Googleで自分の名前を検索していけない理由
自分の名前は「検索してはいけない言葉」に指定されているほど、危険度の高い検索ワードなのです。Googleで自分の名前を検索していけない理由は、以下の通りです。
- 自分の誹謗中傷が書かれていると精神的にダメージを負うため
- Google検索で自分の顔が表示されてしまうため
- 全く自分の名前がヒットしないと、社会的に成功していないと感じるため
- 自分のパソコンを見られた時に個人情報がバレるため
TikTokなどでもインフルエンサーが自分の名前を検索して怯える様子が投稿されています。具体的に自分の名前をGoogleで検索してはいけない理由を見ていきましょう。
自分の誹謗中傷が書かれていると精神的にダメージを負うため
自分の名前をネットで検索する行為は、いわゆるエゴサーチといわれる行為です。芸能人は、自分の魅せ方を研究するために定期的にエゴサーチをしていますよね。
しかし、一般人が自分の名前をGoogleで検索した場合、自分の悪口に遭遇する可能性が高いのです。身に覚えのない誹謗中傷や、デリケートな個人情報がほかのサイトに引用されているケースすらあり得るのです。
中傷の引用は、犯罪に等しい行為です。もし自分の個人情報を勝手に利用されたり、誹謗中傷を書かれていたりするサイトを閲覧すると、心に大きな傷を負います。そういったリスクを避けるためにも、自分の名前を検索するのは絶対にやめましょう。
Google検索で自分の顔が表示されてしまうため
Googleで自分の名前を検索すると、他人が撮影した自分の顔写真がインターネットにアップされていることに気付く可能性も高いです。
当然、同姓同名の赤の他人や同じ名前の芸能人の顔写真が掲載されているケースが多く、むしろそちらのほうが一般的でしょう。しかし、もし自分の意思に反した自分の顔写真がGoogle検索に表示されたら、不気味極まりません。
Google検索に自分の顔写真が表示されているのを見るのは、誹謗中傷が書かれているのを見るのと同じくらい精神的ダメージが大きいです。そのため、自分の名前をあえて検索するのは、禁忌とされています。
全く自分の名前がヒットしないと、社会的に成功していないと感じるため
自分の名前がGoogleに掲載されているのは、悪いことばかりではありません。偉業をなした人や会社の経営者など、地位のある人は自分の名前がインターネットに掲載されます。
国際的な資格を取得した人や賞を受賞した人も、インターネットに名前が掲載されますよね。
しかし、一方で何も偉業を残していないと、Googleで自分の名前を検索しても自分の情報が一切表示されないのです。それはそれで、自分の無力さを痛感して落ち込むでしょう。
実際に自分の名前を検索すると、中国の「千人計画」の参加者リストに自分の名前が掲載されていた男性がいました。「千人計画」とは、海外の有能な研究者を、中国が国へ招致するシステムです。
この男性はたしかに海外へと研究に渡りましたが「千人計画」に配属されるほど、実績を残していません。男性は自分の実力不足をインターネットで通知されたうえに、もしかするとデマによって誹謗中傷を浴びるかもという不安にも悩まされました。
そうした自分の社会的なポジションを知らされる屈辱的なシーンを避けるためにも、自分の名前を検索するのは避けるべき行為といえます。
自分のパソコンを見られた時に個人情報がバレるため
パソコンで自分の名前を検索すると、自分のデータを閲覧した検索履歴が残ります。自分の名前と同時に生年月日や血液型など、個人を特定できるデータを検索ボックスに入力する人も多いでしょう。
もしあなたが検索履歴を残したままパソコンを他人に渡したら、あなたの個人情報がほかの人にバレてしまいます。ちょっとした好奇心が、個人情報漏洩に繋がるのです。
自分の名前を検索した時に画像が出ないための対処法
自分の名前を検索したときに、自分の画像や個人情報が出てくるとつい慌ててしまいます。しかし、対処法はあります。この対処法は全て自分でできるものばかりなので、ぜひ実践してみましょう。
- iPhoneの名前を変更する
- SNSの名前の設定を見直す
これらが、対処法です。具体的にどのような手順を踏めば良いか、詳細な方法も説明します。
iPhoneの名前を変更する
まずは、iPhoneの名前を本名ではなく、ニックネームなど任意の名前に変更しましょう。
iPhoneの本体設定で本名を設定していると、テザリングやWi-Fi接続時に近所の人に名前が表示されます。名前が表示されている画面を近くの人にスクショされてネットにアップされたら、自分の個人情報の画像がGoogleに掲載されてしまうのです。そういった事態を避けるためにも、iPhoneの名前h表示は本名ではなくニックネームにしましょう。設定方法は、いたってシンプルです。
以下で、iPhoneの名前の設定方法を紹介します。
- iPhoneの設定アプリで一般を選択
- 情報の項目で名前を任意の名前に変更
これだけで、テザリングやWi-Fi、Airdrop接続時に本名が表示されるリスクを防げるのです。
SNSの名前の設定を見直す
Xは匿名性が高いですが、FacebookやLINEは漢字の本名で登録している人が多いでしょう。そういった場合は、個人情報漏洩を防ぐために、設定から名前をニックネームに変更してください。
FacebookやLINEのほかにも、インスタグラムやGoogleアカウントも本名で登録している人が多いです。どれもアプリの設定コーナーから名前の変更が可能なので、速やかに任意の名前に変更しましょう。Amazonの欲しいものリストの受取人名も、ニックネームに変更するのが吉です。
また、Facebookは実名専用アプリなので、ニックネームの登録が難しいです。その場合、SNSから検索エンジンへの表示設定を見直す必要があります。Facebookの名前表示を変える場合、アカウント設定のプライバシーの項目の「外部検索エンジンから私のタイムラインへのリンク」のチェックを外せば、数日後に自分の名前がGooge上から削除されます。
自分の名前や個人情報を削除する方法
もしもネットで自分の名前や個人情報を見つけた場合、様々な角度からアプローチして対処する必要があります。ここからは、以下の内容で自分の名前や個人情報を削除する方法をお伝えします。
- Googleに削除をお願いする
- サイト管理者にメールで問い合わせる
どのような手段を踏めば良いのか、確かめましょう!
Googleに削除をお願いする
自分の個人情報がGoogleに掲載されている場合、画像のキャッシュの削除を依頼しましょう。キャッシュの削除依頼は、データの削除請求とは別ですが、ネットの検索結果から自分の個人情報を消し去る手段としては有効です。
まず、削除したい画像のURLをコピーしたら、Googleの「古いコンテンツの削除」をタップして、URLを貼り付け、キャッシュ削除をリクエストしましょう。シンプルな手段なので、キャッシュ削除は簡単にできます。