意味がわかると怖い話5選
この記事では、いくつかの項目に分けて怖い話をお伝えします。まずは、意味がわかると怖い話から解説します。
これから紹介するエピソードは、一見何の変哲もない日常のストーリーです。しかし、物語の本当の意味がわかると、背筋どころか全身ががゾッとするはず。以下のストーリーの内容を、確認しましょう!
- マンションにて
- 小包み
- 空き巣
- 帰り道
- ボウリング
意味がわかると怖い話① 「マンションにて」
この物語の主人公は、マンションに住む住人。住人はある日、中年男性とマンションのエレベーターに相乗りします。中年男性は主人公が降りる階で、エレベーターの開くボタンを押して主人公をエレベーターから出してくれました。
後日、主人公はまたしてもエレベーターで中年男性と乗り合わせます。中年男性はまた主人公が降りる階まで一緒に乗っていましたが、不審に思った主人公は本来降りる階を素通りして、中年男性をエレベーターの中に放置したまま自分の住む部屋よりも上の階で降りました。当然、中年男性とは離れ離れになりました。安心した主人公の耳には、廊下の階段から激しい足音だけが響き渡ります。
つまり、エレベーターに残された中年男性は、ものすごい勢いで階段を駆け上って主人公を追いかけていたのです。このまま中年男性が階段を上って、主人公の住む階に到着すれば…想像するだけで、ゾッとする話ですよね。
意味がわかると怖い話② 「小包み」
ある日、マンションに住む男性に妻宛ての荷物が届きました。「また妻がショッピングでもしたのかな?」と思って、旦那は小包みを受け取ります。配達員は、そのままエレベーターで上の階へ上がっていきました。
荷物の中からは、時計の針の音が聞こえました。妻が高価な時計でも買ったのだろうと、旦那は荷物を部屋に置いたまま、買い出しに出かけます。そして、旦那は後から「あのまま出かけてよかった…」と思うのです。旦那のセリフから、おそらく荷物の中には時限爆弾など爆発物が入っていたと予想します。しかし、この物語の本当に怖い部分は、ほかにもあるのです。
それは、配達員が何故かマンションのエントランスを抜けて、荷物を届けた後上の階に行っていること。おそらく、配達員はマンションに住む近隣の住人で、妻に恨みがある人物だったのでしょうね。あなたの身近にも、あなたを恨んでいる人がいるかも?というエピソードでした。
意味がわかると怖い話③ 「空き巣」
今回紹介する物語の登場人物は、大学の研究で疲れ果てている青年。数日ぶりに自宅に帰ると、鍵が開いていて空き巣に入られていることに気付きました。「最悪だ…」と絶望に浸っていると部屋の中に女性用下着を見つけました。青年は、一人暮らしです。
「こんなものなかったはず」と不思議に思っていると、ドアが開く音が聞こえます。このストーリーのネタバレですが、実は青年は自分の部屋と間違って隣の女性の部屋に入っていたのです。青年が入ってきたとき、女性はたまたまカギをかけずに、部屋で生活している状態でした。
つまり、空き巣にあったと思っている青年は、自分自身が知らず知らずのうちに空き巣になっていたのです。なんとも後味の悪い、ゾッとする話ですね。
意味がわかると怖い話④ 「帰り道」
駅から自転車で20分ほどの住宅街に住んでいる、一人の女性。学校に通うために自宅から駅までの道を使っているのですが、人気がないはずなのに何故か毎日足音が聞こえるのです。足音はついに、女性に追いつきました。女性は、もしかするとストーカーでは?と恐ろしくなります。
しかし、よく考えてください。女性は駅まで、自転車で通っているのです。自転車に徒歩の足音が追いつくなんて、普通ありえませんよね?女性を追いかけていたのは、ストーカーではなくなにかもっと恐ろしいものだったのかもしれません。その後、女性がどうなったかは分かりませんが、後日談を想像すると本当にゾッとします。
意味がわかると怖い話⑤ 「ボウリング」
4人の男女が、ある日車でボウリングに行きました。ゲームが終了して、全員が楽しかった思い出に浸っていると、4人のグループLINEに「忘れ物をしたから待ってて」というLINEが届きます。
…意味が分かりますか?
車には、既に仲間が4人全員乗っているのです。それなのにグループLINEに友人からメッセージが届くなんて、変ですよね。
つまり、誰か見知らぬ人が、仲間と称して彼らに近付いているのです。見知らぬ人が、幽霊か実在の人間かは、分かりません。
よく考えると怖い話5選
本当の意味を理解すると怖い話には、話の意味をよく考えると怖い!という物語もあります。どのエピソードも、日常の中であり得そうなシチュエーション。しかし、冷静になって意味を考えると、身の毛もよだつ内容を示唆しています。よく考えると怖い話を5つリストアップしました。
- 一緒にいた女性
- 霊感
- お葬式
- 落ちる駅
- 2つの着信音
さっそく、内容を確認しましょう。
よく考えると怖い話① 「一緒にいた女性」
一人の男性が、彼女から「部屋の女性を招いていない?」と聞かれます。普段束縛なんてしない彼女が、いきなり浮気を疑って彼氏もびっくりしますが、本当に女性を招いた記憶がないので彼女の疑惑を否定します。すると、彼女の顔色がいきなり暗くなりました。
実は彼女は、前日に彼氏が「普通じゃない女性」と一緒にいるところを目撃していたのです。ここでいう「普通じゃない」は、文字通り異常を意味しています。
つまり、犯罪者や死体など、なんらかの異常者が彼氏にまとわりついていたのです。彼女の「部屋に女性を入れていない?」という質問が、嫉妬や束縛なんて可愛いものではありませんでした。
彼女は、異常な女性が接近している、彼氏の身を案じていたのです。彼氏がその後どうなったかは、闇の中です…
よく考えると怖い話② 「霊感」
霊が見える少年と、霊感がなくて霊が見えない少年が主人公の、この物語。霊が見える少年は、霊が見えない少年に具体的に今見えている幽霊の姿を報告します。霊感がない少年には、もう一人の少年が説明する幽霊の姿なんて、全然見えません。しかし、二人共通して、何故か包丁を振り回している霊が見えたのです。
…1人の少年には、霊が見えないはずですよね?
2人に共通して見えているということは、包丁を振り回しているのは、霊ではないのです。つまり、実在する犯罪者が、包丁を持って少年たちに近付いていたということ。その後少年たちがどうなったのか想像すると、ゾッとする恐ろしいエピソードですね。
よく考えると怖い話③ お葬式
ある日、亡くなった祖父のお葬式に参列した一人の少年。退屈で窮屈なお葬式に飽きて、親戚の子供たちとかくれんぼをしていました。口うるさい大人たちと過ごす時間と違って、子供達だけのかくれんぼはとても心地良い環境です。しかし、出棺の時間が来てしまったので、かくれんぼは終了。
母親に言われるままバスで火葬場に向かいますが、何故かバスに乗らずに誰かを探している親族がいます。火葬が終わると、祖父の遺骨は何故か2人分ありました。お葬式の後、何故か親戚や親族は泣いたり騒いだりしています。
少年にとって、お剃隙は退屈で意味が分からないものだったのですが…
実はかくれんぼをしていた子供のうち一人が、棺に隠れたまま見つけてもらえずに、火葬されてしまったのです。2人分の遺骨は、祖父と、かくれんぼをしていた子供のものでした。