アイドル活動をしながらなので、実際に練習に費やすことのできる時間はもっと短かったと思われます。
しかし、それほど長くないドラム歴にも関わらず、堂々とした演奏を見せる齋藤飛鳥さんですが、それはある経験が関係しています。
小学生の頃にティンパニを経験
小学生当時、齋藤飛鳥さんは合奏クラブに入っていました。合奏クラブ内にはブラスバンドがあり、そこで打楽器のティンパニを担当していました。
ティンパニは、ドラムのように曲中常に演奏するような楽器ではありませんが、要所要所で重要なアクセントとして演奏する必要がある打楽器です。
そのため、周囲と呼吸を合わせるリズム感や音の強弱の付け方、合奏するための音感など重要な要素をこの小学生時代に身に付けることができたことで、ドラムの上達スピードも速くなったと考えられます。
もともとドラム自体はある程度演奏ができるレベルになるまで到達するのが早い部類の楽器です。
楽器の中には音を出すだけでも時間がかかる楽器もあります。しかし、人前で披露するレベルに達するためには、やはりこういった経験があったほうがより早い上達が見込めます。
しかし、打楽器の経験こそあるものの、アイドルであるはずの齋藤飛鳥さんがなぜドラムを始める必要があったのでしょうか?
齋藤飛鳥がドラムを始めたきっかけは?
アイドルといえば歌やダンスの練習が最も必要ですが、それらとは全く異なる練習が必要なドラムを、齋藤飛鳥さんはアイドルになってから始めています。それは、アイドルならではのあるきっかけがありました。
「乃木團」がきっかけ
「乃木團」とは、乃木坂46のメンバー内で、音楽バンド「氣志團」のことが好きなメンバーたちによって結成されたユニットの名前です。
人数の多いアイドルグループでは、メンバーの個性によって様々な少人数のユニットが組まれることが多くあります。
そのユニットに加入した齋藤飛鳥さんが、担当することになった楽器がドラムだったのです。
「乃木團」の実力は?
2014年に氣志團と対バンライブを行った際、乃木團メンバーたちはそれぞれ指導者のもとで練習を積んでからライブに臨みました。
2週間という短期間の練習にも関わらず、それを感じさせない迫力のある演奏を披露し、ライブを大いに盛り上げました。
その後もライブでパフォーマンスを求められることも多く、乃木坂の真夏の全国ツアーでも度々登場しています。すでにユニット内の数人が卒業していましたが、現在でも新メンバーを迎えパフォーマンスを続けています。
齋藤飛鳥に自信がついたきっかけもドラムだった?
齋藤飛鳥さんはテレビやライブでの発言からネガティブな性格としても知られていました。
ドラムを始める前は、ほかのメンバーと比べてキャラが薄いことを思い悩み、「何かを極めたいけど、どうしたらいいのかわからない」と特技などを身に付けたいような願望を語っていました。