小さな高級魚?タカベの生態から釣り方、絶品料理をご紹介!

背中の部分は青い色でお腹の部分は銀色です。タカベの目立った特徴としましては、背中の部分から尻尾にかけて黄色から金色に近い色になっています。沿岸の岩礁に大群で生息し、定置網などで捕獲されます。量は伊豆諸島の地域だけで、年間160から360トンほどが採られるようです。神津島(伊豆諸島にある島)では、建てきり網という潜水追い込み漁で捕獲されています。

タカベの生息地

タカベは海水魚で沿岸域岩礁地帯の中層で生息しています。分布は、本州から九州の太平洋岸や伊豆諸島に多く見られ、日本海側にも見られます。成魚が多くとれるのは、東京都、千葉県、静岡県等です。群れを作って活動をして、動物プランクトンを主食としています。産卵期は8月~10月になります。関東では、夏の魚の代表的な魚となっています。市場では4、5月は走りの時季、6、7、8月が旬として考えている人が多いです。

タカベの産卵期

関東圏のタカベの産卵期は8月から10月頃に秋の産卵がはじまります。受精後60時間程で生まれるそうです。水の温度は16、17度くらいがいいと言われています。タカベの成長はゆっくりです。半年で5cmくらいまでに成長し、2年で20cmくらいまでに大きくなります。ですが、2年目以降の成長はゆっくりになります。20cm~30cmくらいになるには7年程かかると言われています。

NEXT タカベとウメイロの違い