「ワラビ採り殺人」と検索してはいけないのはなぜ?事件の背景と不気味な謎について解説!

不可解 事件

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昭和の未解決事件・長岡京ワラビ採り殺人事件とは?

不可解 事件

ワラビ採り殺人事件とは、京都府の長岡京市で起きた未解決事件を指します。その名の通りワラビ採りに出かけた主婦2人が、長岡京市内の山奥で何者かに凄惨な手段で命を奪われてしまった事件です。

事件が起きたのは、1979年5月23日のことです。ワラビ採り殺人事件は未だに犯人が捕まっていないうえに、非常にむごい事件内容でした。言葉で説明するのを憚られるほどのグロテスクな事件なのに、事件から半世紀以上経過した現在でも犯人が捕まっていないので、世間では「触れてはいけない存在」として扱われているのです。そのため、インターネットでは「ワラビ採り殺人事件」というワードが、検索してはいけない言葉として周知されています。

匿名掲示板のオカルトスレッドでは、未だにワラビ採り殺人事件の考察が飛び交うなど、ある種の伝説的な逸話として知られているのです。では、ワラビ採り殺人事件は具体的にどのような環境で、どのような経緯をもってして起こった事件なのでしょうか?

事件の背景

不気味

ワラビ採り殺人事件の発端は、具体的には判明していません。ただ、前述した通り長岡京市の山林で、ワラビ採りに出かけた主婦二人が、何者かの手によって悲惨なまでの最期を遂げた事件であることのみが判明しています。事件概要としては、以下のような起承転結にまとめられます。

起:1975年5月23日にパート帰りの主婦2人がワラビ採りに出かける
承:ワラビ採りの最中に主婦2人が何者かに殴打・切断され、殺害される
転:事件の2日後に主婦2人の遺体が見つかる
結:犯人が誰か分からないまま事件は時効を迎える

ワラビ採り殺人事件が起きた現場は、人通りが少なくて女性が歩くのは気が引ける環境でした。地元でも婦女暴行事件や人さらいなど数々の危険なエピソードが散見されるスポットだったのです。その反面、美味しいワラビが採れる自然豊かな場所でもありました。事件に巻き込まれた主婦も、まさか自分達が命を奪われるとは思っていなかったでしょうし、「1人じゃないから大丈夫だろう」という安堵感も心のどこかにあったのでしょう。

しかし、ワラビを採りに出かけた主婦はアキレス腱を断裂されて全身を殴打されるなど、非人道的な殺され方をします。また、検死の結果、犯人が主婦に性的暴行をはたらいた形跡も発見され、事件の動機は強姦目的だったのではないかと推測されました。

ただ、事件に使われた凶器に犯人の痕跡は一切なく、事件は未解決のまま幕を下ろします。強姦目的にしてはあまりにも主婦2人の殺され方が悲惨すぎますす。これだけ派手な事件なのに発覚したのが事件発生から2日後というのも不可解です。ワラビ採り殺人事件は、グロテスクで凄惨な事件でありながら、確信に迫る情報が未だに世に一切出ていない非常に不気味な事件といえるでしょう。

3人目の被害者は都市伝説?

未解決事件

ワラビ採り殺人事件の被害者は主婦2人といわれていますが、世間では3人目の被害者も存在するといわれています。しかし、実際にワラビ採り殺人事件に3人目の被害者がいたという確証は一切ありません。あくまでインターネットで発生した、都市伝説なのです。ワラビ採り殺人事件に3人目の被害者がいるといわれた背景には、以下のような噂があります。

  • 被害に巻き込まれた2人の主婦が売春をあっせんしていたという根も葉もない噂が浮上する
  • 被害者が働いていたパート先で1人の主婦が売春あっせんに参加させられるなど被害者2人にいじめられていた
  • 事件当日主婦2人はいじめの被害者の主婦も連れてワラビ採りに行く
  • 犯人は女性3人を暴行して殺害しようとするがいじめに遭っていた主婦だけが逃亡
  • 犯人から何かしらの激しい恨みを買った3人目の主婦がワラビ採り殺人事件から数年後に殺害される

つまり、ワラビ採り殺人事件から数年後に別の女性が惨殺された事件が発端で、ワラビ採り殺人事件には3人目の被害者がいるという噂が出回ったのです。しかし、ワラビ採り殺人事件の後に起きた事件の被害者とワラビ採り殺人事件に巻き込まれた主婦は無関係といわれています。また、主婦2人が売春をあっせんして主婦をいじめていたという証拠もなく、そもそも事件に主婦3人で出かけたという目撃情報もないのが不思議ですよね。

一部では、いじめに遭っていた女性が反社会的集団に依頼して、主婦を殺害させたという噂もあるのですが、裏付ける情報は一切ありません。つまり、ワラビ採り殺人事件の3人目の被害者がいたというのは都市伝説であり、ただの噂に過ぎないのです。

不気味な女性の画像

不気味 女性

本件について調べていくと、必ず不気味な女性の画像が出てきます。これは、被害に遭った主婦の顔写真です。未解決事件に関連する写真で、尚且つ数十年前の事件ということで写真も白黒。インターネットで事件について検索した人々は、当時の事件の不気味さを匂わせる被害者の顔写真を見て「怖い」と口々に漏らしたのです。

また、事件後にはニュースでワラビ採り殺人事件の被害女性の顔写真が報道されています。インターネットにはその時のニュースの写真も出回っていて、殺されたうえに真相が定かではない事件の被害女性の写真がとても不気味だと話題になっているのです。

謎の怪文書

怪文書

ワラビ採り殺人事件について調べるうえで欠かせないのが、事件当時主婦が鉛筆で書いたと思われる怪文書です。この怪文書は、事件後に主婦のポケットから見つかったレシートに記されていました。怪文書の内容は、以下の通りです。

「おワレています たすけて下さい この男の人わるい人」

おそらく、主婦が犯人に暴行されている時に、急いで書いた文章なのでしょう。どこか支離滅裂で、理解に苦しむ文章です。インターネット上のオカルト掲示板では「わるい人」という表現に、様々な疑問が寄せられています。なぜ「凶悪犯だ」「殺人犯がいる」というように、直接的な表現を用いなかったのか。「わるい人」という表現に、何かしら裏があるのではないかと憶測が飛び交っていますが、未だに真実は闇の中です。

この怪文書は事件後に発見されたもので、どういった意図で書かれた文章なのかも、そもそもはっきりと分かっていません。ワラビ採り殺人事件の真犯人が見つからない以上、この怪文書の存在意義も分からないのです。ただ、暴行に苦しむ主婦が必死に書き残した文章なのかと思うと、胸が痛みます。

「ワラビ採り殺人」は検索してはいけない言葉?その理由とは

検索 事件

ワラビ採り殺人事件は、インターネット上で「検索してはいけない言葉」として有名です。オカルト掲示板やインターネット上のまとめサイトで怖い話や検索してはいけない言葉を調べると、必ずと言って良いほどワラビ採り殺人事件の名前が挙がります。事件概要や事件の詳細がここまで語り継がれているのに、ワラビ採り殺人事件はなぜ「検索してはいけない言葉」として周知されているのでしょうか?

理由① あまりにも凄惨な事件だから

危険

ワラビ採り殺人事件は、事件概要を見ても分かるように、非常にグロテスクな事件です。深夜に事件概要を1人で見ようものなら、たちまち精神的なダメージを受けるでしょう。人通りの少ない場所で未解決の殺人事件が起きたという事実もさることながら、主婦2人の殺され方があまりにもむごいため、事件内容を調べれば調べるほど、不快な気持ちになります。

基本的に検索してはいけない言葉は、精神的な不快指数の高い言葉や事件内容が寄せ集められているのです。そして、その検索してはいけない言葉に必ずと言っていいほどリストアップされているワラビ採り殺人事件の危険度は、かなり高いといえるでしょう。

理由② 未解決事件だから

警察

殺人事件の容疑者がいるということは、被害者や遺族もいるのです。ワラビ採り殺人事件は未解決事件となり、結果的に時効を迎えたため、心無いデマや噂が独り歩きすると、遺族が傷つきます。興味本位で未解決事件を検索して、根も葉もないことを拡散する人は、一定数存在するのが現実です。そういった悲しい展開を避けるためにも、ワラビ採り殺人事件は検索してはいけない言葉として扱われています。

これほどグロテスクな事件が未だに解決されていないということは、それだけ闇が深いということでしょう。検索すれば事件のことが頭を離れなくなり、精神的に追い詰められる可能性も高いです。

理由③  影響を受けるから

事件 悩む

ワラビ採り殺人事件は、世間的に有名なので非常に影響力が高い事件です。また、加害者は殺害時に被害者に対して異常なまでにひどい仕打ちを与えています。おそらく、ワラビ採り殺人事件が検索してはいけない言葉として扱われているのは、愉快犯を出さないためでしょう。興味本位で本事件を検索して、真似する人がいないともいえません。同じような事件は、二度と起きてはいけないのです。

痛哭な「ワラビ採り殺人」の結末は?

事件 結末
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