ジョンゲイシーは33人殺害の恐怖のピエロ!殺人鬼の壮絶な生い立ち

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犠牲者の年齢については、最年少の者は9歳で、最年長者は20歳の元海兵ととても幅が広かったです。33人中、状態が悪すぎて身元がわからなくなってしまっている遺体が9体ありました。

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また、前述で述べた川に捨てられて遺体に関しては、具体的に4体となっております。犠牲者の多くは男娼の者で、ジョンゲイシーの会社で関わる者が多く含まれていました。

ちなみに、家宅捜査のきっかけとなった行方不明の少年であるロバートの年齢は15歳でした。

ジョンゲイシーの裁判の内容と判決は?

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数々の殺人を犯して、ようやく逮捕されたジョンゲイシーですが、裁判ではどのような判決を受けたでしょうか。

また、ジョンゲイシーは裁判の場で驚くべきことを主張し始めました。さらに、拘束されてからも再び殺人を犯そうと試みました。生粋の殺人鬼であるようなエピソードもありますので是非ご覧ください。

ジョンゲイシーは終身刑21回、死刑12回の判決が下された

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後述で詳しくのべますが、最期の最期まで悪あがきを続けてなんとか、刑を免れようとしました。しかし、最終的には12回に及ぶ死刑判決を言い渡されて、終身判決も21回ほど下されることになりました。

ジョンゲイシー自身が所有する億を超える資産を駆使して、20回を超える上訴をしたり、模範囚のようにふるまったり、時には陰謀によって自身を亡き者にしようとしている者がいるなどの説をほのめかしたりしました。

次にさらにどんな悪あがきを展開していったのかより詳しく見ていきましょう。

ジョンゲイシーは多重人格者説を主張!

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とくにかく死刑になることを免れることに躍起になっていたジョンゲイシーは、多重人格者を装うことを試みました。逮捕後に、精神の鑑定を受けるためにシカゴにある精神病院につれていかれることになります。

その時、自身の中に4人の人格が潜んでいて、そのうちの一人が犯行に及んでいたと主張し始めました。

当時、多重人格者で有名な「ビリー・ミリガン」が話題になっており、それに便乗して多重人格者を装って死罪にならないようにしようとしたのではないかと言われています。

しかし、ジョンゲイシーの再三による多重人格の主張は却下されて、偽りの病だと判断されて有罪判決になりました。

ジョンゲイシーは自分で自分の弁護士を務めた?!

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以前も法に関わっていたこともあってか、自らの弁護をセルフで行おうとしていました。冤罪を理由に再審請求をして、裁判をできるかぎり延長させることに努めました。

刑務所の中でも、テレビジョンの取材にも積極的に応じて、アーティストや哲学者のようにふるまったり、罪を反省するどころか、いかに少年を殺すことが楽しいのかということを自慢げに語っていたそうです。

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世の人々の怒りはさらに増していき、死刑執行を求める声が次第に大きくなっていきました。

ただ、死刑を逃れるためとはいえ、ここまでずうずうしくパフォーマンスを広げるジョンゲイシーに対して各種専門家たちは興味を抱き、たくさんの論文が生み出されることになりました。

ジョンゲイシーが面会に来た少年に暴行未遂!死刑確定に

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専門家だけでなく、一般の人々の間でも興味を抱いた人は少なからずいました。その中の一人、18歳のジェイソン少年はジョンゲイシーに手紙を送っていました。

当時は情報管理が甘い世の中だったので、ジョンゲイシーはジェイソンの連絡先を手に入れて、電話で交流するようになりました。

ジョンゲイシーは、彼の興味を引くようなことを巧みに言って、面会する機会をつくることに成功しました。そこで、看守の目を盗んで、隠しカメラの死角になるところにロケートして、少年を暴行しました。

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少年の服を脱がせようとした時に、看守が発見して、間一髪少年は救われました。ただ、この行動が決め手となり、ジョンゲイシーは死刑の道が確実なものとなっていきました。

暴行未遂を受けた少年のその後

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ジェイソンは、昔から他の服役囚ともコンタクトをとっており、囚人たちの深い所に潜む心理的なものを探るのが趣味だったそうです。

そうして、ジョンゲイシーとの一件以来、シリアルキラーの心理に関する本を著し、犯罪の被害者の弁護をやるようになりました。しかし、2006年に自身の家で自殺をして、生涯を閉じました。

ジョンゲイシーの死刑執行の様子とは?

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最期の食事となったのは、自身ともゆかりのあったKFCのチキンと、10本以上のエビフライ、フライドポテトとストロベリー、それに飲み物はダイエットコークでした。

食事後に薬物を注入されて死刑が行われました。しかし、7分程度で死に至るはずの処刑が、薬の不具合によって20分もの間苦しむことになり、最終的には死亡しました。

最期の言葉となったのは、どういう意味でいったのか「消え失せろ」と一言発したそうです。

ジョンゲイシーは画家としても有名!獄中の絵画が高値で取引

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たまに犯罪者の中で獄中で絵を描く者がいますが、その中でも特に有名な人物の一人です。ただ、皮肉なことに彼の絵はとてもマニアの間で人気があり、展覧会まで催されたこともあります。

なんと世界的に有名な俳優であるジョニー・デップまで、ジョンゲイシーの絵を持っていました。ジョニーはどんな目論見で彼の絵画を手に入れたのでしょうか。

ジョンゲイシーが獄中で描いた絵が連続殺人鬼マニアに人気!

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実は大半の絵は、犠牲者たちのご遺族の手によって燃やされました。しかし、皮肉なことに希少性が高くなったことで、マニアの間では現存する彼のの絵画はとても価値が高くなってしまいました。

ただ、これは燃やしていなくても、稀代のシリアルキラーの絵画だけあって、どちらにしてもそれなりに価値がついていたとも言えます。

ジョンゲイシーの絵の展覧会も開かれている

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なんと1980年代から絵画の展示は行われ、公の場では金銭的な営利目的ではなく、人の生活に喜びをもたらす目的で開いていると、堂々と言及していました。

こんなことを平気で言ってのける、彼の精神には恐怖を覚えざるをえません。

人のステータスや上っ面の言動だけでは、本当の人物像を掴むことは非常に困難だということを改めて実感させられます。

ジョンゲイシーの絵画所持者はジョニーデップなどの著名人も

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いろんな道化の役をこなしている俳優ですが、実はピエロ恐怖症を持っていました。アメリカでは、とても深刻な恐怖症の一つで、ジョニーもそれに悩まされている一人でした。

特にピエロのスマイルに対して恐怖を抱いていたようで、笑顔の側面には暗闇が潜んでいるといったような恐ろしさを感じていたようです。

そこで克服するためにジョンゲイシーの絵画を手に入れたそうです。現在では幸いにも、ピエロ恐怖症を克服したそうです。

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どうやら自身に娘ができた時点で、オーバーカムできたみたいです。娘がリアルな真のスマイルを提供してくれたと語っていました。

華やかな芸能の世界に身をおいているデップにとって、本当の笑顔とはなにかというのが見えなくなってしまっていたのかもしれませんね。

ジョンゲイシーがモデル?!ホラー作品「IT」とは

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殺人ピエロが題材になっている映画の代表的なものと言えば「IT」がありますが皆さんはご存知でしょうか。

実は「IT」に出てくる「ペニーワイズ」のモデルになっている人物は、キラークラウンと呼ばれた、恐るべきシリアルキラーであるジョンゲイシーに他なりません。

ジョンゲイシーをモデルとした長編小説「IT」

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(字幕版)

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殺人ピエロに対峙する子供たちの話が「IT」という作品の根幹なのですが、ジョンゲイジーの実際の事件とは違い、少年少女たちの友情シーンも見どころの一つとなっています。

「IT」はスティーブ・キング氏の作品のなかでもかなりの長編ものとなっています。いじめられっ子が集まってできたチーム「負け犬クラブ」を中心に物語が進みます。

このチームが子供の時と、大人の時代に二度「IT」と対決するというストーリーとなっています。

大人になってからは「IT」の呪いのせいで、メンバー全員が子供を有していません。そんな中「IT」の再襲来を恐れてメンバーの内ひとりが自殺をしてしまいます。

そして、再び残されたメンバーは「IT」に立ち向かうことを決意するといった形でストーリーが進みます。ご興味のある方は、是非「IT」をご覧になってみてはいかがでしょうか。

ジョンゲイシーがモデルのピエロ「ペニーワイズ」とは?

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「IT」の作中で殺人鬼として登場するペニーワイズですが、ジョンゲイシーと同じように子供たちを誘惑し、襲っていきます。

「IT」の設定では、ペニーワイズという存在は、子供たちにしか見えない存在です。これは、事なかれ主義のような大人には見えないということを示唆しているように「IT」の中では演出されています。

言い換えると、何か起こっても見て見ぬふりをしている大人たちを表現しているようにも見えます。

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ジョンゲイシーの件も連続殺人が行われているにも関わらず、地元の有力者ということもありなかなか捜査が進まないことにも遠からず似ているような展開とも言えます。

恐ろしい存在がいるにも関わらず、誰もその存在を押さえつけることができないという点では、両者は似たような位置づけにある怪物にも見えます。

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「IT」では、「負け犬クラブ」の面々が大人になってもペニーワイズが見えるという、展開が待っています。

どうやら「IT」では、子供を持っていない人々は大人になりきれていないという形で解釈されているようです。ただ、90年版の「IT」ではそのあたりはしっかりとした法則に則っているわけでないようです。

ジョンゲイシーが遺した言葉

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死の際以外にも、衝撃的なフレーズを残し世を後にしました。

みなさんはこの言葉を聞いて何を思うでしょうか。殺人鬼の心理や言動なんて理解したくないという方もいるとは思いますが、この言動には殺人鬼の心理や考え方がとても表れているようにも見えます。

ジョンゲイシーの言葉「ピエロになれば人殺しなんて簡単さ」

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多重人格を主張したアイディアも、ここから生み出されたのかもしれません。犯行を行う上でピエロになりきることによって、日常と非日常の心のコントロールを保っていたとも考えられます。

表の顔は評判の良い地元の名士、裏の顔はたくさんの死体と一緒に暮らす残酷なシリアルキラー、この二つのキャラクターを器用に共存させるにはピエロというスイッチが必要だったのかもしれません。

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また、ピエロになりきっている時が、自身の一番の安らぎとなっているとも発言しております。

ピエロに変身することは、しがらみとは関係ない、何にも囚われない世界を自己に作り出し、殺人を犯すことを容易にしていたとも言えます。

ジョンゲイシーから伺えるシリアルキラーの共通点

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殺人を連続して犯すものには、何らかの共通点のようなものが潜んでいるのでしょうか。

実際シリアルキラーにも多種多様なタイプがいますが、キラークラウンと同じように、主に快楽的な殺人者にクローズアップして迫っていきます。

ジョンゲイジーの半生から鑑みて、怪物になってしまった人間たちの原因にはどのような点があるか、ここでは4点に絞って考察していきます。

シリアルキラー共通点①親からの虐待

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特に連続殺人犯に見られる傾向の一つに小さい頃に親から虐待を受けていたケースは非常に多いです。虐待の種類は、物理的な攻撃、ネグレクトなどの精神的な攻撃などが多いです。

親からのシツケという名目の気まぐれで、理不尽な暴力を受けています。しかも、家族という小さいコミュニティの中で、逃れようのない暴力にたびたびさらされることによって精神が蝕まれていきます。

子供の場合ただ無視されただけでも、大きな発育不全が起こる可能性があるので、さらにひどい虐待を受けた場合の影響は計り知れないです。

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そして、このような環境が正常だと思い込むようにもなり、成人してからも周りと気持ちを共感しあうことができにくくなります。

虐待は社会への適応能力を奪い、成長し仕事に従事するようになっても続かいないケースも多いです。

ただ、中にはジョンゲイジーのように表向きは仕事でも成功を収めていて、見本のような人間になっているモンスターのような人間も存在します。

シリアルキラー共通点②殺人に快楽を見出す

最初のうちは単なる同性愛を楽しむ方向で、過ごしていただけなのかもしれません。

しかし、勘違いによる殺人を犯してしまったことで、精神的な何かが外れてしまってからか、殺人で快感をえるようになってしまいました。

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それまで、男色的な趣向をもつ人物だったのですが、そこに殺人が加わることによって大きく社会から逸脱した化け物に変貌してしまいました。

快楽殺人者には、殺した後も遺体を傷つたりネクロサディストと言われる者もいます。その代表的な人物にアンドレイ・チカチーロというモンスターがいますが皆さんはご存知でしょうか。

彼は女性を主に狙った偏執的なシリアルキラーとして世界的に有名です。もしご関心がおありの方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

シリアルキラー共通点③ターゲットに拘りがある

連続殺人を行う者でも特に、ターゲットに拘りを持った人物でした。若い人間でかつ男子だけを狙って殺すという、偏執的な同性愛者でした。

父親に男らしくあれと虐待を続けられていたのが、さらに歪んで彼の精神構造を構築していったのでしょうか。かといって、結婚をして子供までいて表面上は、ノーマルな人間のように暮らしていました。

行方不明になる人物は決まって若い男性だったのですが、それでも捕まることなく犯行を繰り返すことができたのは、余程狡猾に足がつかないようにしていたのでしょうか。

シリアルキラー共通点④頭部の傷

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多くの連続殺人鬼の脳は、大多数の人々と違う状態をしているという話があります。ジョンゲイジーも例にもれず、頭部に傷を小さい頃負っていました。

父親に殴られたことでできた頭部の損傷が原因で、ジョンゲイジーはたびたび失神を起こすようになりました。

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また、女性と性交を試みた時に失神をして失敗してしまったことについて、父親からバカにもされていました。多感な時期にそのような経験をしたジョンゲイジーの心はとても大きなダメージを受けたと言えます。

このあたりが同性愛者となっていったことに影響しているのでしょうか。

異常殺人者達に関する書籍

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ジョンゲイシーを初め世界にはたくさんの連続殺人鬼が存在しますが、より詳しく知りたいと思った方もいるのではないでしょうか。

ここでは、シリアルキラー達に関する本で、ジョンゲイシーについて触れてるものについて厳選して選んでみました。

シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実

シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実-

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この本のまず面白い所は、古代ローマの残虐な行いから、現代の殺人者たちのことまで述べているというところです。殺しの歴史的な流れを考えながら、考察している点も興味深い一冊です。

吸血鬼として伝説になったものから、シリアルキラーという言葉の所以にあたるテッド・バンディ、もちろんジョンゲイシーについてもあますことなく紹介している本です。

著者の見地から、なぜ犯行にいったいったのかを解説していきます。ただ、グロい画像もいくつか掲載されていますので、苦手な方はご覧になるのに注意が必要です。

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そして誰でもそうですが、殺されたくないなと思う方は必見のコーナーも設けられています。

どのようにしてシリアルキラーの魔の手から生き延びるかについて語られていて、しかもシリアルキラーである人間からのアドバイスまで載っています。

実際大概の人にはその部分のインフォメーションが一番実用的で、欲しいところかもしれません。このような形で、殺人者についていろいろ語られている本は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

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若い男性だけを狙った同性愛の果てに殺しに走る者、中には血を飲む者、ばらばらにした遺体と性行為にふける者など常軌を逸した行為を行う、シリアルキラーたちの根底には何があるのかについて、迫っていく本です。

さまざまな奇妙な事件を解決に導いただけでなく、「羊たちの沈黙」、「X-ファイル」などの名作のモデルとなった人物による、異常者たちの心理を探求するノンフィクションの書籍です。

もちろんジョンゲイシーだけでなく幾人もの有名なシリアルキラーたちについても触れていて、各々とても詳しく生い立ちなども書かれていて、著者の鋭い切り口で考察がなされています。

プロファイリングというものの凄さを感じざるをえない名著で、これをご覧になれば凶悪犯罪のメカニズムについてより深く知ることができます。

日本のバンドがジョンゲイシーの曲を作っている?

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オジー・オズボーンが所属していたことで有名なバンドである「ブラックサバス」にかなり影響を受けたバンドで「チャーチ・オブ・ミザリー」という日本のバンドがあります。

彼らの作品の多くは連続殺人犯たちに関する曲が多いことで知られています。また、アルバムのタイトルやジャケットに関してはさまざまなところからのパロディ的なものが多いです。

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今まで、ジョンゲイシーを初め、テッド・バンディ、ジェフリー・ダーマー、アンドレイ・チカチーロ、アルバート・フィッシュといった有名な殺人鬼たちを取り上げてきました。

ジャンルとしては、ヘヴィーメタルの一種であるドゥームメタルというものになり、高速の音楽が多いメタルにおいて、テンポがスローでぐったりとした印象を与える音楽となっております。

Master of Brutality

Master of Brutality

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アルバムタイトルは、サバスの「マスター・オブ・リアリティ」を文字っています。特にジョンゲイシーが表立って象徴のように掲げられているアルバムとなっております。

ジョンゲイシーを扱った曲は、このアルバムと同名の曲で、重苦しくけだるい感じの中にも、ブラックサバスの雰囲気を踏襲しているようなフレバーを感じます。

また、アルバムジャケットだけでなく、ブックレットにもジョンゲイシーの写真や絵画が掲載されています。裏表紙には、ピエロのポゴの絵が載っています。

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やはり、同性愛的な嗜好を持つ連続殺人鬼で、かつキラークラウンと呼ばれていたのは相当なインパクトがあったので、彼を中心に置いてアルバムが作成されたのでしょうか。

アルバム中でモチーフとなっている他の人物にはエドモンド・ケンパー、ピーター・サトクリフ、ハーバート・マリン、ゲイリー・リッジウエイなどが取り上げられています。

ジョンゲイシー絡みのグッズまで販売している

Church Of Misery (チャーチ・オブ・ミザリー) パーカー/Gacy - ブラック-XL

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チャーチ・オブ・ミザリーのオフィシャル・グッツとして、プルオーバーのパーカーが販売されています。

服の中央には、ピエロに扮したジョンゲイシーらしき絵が描かれているデザインで、アメリカ合衆国のシカゴでこれを着用するのは非常に危険な可能性があります。

ジョンゲイシーは33人もの殺害を犯したキラークラウン!

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「IT」でも参考にされた、同性愛的嗜好の殺人ピエロの過去には、心が荒むには十分な生い立ちが秘められていました。

優秀なビジネスマンでもあり、絵画まで描くこともできる多彩な人物でありましたが、自身の力の使い方は社会には到底そぐわない方向に向かっていきました。

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多くの少年たちを毒牙にかけて、さらにいったん希望を与えてから、一変して絶望へ急降下させる殺し経緯には吐き気がするばかりです。

確かに生い立ちについては、とても苦しくつらい境遇だったと言えますが、かと言って罪もない人々を次々と殺す理由にはなりません。

一見人格者に見える人物でも、一皮むけば恐ろしい人物が潜んでいる可能性があることをこの事件は教えてくれました。

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