小さな高級魚?タカベの生態から釣り方、絶品料理をご紹介!

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はじめに

タカベは小さい高級な魚として、市場で高い金額で取り引きされています。磯釣りの餌として有名な魚ではありますが、食べてみると大変おいしい魚です。今回はタカベの生態から釣り方、おいしい料理方法ついてご紹介させていただきます。

タカベについて

タカベは高知県、伊豆地方の呼び方です。タカベの「タカ」は漁村用語で岩礁域の意味です。「べ」は魚を表しています。他の地域では、しょか、ほた、べんと等いろいろな呼び方があるようです。そして、タカベは認知度が低い魚となっています。理由としましては、スーパーなどでほとんど出回っていないからです。そのため、値段が高く高級魚として扱われています。

タカベの生態

背中の部分は青い色でお腹の部分は銀色です。タカベの目立った特徴としましては、背中の部分から尻尾にかけて黄色から金色に近い色になっています。沿岸の岩礁に大群で生息し、定置網などで捕獲されます。量は伊豆諸島の地域だけで、年間160から360トンほどが採られるようです。神津島(伊豆諸島にある島)では、建てきり網という潜水追い込み漁で捕獲されています。

タカベの生息地

タカベは海水魚で沿岸域岩礁地帯の中層で生息しています。分布は、本州から九州の太平洋岸や伊豆諸島に多く見られ、日本海側にも見られます。成魚が多くとれるのは、東京都、千葉県、静岡県等です。群れを作って活動をして、動物プランクトンを主食としています。産卵期は8月~10月になります。関東では、夏の魚の代表的な魚となっています。市場では4、5月は走りの時季、6、7、8月が旬として考えている人が多いです。

タカベの産卵期

関東圏のタカベの産卵期は8月から10月頃に秋の産卵がはじまります。受精後60時間程で生まれるそうです。水の温度は16、17度くらいがいいと言われています。タカベの成長はゆっくりです。半年で5cmくらいまでに成長し、2年で20cmくらいまでに大きくなります。ですが、2年目以降の成長はゆっくりになります。20cm~30cmくらいになるには7年程かかると言われています。

タカベとウメイロの違い

ウメイロという魚に似ています。ウメイロには沖タカベという別の名前があります。ですが、タカベとウメイロは別の魚になります。

タカベとウメイロの見分け方

背中の部分から尻尾にかけて黄色から金色の線の長さがあります。ウメイロのほうが線は大きく身体の真ん中部分付近まで伸びています。あと、大きさで見分けがつきます。ウメイロは成長するとタカベの倍ほどの大きさに成長します。

ウメイロについて

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