シマノナスキーの全ラインナップをご紹介!2500や4000も!

独自の金属加工技術を極限まで研ぎ澄ませて開発されたシマノのスピニングリール、ナスキー(NASCI)。この記事では、そんなナスキーのラインナップとその魅力、各ナスキーのラインナップごとに向いている釣りをまとめました。

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アウトドアが好き。少しだけ自然という非日常に触れて、現実へと帰る感じが好き。そう感じるのは、幼い頃にキャンプへ連れて行ってもらえたからだと思う。星空を流れる風の音に心を奪われた夜の思い出は、幾つになっても、色あせずに血肉となって、受け継がれていくのだと思う。
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シマノナスキーとは

日本のアウトドアスポーツ用品メーカーであるシマノが開発した先端技術の多くが導入されたナスキー(NASCI)は、エントリーモデルの中でも特にコストパフォーマンスに優れ、新技術により獲得されたパワーと耐久性を併せ持つ期待のブランドシリーズです。

シマノナスキーとはシマノが販売するリール

シマノナスキーの最大の特徴は、シマノの誇る「HAGANE」思想から生み出されたHAGANEギアを搭載していること。切削せずにミクロン単位の精度を実現するという驚異の技術により、強靭さを兼ね備えつつ、滑らかな巻き心地を実現しています。

シマノナスキーは全11種

豊富な種類を誇るシマノナスキーは全部で11種類。いずれもエントリーモデルとしての位置付けで紹介されることが多いものの、渓流釣りからエギング、シーバス釣りと、幅広い好敵手を相手に相棒として活躍できる充実したラインナップが取り揃えられています。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|500

もっとも小さなシマノナスキーが、シマノナスキー500です。ハンドル長は40mmと小柄に設計されており、最大巻上長は69cm。シマノの誇るHAGANEギアを搭載し、Gフリーボディ、AR-Cスプールに加え、使用後に軽くシャワーで洗い流すことで、錆をよせつけなず長持ちする、海水に強い独自の高性能ベアリングが採用されています。

シマノナスキー500の特徴と魅力

大人の男性であれば、片手で握れてしまうほどコンパクトに作られているシマノナスキー500。小さく、軽く、軽快に動く。それがシマノナスキー500の特徴と言えます。その小さなリールにシマノの先端技術が濃縮されています。

シマノナスキー500のスペックと評価

出典:Amazon

シマノナスキー500は、シリーズ最軽量のシマノナスキーです。そのため、ストロークが8mmと若干少なめですが、リールのサイズを考えると十分と言えそうです。従来品と比べて撥水性が向上し、大径ドラグノブが採用されたことで、見た目よりも安定感があります。

  • ギア比:5.6
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
  • 自重(g):175
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):39.5/8
  • ナイロン糸巻量(号-m):1-150、1.5-90、2-70
  • フロロ糸巻量(号-m):1-130、1.5-85、2-60
  • PE糸巻量(号-m):0.6-185、0.8-140、1-110
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):69
  • ハンドル長(mm):40
  • ベアリング数(ボール/ローラー):3/1

シマノナスキー500に向いている釣り

小さくて軽いリールであることが活きるマイクロジギングでの利用がおすすめです。マイクロジギングであれば、ロッドを選び直さずとも、波止や漁港内の足元に糸を垂らして、子供や女性の方でも、気兼ねなく楽しむことができます。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|1000

シマノナスキーにおいて、回転抵抗を増やさずに防水効果を高めるという相反する状態を実現する新技術であるコアプロテクトを搭載するもっとも小さなシマノナスキーです。ドライブギアの大型化と最適化を実現したX-SHIPも採用されており、負荷に強い軽快なツーリングを実現します。

シマノナスキー1000の特徴と魅力

小さくても、本格仕様。リール全体の重心位置を手元に近づけることで、ロッドの操作性を向上させ、キャスティングによる疲労低減を実現するGフリーボディを採用。また、ライン放出をベストな状態へと整えるAR-Cスプールが真価を発揮します。

シマノナスキー1000のスペックと評価

出典:Amazon

錆に強く、トラブルなく、遠くへ飛ばすという思想から開発されたAR-Cスプール技術によって、軽いルアーを使用した際にも、遠くまで飛ばすことができるため、手元での扱いやすさに重点が置かれる1000番台として必要十分な性能を実現しています。

  • ギア比:5.0
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
  • 自重(g):220
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
  • ナイロン糸巻量(号-m):1-130、2-100、2.5-85
  • フロロ糸巻量(号-m):1.5-120、2-85、2.5-70
  • PE糸巻量(号-m):0.8-240、1-190
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
  • ハンドル長(mm):45
  • ベアリング数(ボール/ローラー):4/1

シマノナスキー1000に向いている釣り

小さくてもパワフルなボディ性能を活かせるトラウトや、エギングがおすすめです。特に、トラウトではニジマスやイワナ、ヤマメと言った人気種から、ゲーム性の高い管理釣り場(釣り堀)でのルアーフィッシングまで、幅広く楽しむことができます。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|C2000S

シマノナスキーC2000Sは、2000番台の前にCを持つ、コンパクトタイプのリールです。そして、2000番台の後ろにあるSは、シャロースプールを意味し、スプールが浅溝タイプであることを表しています。総じて、シマノナスキー1000よりも、より海釣りを意識したリールと言えます。

シマノナスキーC2000Sの特徴と魅力

シマノナスキーにおいて、性能面での妥協を許すことなく、満足できる低価格を実現したモデルと言えます。目指すスタイルによっては、C2000HGSとの選択を迫られることがあるかもしれませんが、全てがバランス良く成立していることがシマノナスキーC2000Sの特徴です。

シマノナスキーC2000Sのスペックと評価

出典:Amazon

スプールが浅溝タイプであることから、下巻きをする必要がなく、そのため、繋ぎ目や結び目が出来ませんので、キャスト時に飛距離を出しやすくなります。また、ラインの放出がスムーズになると考えられており、ラインを巻く量も少なくて済みます。

  • ギア比:5.0
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
  • 自重(g):220
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
  • ナイロン糸巻量(号-m):ナイロン(lb-m)3-125、4-100、5-75
  • フロロ糸巻量(号-m):フロロ(lb-m)3-110、4-85、5-65
  • PE糸巻量(号-m):0.6-150、0.8-110、1-80
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):66
  • ハンドル長(mm):45
  • ベアリング数(ボール/ローラー):4/1

シマノナスキーC2000Sに向いている釣り 

主にシーバスや、メバリングに向いていると言えます。その他、アジングや、エギングも出来ますし、マイクロジギングも楽しむことができます。ルアー自体がコンパクトなので、仕掛けをかえてトラウトを狙うこともできる面白さがあります。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|C2000HGS

シマノナスキーC2000HGSは、2000番台の前にCを持つ、コンパクトタイプのリールです。そして、2000番台の後ろにあるHGSの3文字のアルファベットは、HGがハイギア(ハンドル1回転あたりの糸巻き量が多い)を表し、Sが浅溝タイプであるシャロースプールであることを表しています。

シマノナスキーC2000HGSの特徴と魅力

何と言ってもHGで表されるハイギアであることが特徴です。ハイギアはハンドル1回転あたりの糸巻き量が多いことで、ファストリトリーブ(高速巻き)がしやすいと考えられており、比較されやすいシマノナスキーC2000Sよりも、さらに海釣りに向いていると言えます。

シマノナスキーC2000HGSのスペックと評価

出典:Amazon

ハイギアが採用されたことで、最大巻上長が79cmとなり、同価格帯のシマノナスキーC2000Sと比べると、飛躍的に伸びていることが分かります。反面、巻き取りが重くなるのではと心配される方もいるかもしれませんが、シマノの誇るX-SHIPにより、負荷に強い軽快なリーリングが保持されています。

  • ギア比:6.0
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.0/3.0
  • 自重(g):220
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
  • ナイロン糸巻量(号-m):ナイロン(lb-m)3-125、4-100、5-75
  • フロロ糸巻量(号-m):フロロ(lb-m)3-110、4-85、5-65
  • PE糸巻量(号-m):0.6-150、0.8-110、1-80
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):79
  • ハンドル長(mm):45
  • ベアリング数(ボール/ローラー):4/1

シマノナスキーC2000HGSに向いている釣り

アジングがおすすめです。ハイギアが採用されたことで、リトリーブ速度(糸の巻き取りの速さ)に変化がつけやすく作られており、単調になりにくいルアーさばきで、終盤まで魚を飽きさせることなく、じっくりと楽しむことができます。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|2500

シマノナスキー2500は、小型であったシマノナスキー 1000を一回り大きくした感のあるスピニングリールです。大きさに比例して重さも増えましたが、海釣りから川釣りまで、汎用的に利用できる十分な性能を実現しています。

シマノナスキー2500の特徴と魅力

シマノナスキー2500は、小型であったシマノナスキー 1000やシマノナスキー 2000シリーズと比べると、最大ドラグ力が大きく向上しています。これにより、シーバスを相手にルアーフィッシングを選ぶこともできる汎用性が魅力です。

シマノナスキー2500のスペックと評価

出典:Amazon

ハンドル長が55mmとなり、見た目からもスケールアップしていることが伝わってきます。サイズの大型化により重さも若干増加していますが、Gフリーボディの採用により、リール全体の重心が手元に寄せて作られており、使いやすさを保った設計がなされています。

  • ギア比:5.0
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):3.5/9.0
  • 自重(g):250
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):46.5/14.5
  • ナイロン糸巻量(号-m):2-170、2.5-150、3-120
  • フロロ糸巻量(号-m):2-140、2.5-125、3-100
  • PE糸巻量(号-m):1-320、1.2-220、1.5-160
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):73
  • ハンドル長(mm):55
  • ベアリング数(ボール/ローラー):4/1

シマノナスキー2500に向いている釣り

汎用性が高く、アジングやエギングはもちろんのこと、メバル、ハゼ、カサゴの他、少し重さを感じる人もいるかもしれませんが、シーバス(スズキを含むスズキ目の魚)釣りにも挑むことができです。防波堤からのサビキ釣りや、ウキ釣りにもおすすめです。

シマノナスキーのラインナップをご紹介|2500HGS

シマノナスキー2500HGSは、2000番台の後ろにあるHGがハイギア(ハンドル1回転あたりの糸巻き量が多い)を表し、Sが浅溝タイプであるシャロースプールであることを表しています。シマノナスキーC2000HGSと比べると少し大型化していますが、海釣りから川釣りまで、汎用的に利用できる十分な性能を獲得しています。

シマノナスキー2500HGSの特徴と魅力

ハイギアであるため、ラインスラックの回収スピードに優れるスピニングリールです。コンパクト差を追求したシマノナスキーC2000HGSよりも一回り大きいものの、最大ドラグ力が増したことで、幅広い魚種を狙うことができるようになりました。

シマノナスキー2500HGSのスペックと評価

出典:Amazon

ハイギアの採用により最大巻上長が91cmに及び、同価格帯のシマノナスキー2500よりも、さらにバス釣り向きのリールになったと言えます。巻き取りを高速で行うことができますので、より広い範囲を手返し良く探るスタイルに合っています。

  • ギア比:6.2
  • 実用ドラグ力/最大ドラグ力(kg):2.5/4.0
  • 自重(g):250
  • スプール寸法(径mm/ストロークmm):42/12
  • ナイロン糸巻量(号-m):ナイロン(lb-m)5-110、6-95、8-70
  • フロロ糸巻量(号-m):フロロ(lb-m)4-130、5-100、6-80
  • PE糸巻量(号-m):0.6-200、0.8-150、1-110
  • 最大巻上長(cm/ハンドル1回転):91
  • ハンドル長(mm):55
  • ベアリング数(ボール/ローラー):4/1

シマノナスキー2500HGSに向いている釣り

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