リュックの洗濯方法は素材によって全然違う!
リュックの洗濯は、基本的にお洋服の洗濯と同様にその素材によって洗濯の仕方が違います。そこで、まずはご自分のリュックの素材を確認することと、リュックについている洗濯表示を確認することが重要となります。例えば、革のリュックと言っても本革のリュックと合成皮革のリュックでは洗濯方法が違いますので、今一度確認してみてください。
洗濯方法を決めるには洗濯表示をよく見る
洗濯表示には、色々と細かい情報も定めがありますが、リュックの洗濯で気をつける情報としては、手洗いの可否、洗濯時の水温、漂白の可否、乾燥の方法などがあります。下の画像は経済産業省が公表している洗濯表示ですが、どのような表示があるのかを参考情報としてご覧ください。特に、普段洗濯などをあまりやらない男性諸氏は、あらかじめどのような洗濯表示があるのかを知っておく方が良いでしょう。
リュックを洗濯するときの注意点
さて、それでは具体的にリュクの洗濯をするときの注意点を4項目あげましたので一つずつ見ていきましょう。一つ目の注意点は既に上記でお話しした事項ですが、改めて整理をしていきたいと思います。
①素材と洗濯表示の確認
素材によって洗濯の方法が変わりますので注意が必要です。下の画像のような洗濯表示をよくみてどんな洗濯が可能なのかを事前に確認しましょう。手洗いしかできないものや洗濯機でもOKなものなど一目瞭然です。
②色落ちの可能性の確認
最近のリュックは、カラフルな色合いのものが多いですし、カラーも複数色を使用しているものも少なくないですが、洗濯により色落ちする可能性があることに注意が必要です。出来れば、部分洗いなどで色落ちがないことを確認してから進める方が安全です。例えば、色の濃い部分から薄い部分へ色が移ってしまうようなことも発生する可能性がありますから、洗い方によっては注意が必要です。
③ポケットの中身をチェック
さて、素材や色落ちの確認ができましたら、先ずはリュックの中に紙類や食べ物が残っていないかなどをよく確認していきましょう。各ポケットも全て中身を確認して裏返して内部のゴミもはたき落とすぐらいした方が安全です。
④金具や装飾品の事前処理
次に、金具や装飾品についてですが、取り外しが可能なものは極力取り外してください。特に洗濯機を使用する場合は必須の作業です。仮に取り外しができないチェーンのようなものがある場合でも、紐などで束ねるなどして洗濯中にガチャガチャ当たらないように気をつけてください。リュックが壊れるばかりでなく洗濯機自体が損傷する可能性もありますのできちんと準備しましょう。
リュックの洗濯方法①軽い汚れの場合(部分洗い)
最初にご紹介するのは汚れが軽い場合の処置です。あくまでも洗濯することが目的ではなく「綺麗にする」ことが目的であることに留意して、軽い汚れの場合はこのやり方で済ませましょう。水洗いが出来る素材のものでも、少なからず素材への影響はありますので、出来る限りリュックへのダメージを避けるという意味で大切な判断となります。
具体的には、消しゴムを使って綺麗にしていきます。家にある普通のプラスチック消しゴムで全く問題ありませんので、汚れた部分を消しゴムでゴシゴシしてみてください。消しゴムのカスがリュックの内側に入らないようにちょっとだけ注意してあげれば特に難しい作業は必要ありませんので誰でもできますし、軽い汚れの大半はこれで落ちます。あまり強くこすりすぎると素材が傷みますのでその点だけはご注意ください。
リュックの洗濯方法②本革リュック
本革のリュックは水洗いできないことは先に解説しましたが、手入れについては、汚れをクリームなどでしっかりと取ったあとに栄養クリームを塗りこんで磨くことで洗濯と同じ効果があります。長持ちさせるためには最後に防水スプレーでしっかりと防水をしてください。合成皮革の場合は、手洗いで洗えるものが多いので次の段落をご覧ください。
リュックの洗濯方法③手洗い(全体洗い)
さて、皆さんが最も知りたいと思ってらっしゃるリュックの洗い方を解説していきます。リュックの流通数の中でも圧倒的にその数が多い「ナイロン製」「ポリエステル製」の水洗いの解説です。少し細かい手順も含めて詳細に解説していきますのでよく覚えてください。
①中性洗剤を使って洗濯液を作る
リュックの大きさによって洗う場所が変わると思いますが、小型のリュックの場合は洗面台、中・大型のリュックの場合は台所のシンクや浴槽をを使うことになると思います。大きなタライなどがあれば重宝しますが、最近の家庭ではあまり目にしなくなっていますからね。