花吐き病の真相を解明!原因や治療法、他の創作奇病やイラストも!

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あくまでも遊ぶために作られたもので、これもまた花吐き病のパロディ作品のひとつなのです。

診断メーカーはTwitterさえ始めていれば誰もが気軽に遊べるものなので、花吐き病の元ネタを知らない人がこの診断を行い、花吐き病について誤った認識を得ている可能性もあります。

意外と知らない!花吐き病の著作権はどうなっているの?

たくさんの人が気軽な気持ちで花吐き病のパロディ作品を創作していますが、著作権の問題はどうなっているのでしょうか。

パロディ作品を創作し公開する前に、著作権を侵害してしまった場合どうなってしまうのかをきちんと確認しておきましょう。

花吐き病の著作権①原作者が有する

当然のことながら、創作物の著作権はそれを生み出した原作者が所有しています。要するに花吐き病についての権利を保有しているのは、花吐き病の元ネタである花咲く乙女の作者です。

パロディ作品で同人誌を作って売るなどの利益を得た場合、もし原作者に訴えられてしまうと完全に敗北し、何かしらの賠償責任を負うことになります。

花吐き病の著作権②パロディ作品は作者の黙認で成り立っている

著作権の問題は、訴えれば勝てるはずの所有者に黙認されているのが事実です。

原作者サイドも、同人誌活動によって宣伝効果があることや未来の同業者が生まれることを知っているので、基本的には見逃してくれています。

ただしあまりにも莫大な利益が発生していることが発覚した場合や、企業や個人によっては訴えられてしまう可能性もあります。パロディ作品そのものが、大っぴらに推奨できないジャンルなのです。

花吐き病の他にも!創作奇病!

花吐き病の他にも、実在しない架空の奇病でパロディ作品の題材として人気のものがあります。創作界の間で流行している実在しない奇病をいくつか挙げていきます。

花吐き病と類似の架空の病気①星涙病

一つ目の実在しない奇病は、涙が星に変化するという星涙病です。花吐き病と同じく、片思いをこじらせることで発症します。治療法も同じく、相手と両想いになることです。

花吐き病との差異は、症状が進行する病気だということです。星涙病はやがて視細胞を損失し、色彩の感覚が消えてしまいます。さらに記憶障害を引き起こすこともあります。

花吐き病と類似の架空の病気②蝶々病

続いての実在しない奇病は、背中に蝶のような模様が浮き上がってくる蝶々病というものです。暗いところや狭いところで発症することが多く、クチナシの花から蜜を口にすると治ります。

蝶々病が悪化すると、そのまま我をなくして蝶になってしまいます。クチナシは初夏の花なので、季節によってはすぐに治療できない病気なのです。

花吐き病と類似の架空の病気③天使病

次にご紹介する実在しない奇病は、天使のような翼が生えてきてしまう天使病です。

空をも飛べる翼を授かれるのは良いことのように思えますが、患者の生命力を糧に大きさと美しさを増していく翼なので、患者が衰弱していくという症状があります。

美しくなればなるほど弱ってしまうという切なさをはらんだ病気です。

花吐き病と類似の架空の病気④花咲病

花吐き病と間違われやすい実在しない奇病があります。花咲き病といって、皮膚や体の中に植物がはびこってしまう病気です。原因は分からず治療法もない残酷な病気です。

最期はその命を養分として見事な花を咲かせるといいます。

花吐き病と類似の架空の病気⑤鉱石病

鉱石病という実在しない奇病は、体が徐々に鉱石に変化してしまうという病気です。全身が鉱石になってしまうと、呼吸ができなくなって最期を迎えます。

全身がきらきらと宝石のように輝く様が大変美しい病気ですが、似た症状の病気が実在するため、不謹慎ではないかという意見もあります。

こちらの記事には、実在する奇病・ハーレクイン魚鱗癬についてまとめてあります

実在しない奇病を取り扱う商業作品

花吐き病を世に広めた漫画の他にも、オリジナルの奇病をテーマにした商業作品は存在します。その中でも実に美しい作品だと評価された小説を一つ取り上げます。

「マレ・サカチのたったひとつの贈物」

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「マレ・サカチのたったひとつの贈物」は、出会いと別れをテーマにした小説。量子病という存在しない奇病を題材にしています。

空間をワープしてしまう量子病とは

量子病とは、自分の意向とは関係なく場所を移動してしまうという珍しい病です。いつどこにワープするのか予測できないため、この病気に侵された者の精神の疲弊は計り知れません。

特徴としては、必ず誰か人間の前にワープすることと、移動先には服や靴などの身に着けた物だけしか持っていけないことです。

物語のあらすじ

ごく普通の女性である坂知稀は、量子病のせいであちこちへ飛ばされ続ける人生を歩みます。その過酷な状況の中で、彼女は出会った先の人々と触れ合い、そして別れていくのです。

花吐き病のように作品の設定がパロディによく使われる作品

なにもパロディの題材として使われやすいのは、花吐き病やその他の実在しない奇病だけではありません。パロディ作品にも多様なジャンルがあるのです。

花吐き病と観用少女は間違いやすい

花吐き病となぜか混同されがちなのが、「観用少女」という漫画の設定です。

観用少女の設定は、幼い少女の姿をした生きた人形が、持ち主に愛情を与えられることで生き続けられるというもの。もちろん実在はしません。

愛情が足りないと植物のように枯れてしまうという点が、花吐き病と重なる部分があるのでしょうか。なにせよ、pixivに投稿されるイラストでは人気のパロディ設定の一つです。

ダブルパロディというジャンルがある

ダブルパロディというジャンルがあるのをご存知ですか?パロディにさらに他の作品のパロディを重ねる、二つの作品のパロディを併せ持つ作品のことです。

たとえは、作品Aのキャラクターのイラストを、作品Bの世界観や設定で描くことなどを指します。

花吐き病などの奇病や観用少女の設定は、ダブルパロディでよく使用される気風があります。

花の種類には花言葉が参考にされる

花吐き病のパロディ作品では、キャラクターが吐き出す花にこだわりを持って創作されます。吐き出す花の花言葉を意識した作品があるのです。

パロディ作品で取り上げられやすい花の種類について、花言葉をふまえて記載します。

薔薇

ダントツで人気なのは、赤い薔薇の花を吐き出す設定です。

薔薇全体の花言葉は「愛」「美」、赤い薔薇の花言葉は「あなたを愛しています」「情熱」「熱烈な恋」などがあります。情熱的でまっすぐな想いを象徴するときにぴったりの花です。

椿

椿も花吐き病の設定で人気の花の一つだと言えるでしょう。

椿全体の花言葉は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」、赤い椿の花言葉は「謙虚な美徳」。秘めた想いを抱えるキャラクターに似合いそうな花です。

クロッカス

クロッカスという紫色の可愛らしい花を取り上げた作品もあります。

クロッカス全体の花言葉は「青春の喜び」「切望」、紫のクロッカスの花言葉は「愛の公開」です。

積極的かつ前向きな気持ちで、ひたむきな恋をしているキャラクターらしい花です。

水仙

水仙を吐き出すキャラクターは、愛されたい願望が強い設定かもしれません。

水仙全体の花言葉は「自己愛」「神秘」、黄色の水仙の花言葉は「私の元へ帰って」。相手に振り返ってもらえない、または失恋してしまったキャラクターの神秘的な描写にぴったりです。

他の花の面白い花言葉を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

花吐き病はパロディに多用される架空の病気

花吐き病は実在しない架空の奇病ですが、その美しさから多くの創作作品の題材にされている人気の病気ネタです。

花吐き病という設定の裏に隠された作者の狙いなどを想像しながら作品を鑑賞すれば、より広く深くこのジャンルを楽しむことができるでしょう。