例まとめ
以上6つの考察される原因を記述しました。竜巻や飛行機の荷物の落下等ある程度現実的な原因も考察されてはいますが、それら含めどの仮説も原因にするには些か非現実さが表出し、結局ハッキリとはしていません。
そんな中で川や池等に生息する蛙、そして海も含め世界中に生息する魚が落ちた事例も確認されていますが、記述したものを含めファフロツキーズで落ちたモノとは何でしょう。その事例を記述します。
空から降ってきたもの①カエル
最初は仮説内でも落ちた事例を挙げた蛙です。実はファフロツキーズに関して落下物の中で最も多く割合を占めているのが蛙で、世界中でもその事例は多数確認されています。
例えば2019年現在からおよそ100年以上前になる1901年の7月、米国のミネソタ州で蛙が大量に発生した事例があります。それから一世紀が経過した今でもその原因はハッキリしていない模様。