事の発端は、男性の発見した尿道から出ている糸のようなクネクネした物体。周りは見間違えや生命体じゃない、などの意見を投げかけます。
しかし、男性は確かに動く白い糸状の物を見たと、病院へ駆け込みました。
性欲に負けた結果のアニキサスの寄生
診断の結果よりも、何故このようなことになってしまったのかをご紹介させていただきましょう。
事の発端は男性のちょっとした出来心。なんとその男性は生のイカで自慰行為を行っていた事を赤裸々に語っていました。
生のお魚などには沢山の寄生虫が寄生しており、どうもその自慰行為から尿道へとアニサキスが寄生してしまったようです。
手術で金玉を取る羽目に…。
結局その男性は専門の病院を紹介されて駆け込み、泣く泣く睾丸を摘出することになったとか。
男性の皆様もほんの出来心で睾丸を失うような事はないようにご注意ください。
今回のお話に出てきたアニサキスは金玉食い虫と違い実在し、私たちの身近にいる寄生虫です。そんなアニサキスについてはこちらの記事で詳しくご紹介させていただいています。
是非ご興味ある方はご覧になってみてください。
西郷隆盛も金玉が腫れていた!?金玉食い虫の仕業?
歴史上の有名人物である西郷隆盛も睾丸が常人離れしたほど腫れており、金玉食い虫のしわざなのかと思えるほどです。
架空の存在である金玉食い虫ですが、もしかしたら歴史上に存在し絶滅した種なのかもしれません。
金玉食い虫の仕業ではなくバンクロフト糸状虫の仕業
考察すればするほど楽しい金玉食い虫ですが、残念ながら西郷隆盛の睾丸は金玉食い虫とか関係ありません。
彼は金玉食い虫ではなく、別のバンクロフト糸状虫に侵されていました。この寄生虫はリンパ系に寄生するフィラリア症の主な原因となります。
現代でも有名な熱帯病であるこの病は遥か昔の日本で有名な人物に感染し、その命を脅かしていたのです。
西郷隆盛は島流しの最中に金玉に異常が出た
罪を侵したものへの刑罰として日本で執り行われていた島流し。西郷隆盛もこの刑罰を受けています。
そして島流しに合っている最中、感染したとされています。昔は医療も発展しておらず、ちょっとした病ですら人は命を落としていました。
ましてや寄生虫といった概念があったのかすら怪しく、寄生虫を見た西郷隆盛は何を思ったのでしょうか。