カレリンはレスリングで活躍した霊長類最強の男?!経歴や現在を紹介!
今回の記事では、ヨーロッパ発祥の素手で格闘しあう格闘技で、世界のトップを争うオリンピックで3連覇した「カレリン」についてクローズアップしていきます。
経歴や記録、現在の事まで余すことなくご紹介します。
元祖霊長類最強?!アレクサンドル・カレリンとは?
彼の名前を聞いた方を聞いたことない方もいらっしゃるはずです。まずは彼の基本情報やこれまでの圧倒的な戦歴、記録についてまとめて解説していきます。
カレリンのプロフィールを紹介!
昭和42年の9月に誕生して、ソビエト連邦及びロシアで生まれ育った、元レスリング選手であり、身長は190センチメートルを超え、体重は130キログラムを優に超える、まさしく筋肉お化けです。
生まれた時既に7000グラム近くあったという噂もあります。(日本人でも4000グラム超えたら、相当大きい赤ちゃんです)
カレリンは13歳の頃からレスリングを始める
彼は中学1年生か、小学6年生くらいの年頃に、ヨーロッパで発祥した格闘技に出会い志す様になりました。
下記に凄まじい筋肉量が垣間見れるような伝説の話をご紹介します。
カレリンの怪力エピソードとは?
どこかの集合住宅、マンションに移住した際、地上1Fより遥かに高い上のフロアまで、1人で己の足のみで100キログラムを超える重量物を軽々しく持っていったという伝説の話があります。
カレリンの戦歴がすごい!
アマチュアの世界連盟である(UWW)が主催する大会、欧州エリアの大会、そして4年に1度の祭典オリンピックといった最高峰の舞台でで数多の金メダルを獲得しています。
人間の域を超えた最強な戦歴をもっているのです。
カレリンは国際大会13連覇の記録を持つ
前述した通り数々の、ワールドクラスのインターナショナルな大会において、10年以上も負け知らずだったのです。
カレリン公式試合での連勝記録は300!
公に記録が残るような、公式試合で勝ち続けた数は、なんと300を優に超えるのです。誰一人として彼の右に出るものはいなかったのでしょう。
カレリンは重傷ともいえる怪我を負っていても勝った
心臓に刺さったら絶命の恐れもある、肋骨が折れても、負荷がかかり過ぎて大胸筋が断裂しても、そんな窮地に立たされても「敗北」という2文字とは無縁だったのです。
2000年にオリンピック4連覇を逃し引退へ
非凡という言葉でも相当しきれないほどの男だったわけですが、最期のオリンピックの決勝では、ただの凡庸な新人同然の男に負けてしまい、現役時代に幕を閉じました。
霊長類最強と言われている動物「ゴリラ」のあらゆる観点から力を考察している記事はこちらです。興味のある方、気になる方は是非一度ご覧ください。
得意技の「カレリンズ・リフト」とは?
漫画やアニメの世界に出てくるような最強の男には、自身の名が刻まれた必殺技がありました。その名は「カレリンズ・リフト」
どんな技なのか分かり易く解説していきます。
カレリンズ・リフトはサイド・スープレックスのこと
足の裏以外が地について寝ているような状態から、腰に腕を回した状態から後ろに投げ飛ばして、地面にたたきつける技と同じものです。
通常は100キログラム未満の重量がライトな場合のみしか、到底繰り出せない技だったのですが、130キログラムという、超ヘビーな重量なのにもかかわらず、上記の技をいとも簡単に繰り出してしまうのです。
そのため「カレリンズ・リフト」と彼固有の必殺技として、世界から称されました。
カレリンズ・リフトは大概の選手がフォール負けを選んだ
相手の選手は、彼と対戦して前述したように、足の裏以外が地について寝ているような状態に入ると、「カレリンズ・リフト」を食らうのを恐れました。
無理に抗うこともなく、そのまま抑え込まれて、自ら白旗を上げて降参する選手が多かったのです。
カレリンは前田日明引退試合の相手!
日本で格闘王・殺し屋と称されている最恐の男「前田日明」が現役最後の試合相手に選ばれたのが、カレリンだったのです。この試合の結末はどうなったのか簡単にご紹介していきます。
カレリン唯一のレスリング以外での試合!
彼は、これまでレスリングの舞台にしか経っていませんでしたが、日本の前田との試合で始めて、違う格闘技のステージで戦うことになりました。
前田陣営はカレリンに試合に出てもらうように、交渉していましたが、なかなか形になりませんでしたが、最終的にそれが実現されることになりました。
試合に出たのはファイトマネーで、母国のレスラーに贈るためと囁かれていましたが、本人は「自分に挑んできたが初めてで、真剣だったから」と話しています。
特別ルール
- 5分2ラウンド
- ロープエスケープ=1ロストポイント
- ダウン=2ロストポイント
- ロストポイントが6つになった時点でTKO負け
- 2ラウンド終了時ポイント差で勝敗を決定
- グラウンドによる打撃は禁止
- (全体的に前田に不利なルール)
前田日明もカレリンズ・リフトを防げなかった
彼の、必殺技である「カレリンズ・リフト」はあくまでも、レスリングの世界・ルールだからこそ使える技と、自身気に称した前田も試合では2回もカレリンズ・リフトをもらっています。
プロレスのステージ、日本の格闘王である前田でさえ「カレリンズ・リフト」をかわせなかったので、いかに防ぐのが難しい必殺技なのかよく伺えます。
前田日明氏はカレリンの筋肉を競走馬に例えた
敗戦を喫することになった引退試合の後で、前田は対戦した彼の人外な筋肉を、サラブレッドの筋肉と称して、その筋肉がいかに生まれもってものであり、天性の質があると語りました。
カレリンのトレーニングにまつわる数々の伝説!
競走馬・サラブレッドのような筋肉をまとったのは、天性の贈り物かもしれませんが、同時に想像を絶する過酷な特訓に耐えてきたからなのかもしれません。
こちらではそんな伝説のトレーニングの数々をご紹介します。
ベンチプレスの記録は320kg
日常的に筋トレに勤しんでいる人でも、ベンチプレス100キログラムを超えたら凄いほうですが、彼はなんとその3倍の300キログラムを優に超えてきます。
100キログラムなど、本当に朝飯前の運動なのかもしれません。
全盛期には背筋力400kgを記録したとも
日本人の平均男性が平均の背筋力が150キログラム、相撲界でナンバーワンの筋肉量を誇った「千代の富士」ですら330キログラムですが、彼が現役で全盛期の頃には400キログラムをマークしました。
極寒かつ積雪30cmのなかをランニング!
ロシアと言えば一年を通して、降り続いて辺り一帯に雪が積もる気候ですが、彼は、雪が膝の下にくるくらいの高さまで積もっている道を走って、足腰を鍛えました。
ボートを3時間漕ぎ続けるトレーニングも!
自然の中で鍛えたのは雪道だけではありませんでした。
彼は運河をボートでほぼ一度も休まず、止まらずにひたすら180分近く漕ぎ続けるという、非人道的な特訓もしました。