セシウムさん騒動とは?事件の原因や犯人、番組のその後を解説

東北の食品も安心して食べられる!

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『セシウムさん』を知り、新たに食品の放射線量に不安を持った方もいらっしゃるでしょう。しかし心配は無用、東北産の食品も安心して食べられる事をご紹介します。

厳しく設定された日本の食品の放射線物質の基準値

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食品の放射線物質の基準値は日本では特に厳しく決められ、これを上回る場合には出荷制限がかかります。震災直後、日本の基準値はヨーロッパの50%と定められていましたが、依然として放射能を懸念する声が強く2012年に改定されました。

日本とヨーロッパの放射線物質基準値の比較

  • 一般食品 日本:100Bq/kg  EU:1,250Bq/kg
  • 乳幼児食 日本:  50Bq/kg  EU:   400Bq/kg
  • 牛乳   日本:  50Bq/kg  EU:1,000Bq/kg
  • 飲料水  日本:  10Bq/kg  EU:1,000Bq/kg

見比べると、日本人が放射能をいかにシビアに考えているか分かりますね。それ程に日本では安心した基準を持って、食品が流通しています。

放射線物質は体に蓄積されるのか?

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水銀やカドミウムなど、身体に蓄積される有害金属のイメージと混同し、放射線物質が体に蓄積しないか心配する方もおられます。しかし放射線物質はこれと異なり、新陳代謝によって体外へ放出されます。

また大人の場合は、仮に毎日1Bqを摂取しても平衡値143Bqを越える事はないとされます。

食品から影響を受ける放射線量の計算

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  • 食品の放射線物質量(Bq/kg)×食品摂取量(kg)×係数(0.000013mSv/Bq)

100Bq/kgの放射線物質を含む食品を摂取したからと言って、そのまま人体に影響すると考えるのは間違いです。人体に影響する数値は、上記の式で計算する事が出来ます。

放射能が健康に影響を与える数値は?

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基準値や式を並べてみても、どれほどの放射能を摂取したら健康に影響が出るのかはピンと来ないでしょう。健康に影響を及ぼすとされる数値は「100mSv」だと言われます。

100mSv以上になってくると、癌(がん)のリスクが高まる等の影響が出ますが、これは生活習慣により癌になるリスクとさほど変わりません。

例えば100~200mSvの放射能を摂取した場合、野菜不足や受動喫煙により癌になるリスクと同等の数値であるとされます。最大だと、1000~2000mSvの放射線を摂取した場合、喫煙者・大量飲酒で癌になる数値と大差ありません。

米の放射線物質は口に入るまでに減少する

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玄米が私たちの口に入るまでの間に、精米・炊飯が行われます。この間に約90%の放射線量が減少すると言われており、玄米の時点で限界値の100Bq/kgと仮定しても、口に入るまでには約10Bq/kgとなります。

この数値を式に当てはめ150gのお茶碗に換算すると、身体に影響すると言われる100mSvの摂取量に到達するのは、512万8200杯を食べた時…つまり365日3食、150gのお米だけを食べ続けた場合、4,683年は身体に影響が出ることはないという事。

私たちが自然放射能から受ける線量は、年間平均2.1mSvとされます。福島でメルトダウンがなくとも、自然放射能が存在しますから、東北の食品を遠ざけたところで放射能は我々の身近な存在であると認知する事が求められます。

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