ジョンゲイシーは33人殺害の恐怖のピエロ!殺人鬼の壮絶な生い立ち

しかし、勘違いによる殺人を犯してしまったことで、精神的な何かが外れてしまってからか、殺人で快感をえるようになってしまいました。

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それまで、男色的な趣向をもつ人物だったのですが、そこに殺人が加わることによって大きく社会から逸脱した化け物に変貌してしまいました。

快楽殺人者には、殺した後も遺体を傷つたりネクロサディストと言われる者もいます。その代表的な人物にアンドレイ・チカチーロというモンスターがいますが皆さんはご存知でしょうか。

彼は女性を主に狙った偏執的なシリアルキラーとして世界的に有名です。もしご関心がおありの方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。

シリアルキラー共通点③ターゲットに拘りがある

連続殺人を行う者でも特に、ターゲットに拘りを持った人物でした。若い人間でかつ男子だけを狙って殺すという、偏執的な同性愛者でした。

父親に男らしくあれと虐待を続けられていたのが、さらに歪んで彼の精神構造を構築していったのでしょうか。かといって、結婚をして子供までいて表面上は、ノーマルな人間のように暮らしていました。

行方不明になる人物は決まって若い男性だったのですが、それでも捕まることなく犯行を繰り返すことができたのは、余程狡猾に足がつかないようにしていたのでしょうか。

シリアルキラー共通点④頭部の傷

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多くの連続殺人鬼の脳は、大多数の人々と違う状態をしているという話があります。ジョンゲイジーも例にもれず、頭部に傷を小さい頃負っていました。

父親に殴られたことでできた頭部の損傷が原因で、ジョンゲイジーはたびたび失神を起こすようになりました。

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また、女性と性交を試みた時に失神をして失敗してしまったことについて、父親からバカにもされていました。多感な時期にそのような経験をしたジョンゲイジーの心はとても大きなダメージを受けたと言えます。

このあたりが同性愛者となっていったことに影響しているのでしょうか。

異常殺人者達に関する書籍

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ジョンゲイシーを初め世界にはたくさんの連続殺人鬼が存在しますが、より詳しく知りたいと思った方もいるのではないでしょうか。

ここでは、シリアルキラー達に関する本で、ジョンゲイシーについて触れてるものについて厳選して選んでみました。

シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実

シリアルキラーズ -プロファイリングがあきらかにする異常殺人者たちの真実-

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この本のまず面白い所は、古代ローマの残虐な行いから、現代の殺人者たちのことまで述べているというところです。殺しの歴史的な流れを考えながら、考察している点も興味深い一冊です。

吸血鬼として伝説になったものから、シリアルキラーという言葉の所以にあたるテッド・バンディ、もちろんジョンゲイシーについてもあますことなく紹介している本です。

著者の見地から、なぜ犯行にいったいったのかを解説していきます。ただ、グロい画像もいくつか掲載されていますので、苦手な方はご覧になるのに注意が必要です。

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そして誰でもそうですが、殺されたくないなと思う方は必見のコーナーも設けられています。

どのようにしてシリアルキラーの魔の手から生き延びるかについて語られていて、しかもシリアルキラーである人間からのアドバイスまで載っています。

実際大概の人にはその部分のインフォメーションが一番実用的で、欲しいところかもしれません。このような形で、殺人者についていろいろ語られている本は、なかなか珍しいのではないでしょうか。

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記

FBI心理分析官―異常殺人者たちの素顔に迫る衝撃の手記 (ハヤカワ文庫NF)

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若い男性だけを狙った同性愛の果てに殺しに走る者、中には血を飲む者、ばらばらにした遺体と性行為にふける者など常軌を逸した行為を行う、シリアルキラーたちの根底には何があるのかについて、迫っていく本です。

さまざまな奇妙な事件を解決に導いただけでなく、「羊たちの沈黙」、「X-ファイル」などの名作のモデルとなった人物による、異常者たちの心理を探求するノンフィクションの書籍です。

もちろんジョンゲイシーだけでなく幾人もの有名なシリアルキラーたちについても触れていて、各々とても詳しく生い立ちなども書かれていて、著者の鋭い切り口で考察がなされています。

プロファイリングというものの凄さを感じざるをえない名著で、これをご覧になれば凶悪犯罪のメカニズムについてより深く知ることができます。

日本のバンドがジョンゲイシーの曲を作っている?

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オジー・オズボーンが所属していたことで有名なバンドである「ブラックサバス」にかなり影響を受けたバンドで「チャーチ・オブ・ミザリー」という日本のバンドがあります。

彼らの作品の多くは連続殺人犯たちに関する曲が多いことで知られています。また、アルバムのタイトルやジャケットに関してはさまざまなところからのパロディ的なものが多いです。

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今まで、ジョンゲイシーを初め、テッド・バンディ、ジェフリー・ダーマー、アンドレイ・チカチーロ、アルバート・フィッシュといった有名な殺人鬼たちを取り上げてきました。

ジャンルとしては、ヘヴィーメタルの一種であるドゥームメタルというものになり、高速の音楽が多いメタルにおいて、テンポがスローでぐったりとした印象を与える音楽となっております。

Master of Brutality

Master of Brutality

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アルバムタイトルは、サバスの「マスター・オブ・リアリティ」を文字っています。特にジョンゲイシーが表立って象徴のように掲げられているアルバムとなっております。

ジョンゲイシーを扱った曲は、このアルバムと同名の曲で、重苦しくけだるい感じの中にも、ブラックサバスの雰囲気を踏襲しているようなフレバーを感じます。

また、アルバムジャケットだけでなく、ブックレットにもジョンゲイシーの写真や絵画が掲載されています。裏表紙には、ピエロのポゴの絵が載っています。

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やはり、同性愛的な嗜好を持つ連続殺人鬼で、かつキラークラウンと呼ばれていたのは相当なインパクトがあったので、彼を中心に置いてアルバムが作成されたのでしょうか。

アルバム中でモチーフとなっている他の人物にはエドモンド・ケンパー、ピーター・サトクリフ、ハーバート・マリン、ゲイリー・リッジウエイなどが取り上げられています。

ジョンゲイシー絡みのグッズまで販売している

Church Of Misery (チャーチ・オブ・ミザリー) パーカー/Gacy - ブラック-XL

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チャーチ・オブ・ミザリーのオフィシャル・グッツとして、プルオーバーのパーカーが販売されています。

服の中央には、ピエロに扮したジョンゲイシーらしき絵が描かれているデザインで、アメリカ合衆国のシカゴでこれを着用するのは非常に危険な可能性があります。

ジョンゲイシーは33人もの殺害を犯したキラークラウン!

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「IT」でも参考にされた、同性愛的嗜好の殺人ピエロの過去には、心が荒むには十分な生い立ちが秘められていました。

優秀なビジネスマンでもあり、絵画まで描くこともできる多彩な人物でありましたが、自身の力の使い方は社会には到底そぐわない方向に向かっていきました。

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多くの少年たちを毒牙にかけて、さらにいったん希望を与えてから、一変して絶望へ急降下させる殺し経緯には吐き気がするばかりです。

確かに生い立ちについては、とても苦しくつらい境遇だったと言えますが、かと言って罪もない人々を次々と殺す理由にはなりません。

一見人格者に見える人物でも、一皮むけば恐ろしい人物が潜んでいる可能性があることをこの事件は教えてくれました。

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