象皮病とは?西郷隆盛もなった病気の原因や症状・治療法を紹介!実際の症例も

Array

死体の確認にどうして陰嚢が関わるのかは、西郷隆盛の死ぬ方法が深く関係します。自害したため首がない状態で死体が連れて行かれたのです。そこで判断するには一番の大きな目安になったのでしょう。

この病気が再度、世間の人達に知られるきっかけにつながったのはNHKドラマで「西郷どん」が放映されたのが大きいようです。

日本の象皮病症例紹介②葛飾北斎の浮世絵

もう一つ象皮病の存在を有名にしたのは、江戸時代の後期に浮世絵を世に出し名をあげた「葛飾北斎」の絵です。様々な絵を残していますが、葛飾北斎が病にかかったわけではありません。

上の画像をよく見ると、象皮病の患者の絵が描かれているのが分かります。

二人がかりで腫れ上がった陰茎を運ぶさまが描かれているため、江戸時代の日本では象皮病が流行っていたと感じさせられます。

象皮病は日本ではあまり見られない病気

cuncon / Pixabay

日本での象皮病の発生は、菌ががほぼなくなったため確率は低いとされます。

しかし、先程少し触れた通り、手術や傷などから発生する可能性もあるので、全く安全とは言えない病気です。また、知らないというのも怖いことです。

少しの知識を得れば確実に、病院の診察や治療に結びつくでしょう。

象皮病は治せるのか?治療方法は?

vitalworks / Pixabay

実例などを並べてみると、決して自分に全く関係ない病気ではないことがわかります。象皮病を簡単に治す方法、特別な治療法はないのでしょうか?

かかってしまった時に少しでも慌てずに、対処できればかなり力強く感じるでしょう。

象皮病の診断方法

rawpixel / Pixabay

象皮病の診断方法は主に2つあるようです。顕微鏡で血液中のミクロフィラリアを確認することです。

そのためには採血が必要不可欠になりますが、行動が活発な夜間に採血する必要があります。もう一つが血清検査と呼ばれるものです。

血清中の抗体値を調べるものですが、陰性と判定が出ても、時がだいぶ経過してからリンパ浮腫を発症した人もいます。そのため、診断で象皮病を見極めるのは困難とされています。

象皮病の治療方法①投薬治療

qimono / Pixabay

さすがに、症状によって変わりますがいきなり手術とはならないようです。まず薬を飲むことから始まります。治療薬があることが分かりホッとしましたね。

投薬は、リンパ浮腫の場合、効く薬はほとんどない為、蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こした場合は抗生物質と使用されます。皮膚が角化した場合は尿素製剤を塗ります。

すでに、象皮病になっている場合には、駆虫薬と治療薬としてDHCなどが出されます。

象皮病の治療方法②手術

Free-Photos / Pixabay

どうしても生活に支障が出てしまう、症状の悪化が著しい場合は世界の症例で上げた通り、手術をする場合もあります。その時はしっかりと医師の説明を聞くようにしましょう。

象皮病の治療方法③マッサージや軽い運動

andreas160578 / Pixabay

原因であるミクロフィラリアが体内で駆除できたとしても、肥大し続けることもあるようです。その時に備え、悪化しないための対策でを怠ることのないようにしましょう。

治療方法には、清潔に保つことや、リンパの流れを良くするために運動やマッサージをする事も有効とされています。そのまま放置しないことが大事です。

象皮病で脚が肥大化?ネットで話題の左脚壊死ニキとは

正体が全く分からないまま、ネット上で有名な「左脚壊死ニキ(ひだりあしかいしにき)」さんはホームレスの男性であり、都市伝説にもなっています。一体どんな特徴があるのでしょう。

左脚壊死ニキとは

Free-Photos / Pixabay

噂の絶えない左脚壊死ニキさんの特徴がこちらです。愛称は2ちゃんねるでつけられたものだそうです。

  • 生年月日:不明
  • 年齢:40~60代
  • 男性
  • 青森県か東京都葛西区
  • 職業不明

本当に謎だらけですが、左脚を肥大していることから「象皮病」の疑いが持たれています。なぜこんなにも注目が集まったのか、実は強烈な悪臭を漂わせることで、どんどんと名前が拡散されました。

左脚壊死ニキは象皮病のほか様々な病気の疑いが

強烈な悪臭を放つことで一躍有名になった左脚壊死ニキさんですが、象皮病以外にも疑われている病気があります。

悪臭の点では象皮病に当てはまる部分もあるのですが、左脚が壊死していることに固執する人もいるようです。

糖尿病、他にも、リンパ浮腫、うっ滞性皮膚炎などが囁かれています。有効な説で、蜂窩織炎(ほうかしきえん)と統合失調症の噂もあります。

その噂の出所は左脚壊死ニキさんを保護したことがある看護士から出ています。一時施設で療養もしていたようで、青森出身などの情報などが聞き出せたようです。

しかし、その後失踪、見つけたときには統合失調症特有の症状が現れ、施設に戻ることは激しく拒絶反応をしめしたそうです。

一度は死亡説が噂された左脚壊死ニキ

MichaelGaida / Pixabay

2013年8月から目撃情報が出ていた左脚壊死ニキさんには、死亡説も浮上しました。

2016年の2月に路上で凍死しているホームレスのことが報道され、2ちゃんねるでは左脚壊死ニキさんが死亡したのでは?との情報が出回ります。何度も区役所から保護の申し出をしていたようです。

すべて丁重にお断りし「ここにいたい」と言っていたようですが、悪臭がひどくてクレームが出たため、区役所が対応に追われていたようです。

左脚壊死ニキは様々な路線で目撃情報が多数

しかし、2016年の死亡説が流れた後も、頻繁に左脚壊死ニキさんの目撃情報は相次ぎます。

もしかしたら、左脚に象皮病を患っている人は少なくないのかもしれません。

様々な場所で目撃情報は絶えませんが、場所は主に関東圏をウロウロしているようです。

保護は嫌な目にあったので拒絶しているようですが、治したほうが衛生的にも良いため、なんとか病院に出向いてくれることを祈ります。

じゃがいもも象皮病になる?

1195798 / Pixabay

「人間」と「じゃがいも」だいぶ違いますが、じゃがいもも、色々な病気にかかることもあり、農家の人や家庭菜園を楽しむ人の頭を抱えさせます。

その中に「象皮病」の名前も含まれているのです。実際、じゃがいもで象皮病が見られることもありますが、じゃがいも特有の病名もあります。

じゃがいもに見られる象皮病とは

mohamed_hassan / Pixabay

気になるのは、じゃがいもが病にかかると、じゃがいもにどのような影響があるのかです。口にする食べ物だけにとても気になります。

特徴は、じゃがいもの表面に黒い斑点みたいなものがたくさん出てくることです。ひどくなるとやはり、人間と同じ様に象の肌のような色合いになります。

じゃがいもの場合は正式名称を象皮病類似(亀の甲)症と言います

じゃがいもは象皮病でも食べられる?

congerdesign / Pixabay

気になるのは収穫したじゃがいもが、象皮症類似(亀の甲)症だった時です。食べても問題ないのでしょうか?家庭菜園をしている人などは、長い間かけて収穫したもので愛着もあるはずです。

このじゃがいもの病気は土のアルカリ成分が高いことで発症するのが分かっています。食べることに関しては、皮ごと食べなければ、特に問題ないとのことです。

じゃがいもは非常に多くの病害があるそうです。きちんとした品物に出すためには土作りからしなくてはなりません。何気なく食べているじゃがいもですが、出荷するまでは大変な苦労があるのです。

象皮病だけじゃない!蚊は様々な病気の媒介者!

WikiImages / Pixabay

人に象皮病の素を運ぶ「蚊」ですが、運ぶのは「フィラリア」だけではありません。蚊を媒介して起こる病気は多く存在します。

今回は「蚊」が運んでくる病気についても紹介しましょう。

蚊によって感染する病気①ウエストナイル熱

Myriams-Fotos / Pixabay

本来の感染は、空を飛ぶ鳥と蚊の間で繰り返されているようです。しかし、ウエストナイルウイルスを保有した蚊に刺されてしまうことで、人間にも感染します。

本来は、アフリカ、中東、中央アジアで発生していましたが、最近はヨーロッパやアメリカなどでも流行しており、人々に不安を植え付けています。

特別な治療法はなく、対処療法が有効です。

蚊によって感染する病気②黄熱

whitesession / Pixabay

黄熱ウイルスを保有した蚊に刺されると、黄熱を発症します。

アフリカや熱帯地域で流行しており、予防接種をうけていなかったち適切な処置がなされないと死亡にもつながる恐ろしい病気です。

実際に年間6万人程の死亡者がいるとされています。症状は重症化すると一気に死亡率ガ20~50%に上がることもあります。反対に感染しても症状が全く出ない人もいるようです。

蚊によって感染する病気③ジカウイルス感染症(ジカ熱)

ジカウイルスを保有した蚊に刺されると感染します。また、人から人へは性交渉や献血でも伝染るようです。

特別な治療法がないこと、それに加え妊婦にとっては最大の悩みである、胎児の小頭症発生のリスクがあります。

蚊に刺されないことが最大の予防策となるため、妊婦やパートナーには流行している地域への渡航を控えるように呼び掛けているようです。

蚊によって感染する病気④チクングニア熱

alohamalakhov / Pixabay

チングニアウイルスを保有した蚊に刺されることで発症します。

やはり主に発生するのはアフリカ、南アジアなどの熱帯地域ですが平成19年にイタリアで流行したことで注目を浴びました。こちらも治療薬はなく、対処療法で様子を見ます。

蚊によって感染する病気⑤デング熱

デング熱もデングウイルスを保有した蚊に刺されると人に感染します。平成26年に国内幹線が確認されたことで、一時期日本でも大きく取り上げられました。

予防や治療法がないため、対処療法で様子を見ます。

蚊によって感染する病気⑥日本脳炎

今は義務付けられてはいないようですが、日本脳炎の病名については、予防接種で聞いたことがある人も多いでしょう。

日本脳炎を運ぶのはコガタアカイエカと呼ばれ、昭和20年代から30年代に日本では流行しました。死亡率が40%を超えることもあり深刻な問題として扱われました。

豚で日本脳炎ウイルスが増殖することも分かっており、豚を飼育しているところでは徹底的に、豚が日本脳炎にかかっていないか監視されています。

蚊によって感染する病気⑦マラリア

Numbercfoto / Pixabay

マラリア原虫を持つ蚊に刺されると感染します。日本では横浜市で毎年、数例があるほど身近な病気です。

他の病気に比べて症状が出るまでの長い潜伏期間があります。マラリアに関しては予防接種を打つことと、抗マラリア薬の投与で治療します。

蚊に刺されないことが最大の予防とされ、対処法があまりない病気も存在します。その場合に備えて蚊について詳しく知りたい方はこちらも御覧ください。

現在は犬が象皮病の恐れ!

Pezibear / Pixabay

象皮病の素になる「フィラリア」は現在犬を脅かす存在になっています。

人寄生性のフィラリアは居なくなりましたが、イヌ寄生性のフィラリアはまだまだ猛威を奮っているようです。ペットで犬を飼われている人にはかなり深刻な状況です。

そして何より、フィラリアに感染した犬から人に感染することもあるようです。この場合は象皮病には至らないそうですが、不安になりますよね。

予防接種で防ぐ

もちろん、犬を飼う上でこの病気の存在を知らない人はいないくらいで、予防接種を受けるように教えられます。

また、一回ではなく、予防が必要な時期や投薬開始前に必ず血液検査をする必要性を教えてくれる病院もあるようです。

血液検査をしてから予防接種!

予防接種する前に血液検査をしないとどういうことが起きるのか気になります。

すでにフィラリア症にかかっている状態で予防接種を受けてしまうと、予防接種によって死んだ成虫が原因となり血流が悪くなる、血流を止めてしまうこともあり死亡する原因にもなりかねません。

大丈夫と思っても、血液検査をしてから投薬に望みましょう。

治療薬発見しノーベル賞受賞

寄生虫の治療薬として実用化された「イベルメクチン」を完成するのに必要な新種の菌を発見し、貢献したとしてノーベル小を受賞した人が日本にいます。

しかも、見つけたのは青森県伊東市内のゴルフ場だったそうです。

ノーベル賞を受賞したのは大村智さん

輝かしいノーベル賞を2015年に受賞したのは、大村智(おおむらさとし)さんです。現在84歳、受賞した時は、80歳でした。

微生物が生産する天然有機化合物の研究を45年にも渡って続けて約500種類の新規化合物を発見しています。

世界で年間3億人失明から救う

Free-Photos / Pixabay

「イベルメクチン」は象皮病にも効果が得られたことが分かっており、その中でも「オンコセルカ症」の効果が注目を浴びました。

別名、河川盲目症とも呼ばれアフリカではブユに刺されることで微生物が目などに侵入し、失明の危険があると深刻な問題になっていました。

そこに「イベルメクチン」が効果を発揮し年間数万人が失明する危険から解放することに成功したのです。

象皮病は身体の一部が肥大化する病気!むくみなどがあれば病院へ

hamiltonpaviana / Pixabay

様々な症例とともに、感染経路や、現在の危険性などについて説明しました。現在の日本ではほぼなくても、いつ他の国から運ばれてくるか分かりません。

症状が陰茎部分だと病院に行くのも躊躇していしまいますが、早めの診断と治療で大きく変わってきます。事故や怪我でなる場合もあるため、少しでも以上を感じた時は病院へ受診に行きましょう!

巨乳症に関する記事はこちら

「蚊」に関する記事はこちら