日本でも昔、琵琶法師と言われる人々が、琵琶を演奏しながら 平家物語 などを詠っていました。昔はこれらを通して歴史などを語り継いでいくという面があったのです。
リリックと間違いやすい言葉②韻文で書かれた戯曲「劇詩」
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こちらは韻文で書いた戯曲のことです。近代以前では、戯曲は韻文で書かれていたため、この2つはイコールでした。現在では口語で書かれるめ、定義が曖昧になりつつあります。
リリックと間違いやすい言葉③景色をそのまま書いた詩「叙景詩」
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もう一つ間違えやすい表現に叙景詩があります。これは、景色をそのまま詠った詩のことで、違いは作り手の感情の移入がないことです。
中世の吟遊詩人とは?
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ところで、中世のヨーロッパでよく見られた吟遊詩人とはどのような人々だったのかということについてここでは解説していきます。現在でいう歴史書のような存在でした。
古代ギリシャのころから存在していた
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吟遊詩人は古代ギリシャの頃にはもう存在していました。詩人として有名なホメロスなども吟遊詩人として活躍した一人です。
歴史的事件などを伝えるために活躍した
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中世の頃までは、紙はまだ一般的に貴重な存在だったため、簡単に書物にすることはできませんでした。そのため、歴史的事件などを伝える存在として、吟遊詩人が誕生しました。
ヨーロッパ以外にも存在する
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吟遊詩人と同じような役割の詩人たちは、世界各地に存在していました。西アフリカにはグリオ、ベンガルにはバウル、日本には琵琶法師といった具合です。
彼らは、時には放浪したり、また、時には宮廷に仕えたりしながら、当時は貴重であまり作れなかった歴史書の代わりに英雄や事件などを伝えていったのです。
リリックは感動的な歌詞を示すときによく使われる言葉!
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リリックとは、特にヒップホップの分野で感動的な歌を表すときに使う表現です。元々感情を詠う意味があるので、ピッタリと合っていますね。
ヒップホップなどを聞いたりするときはこのようなことも思い出しながら楽しむと、普段より一段と楽しむことができますよ。