出来る事ならば私たち宿主に気付かれずに食餌し、繁殖したいはず。そうであれば彼らも私たちに気付かれまいと鎮痛や鎮静効果のある体液を分泌しているとすると、症状が出るまで気付かないのも当たり前です。
金玉食い虫除去手術①棒を尿管に突っ込み蛹を尿道から取り出す

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精液が出なくなった頃合いは、卵から金玉食い虫の幼虫が孵化し、睾丸内で悪さをしています。
そのため病院での処置は尿道に細い棒を指して金玉食い虫の蛹の状態で除去します。
金玉食い虫除去手術②孵化した場合は成虫を尿道から出す

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既に孵化し幼虫の状態であったならば、そのまま金玉食い虫が成虫になってから摘出する方も少なくはありません。
金玉食い虫の成虫状態で出す場合には、射精よりも1000倍の快楽を得られるという話も。

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間違っても他の金玉食い虫のような寄生虫で試してみよう等のチャレンジは行わないようにしてください。
架空の存在であるため設定も過剰に書かれている事があり、実際の寄生虫感染症は臓器の摘出や命すら落としてしまう致命傷なのです。
Contents
金玉食い虫ではないけど…寄生されて金玉を取った人も

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ちょっとした出来心から寄生虫が体内に入り、睾丸を摘出しなければいけなくなってしまった方のお話はインターネットで少し有名になりました。
男性からしたら嘘だと言ってくれというような内容ですが、ちょっと笑ってしまえるような生涯の失態をしてしまった男性のお話をご紹介させていただきます。
尿道から白い虫が出てくる恐怖、金玉食い虫!?

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事の発端は、男性の発見した尿道から出ている糸のようなクネクネした物体。周りは見間違えや生命体じゃない、などの意見を投げかけます。
しかし、男性は確かに動く白い糸状の物を見たと、病院へ駆け込みました。
性欲に負けた結果のアニキサスの寄生

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診断の結果よりも、何故このようなことになってしまったのかをご紹介させていただきましょう。
事の発端は男性のちょっとした出来心。なんとその男性は生のイカで自慰行為を行っていた事を赤裸々に語っていました。
生のお魚などには沢山の寄生虫が寄生しており、どうもその自慰行為から尿道へとアニサキスが寄生してしまったようです。
手術で金玉を取る羽目に…。

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結局その男性は専門の病院を紹介されて駆け込み、泣く泣く睾丸を摘出することになったとか。
男性の皆様もほんの出来心で睾丸を失うような事はないようにご注意ください。

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今回のお話に出てきたアニサキスは金玉食い虫と違い実在し、私たちの身近にいる寄生虫です。そんなアニサキスについてはこちらの記事で詳しくご紹介させていただいています。
是非ご興味ある方はご覧になってみてください。
西郷隆盛も金玉が腫れていた!?金玉食い虫の仕業?

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歴史上の有名人物である西郷隆盛も睾丸が常人離れしたほど腫れており、金玉食い虫のしわざなのかと思えるほどです。
架空の存在である金玉食い虫ですが、もしかしたら歴史上に存在し絶滅した種なのかもしれません。
金玉食い虫の仕業ではなくバンクロフト糸状虫の仕業

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考察すればするほど楽しい金玉食い虫ですが、残念ながら西郷隆盛の睾丸は金玉食い虫とか関係ありません。
彼は金玉食い虫ではなく、別のバンクロフト糸状虫に侵されていました。この寄生虫はリンパ系に寄生するフィラリア症の主な原因となります。
現代でも有名な熱帯病であるこの病は遥か昔の日本で有名な人物に感染し、その命を脅かしていたのです。
西郷隆盛は島流しの最中に金玉に異常が出た

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罪を侵したものへの刑罰として日本で執り行われていた島流し。西郷隆盛もこの刑罰を受けています。
そして島流しに合っている最中、感染したとされています。昔は医療も発展しておらず、ちょっとした病ですら人は命を落としていました。
ましてや寄生虫といった概念があったのかすら怪しく、寄生虫を見た西郷隆盛は何を思ったのでしょうか。
最後には人の頭サイズの金玉に…。

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金玉食い虫よりも実在する点で恐ろしい寄生虫。その影響で西郷隆盛の睾丸は腫れ上がりました。
そしてそのサイズの言い伝えが何とも恐ろしく、人の頭の大きさまで腫れ上がっていたそうです。
金玉食い虫が存在したら、そういった腫れ上がった睾丸を引きずり歩く人を見かけていたかもしれません。
クロノスという名前の考察

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金玉食い虫という解りやすい名前を持ちながらも、その正式な名前がクロノスとギリシャの神の名前を持っています。
この名前には何か意味があるのでしょうか。ギリシャの神に関する視点からその名前に関して掘り下げていきましょう。
クロノスは2つ神の名前

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ギリシャ神話に伝わるクロノスという神は時間神です。それと同時に農耕の神クロノスとも同じクロノス。
その2つの神は英語でもギリシア語でも読み方が同じなために混同される事が多いのですが、金玉食い虫はどちらに欠けられているのでしょうか。
時間の神クロノス

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もともと創作の存在である金玉食い虫であるため、何かしらの設定にクロノスという神の設定が被っている可能性が大いに考えられます。
時間というと、睾丸繋がりで西郷隆盛という歴史上の人物が仁田尾由奈寄生虫にかかっていました。つまり時間の神であった場合に通じるものは歴史という事ではないでしょうか。
農耕の神クロノス

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もう1つの神である農耕を司るクロノス。こちらの名前から付けられている場合であると、生殖器に寄生する事から農耕(生殖)とかけられている可能性が考えられます。
また、金玉食い虫だけに留まらず、宿主の体の中で子種を耕しているという意味では、存在自体が農耕なのかもしれません。
寄生虫の事は世界一の博物館へ!
金玉食い虫は架空の存在ですが、似たような寄生虫は沢山実在しており、私たち人間にも寄生し、体の中を食い荒らすものも存在します。
基本的に寄生虫は宿主を殺しません。寄生している事で多くのメリットを得ているため、わざわざそんな美味しい場所を自分の手で壊す事は何の特にもならないためです。
では、寄生虫は恐れるに足らずでしょうか。寄生虫は適正宿主であれば、上手く寄生し続ける事ができます。しかし、万が一予期せぬ宿主に感染すると、その身を滅ぼしてしまうのです。
目黒寄生虫博物館
寄生虫の事なら何でもお任せの世界唯一の寄生虫博物館が日本に存在します。入館料が無料で誰でも気軽に訪れる事が出来るため、日々多くの方に利用されています。
目黒という立地の良さや、とても詳しい寄生虫の展示説明も施され、一度訪れただけでは飽き足りず、何度も足を運ぶ方もいらっしゃいます。
金玉食い虫に似た糸状虫に関してもかなり詳しくパネルで解説が成されているため、是非金玉食い虫以外の寄生虫もご興味が出てきましたら、訪れてみてください。
金玉食い虫は架空の虫!エンタメとして楽しもう

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金玉食い虫を検索するとリアリティ溢れる金玉食い虫に寄生された男性器の画像が出て来たりと、見る人にとっては不快に感じてしまう内容がヒットします。
しかし、金玉食い虫自体は架空の存在。そんな緻密な設定までされ皆の注目の的である金玉食い虫は、エンタメコンテンツとして自身が楽しめる範囲で楽しむようにしましょう。
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