神戸児童連続殺傷事件「酒鬼薔薇聖斗」の母親とは
1997年、神戸市で男児の切断された首が学校の正門前に置かれるという凄惨な事件あり被害者は小学5年生でした。首を切断するという事件の犯人が中学生だと判明した際衝撃が起こりましたが、今回は犯人の母親に視点を当てて紹介していきます。他少年の犯罪に関する記事に興味がある方はこちらをご覧ください。
酒鬼薔薇聖斗の母親が出した手記「この子を産んで」
少年の逮捕からわずか2年後、少年の両親は「この子を産んで」という手記を出しています。事件後離婚をした両親ですが導入部分と犯行前後の様子を父親が書き、少年の生い立ちや成長過程を母親が手掛けています。
酒鬼薔薇聖斗と母親との母子関係
家族は5人家族となり少年は長男として生まれていますが、父親が仕事で2~3週間不在になることが多くまた年子で生まれた次男に父母の愛情は向けられてしまい、母親からの愛情はなくなってしまったといわれています。物心がついた時から母親には甘えさせてもらえなっかたようです。
酒鬼薔薇聖斗が作文で描く「母親」
小学生のとき、作文の課題では母親のことを「ふとんたたきをもって百たたきがでます」と書いていることから、母親から日常的に体罰を受けていた可能性があります。他の作文でも「ぼくもお母さんがいなかったらな。」と記載していることから幼いころから母親との確執があったことが伺えます。
噂される酒鬼薔薇聖斗母親の異常性
この中学生の男児がおこした事件は、母親の異常性が引き金になったと噂されているほどです。ここでは幼少期の母親の躾の様子や息子に対する関心の薄さなど、母親の様子を3つの項目に分けて紹介していきます。
酒鬼薔薇聖斗母親の以上に厳しい躾
父親が不在がちだったことから、しつけは母親が変わりとなっていたそうです。母親は年子の弟に愛情を移してしまい、少年は母親からの愛情が不足していたともいわれています。しかし、しつけには非常に厳しかったようで集団生活で困る事のないように幼い時から食事や片付けなど厳しく指導していたようです。
厳しい躾とは裏腹の無関心さ
厳しいしつけとは裏腹に,母親は酒鬼薔薇聖斗が動物を虐待しているのを咎めることがなかったそうです。部屋からはナイフ・斧など通常では落ち歩かない道具がみつかったこともありますが、少年が友達から預かった言われれば信じていたり、生き物を殺傷していたりしても見過ごしていたそうです。
PTAに熱心な表の顔
しつけには厳しい反面、当たり前のダメなことをしても咎めることなく見過ごしていた母親ですが、教育熱心で世話好きの一面あり、子供会の役員やあまり好んでやらないPTAの役員を引き受けていたそうです。
酒鬼薔薇聖斗母親の異常性から見る人物像
世間を震撼させた事件をおこしてしまった酒鬼薔薇聖斗ですが、根本的には母親の異常性や愛情不足により引き起こされた事件とも言われています。ここでは、酒鬼薔薇聖斗の母親の異常性から見える人物像を紹介していきます。
酒鬼薔薇聖斗母親の自己顕示欲
自己顕示欲とは、人に認められたといという人間が持っている当たり前の感情です。適応範囲ないであれば、コミュニケーションとして役に立ちますが、度が過ぎると人から嫌悪されてしまうこともあります。母親はこの自己顕示欲が強すぎたといわれています。
酒鬼薔薇聖斗母親に欠ける共感と同情
酒鬼薔薇聖斗の母親には世間一般からすれば理解できない面が多々あり、それは被害者家族に対してもあり共感性や同情などが欠落していると言われています。手記を出版した際の印税の行方、被害者遺族との損害賠償裁判での不可解な行動や言動があったそうです。
酒鬼薔薇聖斗母親が持つ自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害とは、自己愛の未熟性からなるそのままの自分を受け入れたり愛したりできないパーソナリティ障害です。特徴点は、自己の誇大化・他者からの評価の過敏さ・共感性の薄さの3つです。
母親は、PTAの役員を引き受けたりするなど自己顕示欲が強い箇所がある一方で、被害者家族に対する同情や共感性が薄さや裁判での言動などから、自己愛性パーソナリティ障害ではないかといわれています。
酒鬼薔薇聖斗を事件へと導く母親の子育て
母親のしつけのあり方が神戸連続殺傷事件につながったとも言われているこの事件ですが、このような事件を起こした母親のしつけとはどのような方法だったのでしょうか。項目に分けて紹介していきます。
酒鬼薔薇聖斗が恐怖する母親の体罰「百叩き」
長男だったことから、弟2人の見本になってほしいとゆう思いがあり母親はかなり厳しくしつけていたそうです。小学校で忘れものをした際に母親に叱られるから黙っていてほしいとお願いしたり、教師が近くにくると体をこわばらせたり、身構えたりしていたそうです。
作文では母親のことを「ま界の大ま王」を読んでおり必殺技は百叩きと書いています。小学3年の時に病院で叱りすぎからくる軽いノイローゼと診断されたこともあり、このことから日常的に暴力がありPTSDを患っていたとされます。
酒鬼薔薇聖斗の奇行に対する無関心
事件の数年前からナメクジなどの小動物や猫まで虐待の上殺害し解剖をしたりしています。母親は息子のこの行動を知っていたそうですが、咎めることなく見過ごしていました。普段の生活のしつけは厳しかった母親ですが、問題行動に関しては無関心でした。
少年に自分専用の部屋を与えていましたが、両親が部屋に入ってくることは滅多になくまた酒鬼薔薇聖斗が部屋に閉じこもっていても気にすることなく、昼間からカーテンを閉めていたり布団に潜り込む酒鬼薔薇聖斗に対して声をかけることもなかったそうです。
教師へ抗議するモンスターペアレント
酒鬼薔薇聖斗は小学校6年生の時に、当時小学3年生だった被害者をいじめていました。男児は知的発達障害があり、言葉を通してのコミュニケーションが上手くとれなかったそうです。この時母親は謝罪するのではなく、「仲の良かった友達お6年生になってクラスが離れたから寂しかった」と反論し謝罪はしていません。
問題行動が多かったため、付き合いを控えるよう1人の中学校の教師が生徒に忠告した際、母親に「僕をおかしいと思っている」と話したところ、母親は息子の言動や行動を棚に上げて教師へ謝罪を要求しています。
酒鬼薔薇聖斗理想の母親像は「祖母」
母親はしつけにとても厳しく酒鬼薔薇聖斗は愛情を受けていなっかったと感じています。母親に代わって愛情を注いでいたのは祖母でした。しつけに厳しい母親を祖母は何度かかばっていました。祖母にねだって犬を飼ってもらったりし祖母には甘えることもあり、祖母の言うことは聞いていたそうです。
酒鬼薔薇聖斗母親の常識では考えられない言動
今までは、母親の厳しいしつけや自己愛性などについてクローズアップしてきましたが、ここでは日本を驚愕させた殺傷事件をクローズアップし事件の際の母親の言動や行動などについてまとめて紹介していきます。
被害者「土師淳」くん宅でたまごっち
被害者である土師淳君が行方不明になったとき淳君の両親は警察に捜索願を出しご両親も付近の捜索をしようとしましたが、家に人が残る必要がありましたが、その際酒鬼薔薇聖斗の母親が留守番と電話番を自分から引き受けました。
本来ならば、家にいながら自分でも心当たりに連絡を取ったりするのが通常ですが、母親は事件当時に流行していた「たまごっち」をもって淳君宅に居座り息子の自慢話をしたり、たまごっちでゲームをしていました。あまりにも非常識な行動に見かねた淳君の親戚により追い出されています。
酒鬼薔薇聖斗母親「葬儀での無神経発言」
酒鬼薔薇聖斗の母親は被害者である淳君の葬儀が行われたときに、「難儀やな。最後なんやから顔ぐらいみたりいな」と発言しています。淳君のご遺体は、ひどい状態だったこともあり現実を受け止められず、母親は直視することができなっかたそうです。淳君の母親の気持ちを考えれば、通常であれば発言しない無神経な言葉です。
促されるまで被害者への謝罪なし
自分の子供が犯罪を犯してしまった場合、通常の親であれば被害者の遺族に即謝罪をするものです。しかし、酒鬼薔薇聖斗の母親は弁護士に促されるまで謝罪をしなかったそうです。また、淳君の遺族と淳君の前に犠牲になった女児の遺族に手紙を書いていますが、その内容はあまりにも事務的なもので文章は被害者の名前以外は全て同じ文章でした。
サングラスかけたままの謝罪
被害者遺族への母親の謝罪の方法は遺族側からすれば、不快なものでした。通常であれば遺族の目をみて謝罪するところを被害者の女児の遺族のもとへ謝罪に行った際、母親はサングラスを外さずにそのまま土下座しました。遺族に指摘されて初めてサングラスを外したそうです。
謝罪をした・土下座をしたというだけではもちろん被害者遺族へ償いをしたことにはなりません。もちろんサングラスをしたままの謝罪など遺族は到底受け入れるものではなく、被害者遺族だけでなく世間からも非常識であるといわれても仕方ありません。
酒鬼薔薇聖斗母親の被害者面
酒鬼薔薇聖斗の両親は殺害された男児と女児、その家族だけでなく自分たちも被害者だとの態度をとっています。両親はもちろん被害者ではなく加害者家族です。ここではどのような被害者意識があるのかに重点をおき紹介していきます。