オンデンザメ類は全て深海に住んでいます。水深300~2700mに生息しており、最も深い所からサメはオンデンザメ科ユメザメ属のマルバラユメザメで、1970年第二大西洋のアイルランド南西沖で3675mの深さから釣り上げられたと記録が残っています。
また冷水域の深海に住むことが多く、ニシオンデンザメは北極圏の海域、オンデンザメはそれより温暖な水域を好み、北緯50~70度が生息海域とされています。日本では北海道全沿岸、敦賀海峡から駿河湾の太平洋沿岸、紀州、土佐湾に生息しています。
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オンデンザメの体
オンデンザメの大きさは?
サメは同等の大きさの動物に比べると成長スピードが遅いのですが、オンデンザメは更に寿命が長いためかその体はとても大きいです。ニシオンデンザメは最大のサメの一種で5.5m以上とされ、7mを超える個体も報告されています。また深海性のサメは、他の深海魚と同様高い水圧に適応するためやわらかい体を持っています。
オンデンザメはメガロドン?
映画化された史上最大のサメ「メガロドン」。しばしばニシオンデンザメなど深海の巨大サメがメガロドンを連想させますが、メガロドンはムカシオオホホジロザメというサメで別種です。メガロドンは1500万年前~200万年前に生きた古代のサメで、現存している歯の化石などから全長は12~18mと見積もられています。
オンデンザメの寿命
どれくらい長寿なのか?
オンデンザメ類の寿命は長く、400歳や500歳を超える個体が発見されたこともあります。400歳はオンデンザメの中でも高齢な方なのかもしれませんが、100年以上は通常生きると考えられているようです。