世界一のろいオンデンザメ!深海の巨大ザメの特徴と生態をチェックしよう

深海に住む巨大サメ「オンデンザメ」をご存知でしょうか。以前に400年以上生きているのではないかとニュースになったこともあるニシオンデンザメもオンデンザメの仲間で、深海に住む巨大で長寿なサメです。普段はお目にかかれないオンデンザメの生態や食性、その危険性から食べられるかどうかまで、徹底解説いたします。

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オンデンザメってどんなサメ?

オンデンザメ科のサメ

ツノザメ目(Squaliformes)オンデンザメ科(Somniosidae)にはユメザメ属のユメザメなど2種、オジロザメ属のオジロザメなど4種、オンデンザメ属のオンデンザメ、ニシオンデンザメなど5種、他合わせ計6属17種が属しています。(以下「オンデンザメ」とだけ記述がある場合はオンデンザメ属オンデンザメを指します)

ただしツノザメ類は深海に住んでいるため研究が難しく、オンデンザメ科はヨロイザメ科オンデンザメ亜科に分類されることがあるように、研究者によって分類が異なることがあります。今後研究が進めば分類が変化する可能性があります。

オンデンザメの名前

動物は学名や和名など複数の名が付けられています。オンデンザメ科には17種属していますが、ここではオンデンザメと有名なニシオンデンザメの学名、英名、和名について紹介します。日本語では似た名前ですが、両者は学名からはっきりと区別されています。

オンデンザメの学名は?

動物の学名は基本的にラテン語か古代ギリシャ語から付けられます。オンデンザメの学名は「Somniosus pacificus」、ニシオンデンザメは「Somniosus microcephalus」と表記します。

オンデンザメの英名は?

英名ではオンデンザメは「Pacific Sleeper Shark」、ニシオンデンザメはその生息域から「Greenland Shark」と名づけられています。またオンデンザメ類自体がその動きの鈍さから「スリーパーシャーク」とも呼ばれています。

オンデンザメの和名は?

和名では「隠田鮫」または「穏田鮫」と表記します。ニシオンデンザメの場合は「西隠田鮫」。隠田とは農民が年貢徴収から逃れるために隠していた田のことです。そこから人目につかないサメということでこの名がついたのかもしれませんが、はっきりとした由来は定かではありません。

オンデンザメの生息地・分布

オンデンザメはどこにいる?

オンデンザメ類は全て深海に住んでいます。水深300~2700mに生息しており、最も深い所からサメはオンデンザメ科ユメザメ属のマルバラユメザメで、1970年第二大西洋のアイルランド南西沖で3675mの深さから釣り上げられたと記録が残っています。

また冷水域の深海に住むことが多く、ニシオンデンザメは北極圏の海域、オンデンザメはそれより温暖な水域を好み、北緯50~70度が生息海域とされています。日本では北海道全沿岸、敦賀海峡から駿河湾の太平洋沿岸、紀州、土佐湾に生息しています。

オンデンザメの体

オンデンザメの大きさは?

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