キャンプのオシャレさと機能性をアップさせてくれる棚
キャンプ場のおしゃれなサイトを覗いてみましょう。カラフルだったり、白や茶で統一されていたり。趣向は色々ですが、一つ共通することと言えば、すっきりと整理整頓できていることです。
オシャレなサイトはいつだって、きれいに片付いているものです。『でも荷物が多くてついついそこらへんに置いてしまう!』そんなお悩みを解決してくれるお助けアイテム。それがキャンプ棚です。
キャンプ棚で荷物をすっきり収納
棚の良い所、それは小スペースで物を沢山収納できる所です。きちんと用途ごとにギアをボックスに収納しても、ボックスを直置きすると、どうしても場所を取ってしまい、足の踏み場が減ります。足の踏み場が減ると、作業スペースの動線が悪くなり、余計に片付けにくい空間が生まれるのです。
ボックスやギアを棚に置くことで、荷物が一か所にまとまって、すっきりしたサイトが作れます。
キャンプ棚はオシャレを演出するアイテム
キャンプの大事なお供のワインや、夜に活躍するランタン、お気に入りのマグカップやシェラカップ、それから焚火用の薪など。すぐには必要としないアイテムは、どこに置いていますか?
もし出番がくるまでしまっているのであれば、ぜひ棚に飾ってみましょう。いっきにキャンプムードを盛り上げてくれる、オシャレなスペースの完成です。薪は乾燥もできて、一石二鳥です。
キャンプ棚で使い勝手が良くなる
棚をうまく活用すれば、カンタンにすっきり片付いたオシャレな空間を作る事ができます。このような空間は動線も良いため、お料理やなにか作業するのにも、とっても動きやすく片付けやすいので、整理整頓された状態をキープするのも楽チンです。いかに少ないエネルギーでキレイを保つか。これが快適にキャンプを過ごす1つのポイントになります。
そして撤収時。片付けが大好き!という人はのぞいて、屋外に置いていた荷物をキレイにして持ち帰るのは、なかなか骨の折れる作業ですよね?しかし、棚に置いておけば、地面の汚れがついている棚底だけ拭けばよいため、撤収も数倍楽ちんになります。
急な雨の時なども、あわてて直置きの荷物を移動なんて手間も必要ありません。棚さえあれば、サイトの使い勝手が良くなり、キャンプでの快適さはグッとアップするのです。
キャンプの棚は自作できる!必要な道具はこれだけ
最近り流行りのDIY。慣れていないとノコギリや釘打ちなど少し敬遠しちゃいますよね?しかし、自分仕様のアイテムが作れるのはDIYならでは!収納物に合わせて棚の高さを設定したり好みの風合いをだしたりも、思いのまま!ここでは、DIY初心者でもカンタンな自作棚の作り方をご紹介します。道具はこれだけ!
キャンプ棚に必要な道具:棚板
棚板に使う木材。ホームセンターには沢山の種類の木材が取り揃えられていますが、今回作るのは屋外で使用する棚です。紫外線や雨風への耐候性がある、屋外に適した木材を選ぶ事が必要です。おすすめは、SPF AQO材(高耐久防腐注入材)です。加工もしやすく比較的低コストで手に入ります。
キャンプ棚に必要な道具:やすりと塗料
木材の耐久性を高めたり、風合いをだしたりするのに塗料が必要です。塗料を塗る前にやすり(サンドペーパー)で木材の表面を滑らかにしてから塗料を塗ります。そうすることで塗料のノリが良くなり、はがれにくくなります。
やすり(サンドペーパー)は目の粗さによって番手がちがいます。数が少ないほど目の粗い素材です。ホームセンターで手に入るような木材は表面もそこまで凹凸がないため、塗装前のやすりがけには180番~240番(ふつう)の後400番(細かい)くらいのサンドペーパーで木材の表面をなめらかにしまう。また木材の角をとるのには120番~150番(粗め)が適当です。
塗料にも色々種類がありますが、大きく分けて浸透タイプと造膜タイプがあります。浸透タイプは木材の内部に染み込み効果を発揮するので、木目の質感を損なわずに処理できます。
一方造膜タイプは木材の表面に膜を作って効果を発揮します。耐久性は造膜タイプの方があります。雨や湿気の多い地域で使用する場合はこちらの方がよいでしょう。更にその中から水性と油性の塗料に分かれますが、DIY初心者には臭いも少なく取扱いのカンタンな水性のものを選ぶとよいでしょう。
キャンプ棚に必要な道具:塩ビパイプの柱
自作棚で難しい部分といえば柱でしょう。少しでも採寸を間違えたり釘打ちで平衡を保てないと安定しない棚になってしまいます。そこで今回使うのは塩ビパイプです。塩ビパイプとは、建築で使う資材です。DIY初心者の方には全く馴染みのないアイテムですが、軽くて扱いやすく、塗装することで鉄のような質感も出せて、リーズナブル。DIY初心者にこそピッタリなアイテムです。
塩ビパイプにも色々種類がありますが、一般的にDIYに使用するのは『一般流体輸送用塩ビパイプ』と呼ばれるものです。塩ビパイプは直線ですが、それをL字とT字でつなぐことのできる継手というパイプと、先端をカバーするキャップの役割をするパイプがあります。これらを使いこなすことにより自由自在にカタチ作ることが可能になります。
塩ビパイプは、分厚いVPというものと、薄いVUとゆう2種類がありますが、強度を考えて棚には分厚いVUをつかいましょう。サイズは外直径が18mmから318mmのものがあります。
キャンプ棚に必要な道具:マーキングテープとメジャー
材料を採寸して切断するのにマーキングするのが必要ですが、塩ビパイプには鉛筆などでマークすることができません。そんな時便利なのがマーキングテープ。メジャーで計ってテープでマーキングすることで切断がスムーズになります。
キャンプ棚は自作できる!作り方
おおよその必要な道具の知識が揃ったら、いざ!キャンプ棚を作ってみましょう。
キャンプ棚の作り方①設計図を作る
まずはホームセンターへ出向く前に設計図を作りましょう。プロが用意するような詳細な設計図でなくてかまいません。まずは漠然としたイメージを実際に紙に書きだしてみましょう。そこに、自分のギアを収納するイメージに合わせて各パーツの寸法を書き込みましょう。
キャンプ棚の作り方②いざホームセンターに行ってみよう
棚の大きさの設計図が出来上がったら材料を揃えるためにホームセンターへ出向いてみましょう。ホームセンターにはキャンプ棚を作る際必要な道具がほぼ揃っています。さらに無料~安価で木材や塩ビパイプをカットしてくれるサービスもあります。
のこぎりで木材をカットするのはDIYの醍醐味の1つですが、慣れないうちはハードルの1つでもあるので、プロにお任せするのも1つです。また、ホームセンターには無償で作業スペースや道具を貸出ししている所もあります。DIYに慣れてきたら、それらを利用して自分で材料の採寸とカットに挑戦することをおすすめします。
キャンプ棚の作り方③木材にやすりをかけて、塗装する。
まずは180番~240番のサンドペーパーで木材の表面にやすりをかけます。つづいて400番程度のサンドペーパーで木材の表面をなめらかに仕上げます。表面がなめらかになった木材に、塗料を塗って乾燥させます。
キャンプ棚の作り方④組み立てる
材料がすべて揃ったら、あとは組み立てるのみ!塩ビパイプを組み合わせて、棚を支える骨組みを作ります。組み立てる際は、切ったパイプを長さ別にグループ分けしておくと、作業がスムーズです。
骨組みができたら木材をのせて完成です!
キャンプ棚はアイアンがオシャレ!
キャンプサイト、木々などの自然の空間の中に、無骨な素材のアイアンを合わせることで、雰囲気が断然オシャレになります。ここでは、おすすめのアイアン棚をご紹介します。