バーンアウトシンドローム(燃えつき症候群)とは、人並み以上に熱心に仕事に取り組んでいたビジネスパーソンが、あるとき急に意欲を失って抑うつ状態に陥ることをいいます。
女性の場合は空の巣症候群に陥りやすい年代が、ミドルエイジクライシスに相当します。更年期にも当てはまります。そして空の巣症候群は、母親のバーンアウトシンドロームであると言われています。
バーンアウトを予防するには?
- RDLH / Pixabay
バーンアウトを予防するためには、男女共、それまでの生き方を見直すことが最良の対策になります。
空の巣症候群もミドルエイジクライシスのひとつである以上、ただ単に虚脱感から逃げようとするだけではいけません。
それまでの生き方を振り返って反省するためのポジティブな機会ととらえるべきです。
Contents
持つべきものは話し相手
- suju / Pixabay
空の巣症候群を解消するためには、自分の人生を本格的に見つめ直す、といってもそれほど難しくはありません。趣味に没頭する、人間関係を広げるといった中で、自然に「気付き」はやって来るのです。
その中で最も大切なのは、自分の悩みを打ち明ける相手です。話をしているうちに、自然にストレスが解消されたり、頭が整理されて「気付き」が訪れたりします。
相手を見つけてとにかく打ち明ける
- Pezibear / Pixabay
そういう意味で、ママ友などと違う、利害関係のない本当の友人がいる人は安心です。昔からの大親友がいる人は、相手との付き合いを大切にしてください。
相手がいない場合は、行きつけのヘアサロンの美容師さんやリラクゼーションサロンのスタッフでも大丈夫です。思い切って話してみましょう。
カウンセリングを受けることも
- mohamed_hassan / Pixabay
少々お金がかかりますが、カウンセリングを受けてみるのも効果的な対策のひとつでしょう。
カウンセリングにも種々の技法があるし、どの技法を使うかはカウンセラーによっても、クライアントの状態によっても異なります。
中でも相手のいうことを否定せずに聴き続ける「傾聴」という方法は、いちばんポピュラーです。カウンセリングの最初の段階では傾聴という技法をつかって、クライアントの悩みを把握するのが普通です。
空の巣症候群を理解して克服しよう
- 出典:PhotoAC
空の巣症候群には、子供を育てている親、特に母親なら誰でも陥る可能性があります。子供がいない場合も、介護からの解放やペットロスが引き金になり得ます。
空の巣症候群は、広い意味でいえばミッドエイジクライシスでの一環です。自分は絶対に空の巣症候群に陥らないと過信しないで、まだ壮年のうちから対策を準備しておくべきです。
「子はかすがい」に関する記事はこちら
8050問題に関する記事はこちら