東京喰種の月山習とは?変態だけど憎めない性格や名セリフまとめ

欲望というのは恐ろしいもので、一度箍が外れるとそれを抑え込むのは自分自身では無理になってしまうのでしょう。主人公の友人の恋人を攫うなど常軌を逸しています。

この時の戦いで月山習は息絶えたかと思われていましたが、この時自分食いを実行しています。自分食いを実行したことにより命の危機を脱します。少しは自分の行いを反省するかと思われていましたが、むしろ願望は強くなりいつでも食べる機会を伺うことになります。

金木研を喰うために「あんていく」と協力

仲間意識を持っていない月山習になりますが、自分達のように人の肉を食材としている種にとって人間は敵でありまた、同種の中にも見境なく人を襲う者たちもいました。

金木は非常に好戦的なグールの一団に捕まることになりますが、月山習は自分の下心から他の連中と救出したいという考えの一致により、協力関係を置くことになりました。

食べたいという下心はありましたが、その考えだけであれば他の連中が救出するのを待てばよかったのですが、一緒に助けに行くことを選択したところにも月山習のいいやつの設定が表された部分です。

金木研の血がついたハンカチを保存している

ある野望を月山習は持っていますが、ある時にハンカチで金木の血を付着させたことがあり洗濯や処分をせずにそのまま所持していますが、これを保存袋に入れて大切に保管していることから、金木に変態呼びをされ冷たい視線を向けられることもしばしばありました。

好きな人の者を所持していたいという願望はストーカー気質の人によくある行動になりますが、月山習も金木の血の付いたハンカチを所持し大切に保管していることから、月山習には少しストーカー気質があるのかもしれません。

この点に関してはいいやつの様子は一つもなく、月山習の変態の様子が一瞬でわかる場面になり、周囲から変態と軽蔑されても致し方のないことでしょう。

アオギリ脱出後は金木研と行動を共にする

助け出した後は、欲望の為金木たちの味方に着くことになりますが、1度友人の恋人を卑怯な手を使って誘拐したたため、金木の信用はなかなか得ることが出来ていませんでした。

また、周囲も月山習が金木に忠実に尽くすのはいつか食べるためであると気づいているものもおり、一緒に動いていても金木は常に月山習を警戒しており油断大敵とでも言うよに言っての距離を保っており、当の月山習自身にも仲間意識が殆どありませんでした。

しかし、次第に打ち解けだし月山習は金木の戦闘の指導をするなど周囲とも協力できるようになり友人を大切に思う一面もあり、終盤のほうには彼のいいやつのイメージがわき出てくる場所が随所にあります。

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最初は悪役だったり嫌われ者のキャラクタガー後に誰からもすかれるキャラクターになることは珍しいことではありません。月山習も最初は卑怯な手を使ったりして警戒されたり疎まれていましたが、結局は元々のいいやつの性格が出てくるようになっています。

続編『東京喰種:re』での月山習

前作の東京グールの最終回では金木が消息をたつところで終了しています。金木が消息を絶ったことで月山習は酷く落ち込みます。続編では月山習がどのような姿になったのかを紹介していきます。

変わり果てた姿で登場

非常に人気のある作品であったことから、この作品は続編が作られることになりました。しかし、続編の序盤で登場する月山習は紳士的とは程遠い姿で出てくることになります。

月山習は金木が死亡していたと思い込んでおり、憔悴し人間と喰種を大量に食べる暴食を行い悪食家となります。どんなに人間を食しても栄養が全て奪われ理性を失い発狂したり暴走することもありました。

共食いの効力で力は強化していくが、月山一族は近親婚が行われてため、遺伝子異常により体質のコントロールができずに身体はみるみる衰弱していき、父親からもこのままでは壊れてしまうと危惧されていました。

金木研(佐々木琲世)の生存を知り復活

月山習が暴食を行う悪食家に走った原因は、金木の死亡でした。生きているにも関わらず月山習が知らなかったのは月山習の使用人である叶の判断でした。

理由としては記憶を失っており佐々木と名乗っていたからです。佐々木(金木)の存在を知る由もなく暴走していた月山習ですが友人から彼が存命であることを知らされます。二度とあえないと思っていたのに再開することができることを知った時の喜びは大きなもので、喪失感が一気に消え喜びで溢れたことは推測できます。

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金木が生きていることを知った月山習は止まっていた時間が動き出し周囲が驚くほどの回復を見せました。しかし事は全て上手くいくとは限りませんでした。

金木研(佐々木琲世)の記憶を取り戻そうとするも断念

驚異的な回復を見せた月山習は、使用人を助け出すためにそして金木(佐々木)の記憶を戻そうと計画を立てますが、周囲に記憶だけに執着しているだけ・エゴであると自分の考えを退けられてしまいます。

佐々木の方からグールだと気づかれ今までの情報を求められたが、佐々木(金木)がまた命を狙われるのではと、佐々木の身を心から心配していたので、命を狙われるような危険な立場となることや傷つけることを恐れその場を立ち去り断念します。

相手の事を心配して、自分の事を忘れたままでもいいという思いが伝わってくるため、彼の心の中に食材としてだけの関心ではなく友人としての最善の選択であると考えたのでしょう。

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