「ブルーボトルのあいつ」に対して揶揄や馬鹿にする人たちがいる中で、様々な称賛する声や、鋼の心を持っている、という声も多く出ています。あいつについて具体的にどの様な反応があるのか解説します。
メンタルが強いという声
普通であればさらっとカッコつけながら意識高い系のセリフを言う人が知ったかぶりをしている結果となってしまったら恥ずかしくてなかった事にしようとします。しかし松村太郎さんは逆に堂々としています。
アカウントに鍵をかけず、意識高い系の該当するツイートを削除することもなく、むしろ発信し続けています。その為、「あいつは逃げない、強い」と言われある意味で称賛されるようになりました。
サジェストに出てくるのを面白がる人も
ブルーボトルでサーチしてあいつが上部に出てくる光景を面白がられています。「ブルーボトルのあいつ」というこの言葉だけで誰の事なのかがわかるということも、わかる人にとって滑稽に面白く感じるのが更に知らない人の気を引いて話題を呼ぶポイントであります。強者だと「あいつ」という言葉だけでブルーボトルのことだとわかる人もいます!
素晴らしいキャッチコピーと賞賛の声も
たくさん揶揄されたり、馬鹿にされて炎上している一方で、「あいつ文才ある」と称賛する声も2ちゃんねるやTwitterで話題になっています。これだけ短いつぶやきの中で読み手に対していくらでも意識高い系の想像を膨らます事ができることがすごい、という反応もあります。
ブルーボトルのあいつは本当に意識高い系なのか
ブルーボトルのあいつに対して多くの人から意識高い系、と嘲笑われていますが本当にそうなのか、西海岸でコーヒーを啜っていそうなあいつについて解説していきます。
そもそも意識高い系とは?
そもそも意識高い「系」という言葉は、自分の実力に対して伴っていない過剰表現であったり、壮大に良く見せつけようとしている人を指します。胡散臭いイメージです。意識が高い人は目標を見据え、結果にしっかりコミットします。その為意識高い系とは言いません。
松村氏の経歴は意識高い系ではない?本当にすごい人
ウィキペディアでも公開されている松村太郎さんの経歴を見ると、高校や大学、大学院と慶応出身で、教育や学習などのラーニングシステムやアプリを開発する会社の取締役の肩書を持ちます。意識高い系を気取っている訳ではなく本当にすごい人なのです。
過剰なアピールが意識高い系と見られる
ブルーボトルのあいつのように有名な大学を出て経歴が素晴らしくても、わざわざかっこつけて「自分はいつも西海岸でコーヒーを飲んでいる成功者である」などの「過剰なまでに自分をアピールしている」という様に聞く人たちに捉えられてしまうような発言をすると自然と意識高い系というカテゴリに入れられてしまいます。
これで結果が伴っていない口先だけのあいつであれば、本物の意識高い系として馬鹿にされ、称賛してくれません。
日本進出するも、失敗した海外企業!
ブルーボトルコーヒーは「ブルーボトルのあいつ」の影響は受けずに日本での店舗数を順調に増やしていますが、一方で日本への進出してもうまくいかずに撤退してしまった、という事例ももちろんあります。考え方や風習のミスマッチなども原因です。2社ご紹介します!
TESCO(テスコ)
テスコはイギリスを拠点に置く小売業のお店です。世界ランク4位の有名な小売店で規模としては年間7兆円と言われています!関東を中心に129店舗を展開していましたが、そもそも日本とイギリスの風潮が合わなく撤退となりました。
失敗の原因
本拠地であるイギリスでは顧客管理システムやプライベートブランドの確立に成功しました。イギリスなどではクレジットカードで買い物の決済を行うお客さんが多く、決済通知と合わせて顧客のニーズにあったクーポン券を配布する仕組みで儲かっていました。
反対に日本では現金で購入する風習が根強かった為に定着せず、日本から撤退を決定し中国や韓国での成長を目指すとのことです。
ハーゲンダッツ
スーパーやコンビニで様々なフレーバーアイスを展開するちょっとリッチなアイスといえばハーゲンダッツです。実は日本で直営店を開いていましたが、撤退することになり、「あのハーゲンダッツがなぜ。。。」と多くの悲しみの声が広がりました。
失敗の原因
撤退の理由として公開されているのが「日本でのブランド認知が広がり、目的を達成したため」としていますが、実は様々な説が考察されています。それが利益率の悪化です。人件費がだんだんと上がり、利益率の大きな下落に影響したと言われています。既にハーゲンダッツに対しては知名度も上がっていたため、人件費のかからないスーパーやコンビニに卸す方が直営店を経営していくよりも効率的、と考えられ撤退をする運びとなりました。
ブルーボトルのあいつには不思議な魅力がある
「ブルーボトルのあいつ」と呼ばれる松村太郎さんの呟きは何気ないつぶやきなはずでした。短い文章に込められた意識が高いその完成度から注目されてしまいました。他のお客さんやブルーボトルが気になる人にとっては、「自分もブルーボトルのように思われてしまう」と、悪く捉えてしまう人も、逆に称賛して良いと捉えた人もいます。様々な人に強い印象を与え、不思議な魅力が感じられます。いろいろな意味でこのツイートは名文だったのではないでしょうか?
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