ソロキャンプの醍醐味
誰にも邪魔されず、気が向いたときにふらっと行けるそれがソロキャンプの醍醐味です。ひとりで自然を直に感じる癒しの時間。ネガティブなイメージを持つ方も多くいるとは思いますが、自分だけの時間を好きなことをして過ごす事はとても贅沢で魅力的だと思いませんか。
とにかく自由なのがストレスフリーで日頃の疲れも忘れさせてくれるはずです。
時期と準備
おすすめの時期は暖かい4~6月、9月~11月頃でしょう。慣れてくれば、冬キャンプもおすすめです。ソロキャンプのメリットは気軽に行ける点として上げらるのが少ない道具で行けるとういことです。とりあえず、過ごす場所(寝る場所)と食事の道具さえ揃えばすぐにでも行けます。
その中でも、重要な食事で重宝する『メスティン』を紹介させいていただきます。キャンプや登山でアツアツのおいしい料理を味わえれば素敵ですよね。初めてのソロキャンプをする方にこそおすすめしたいです。『メスティン』があれば快適なキャンプを過ごせること間違いなしでしょう。
メスティンとは?
スウェーデンで創設されたトランギア社の商品で、簡単に言えば飯盒です。馴染みのある黒い高さのある昔ながらの飯盒とは違いシンプルでオシャレな見た目が魅力のメスティン。メスティンには、ソロキャンプにおすすめのレギュラーサイズのメスティンと、大人数でも楽しめるラージサイズの2種類の展開があります。
コンパクトで軽い
メスティン TR-210 重量:150g、サイズ:17×9.5×6.2cm、容量:750mlアルミニウム製なので軽くサイズも掌サイズでコンパクトです。最大炊飯量は約1.8合です。ラージサイズTR-209 重量:270g、サイズ:20.7×13.5×7cm、容量:1350ml、最大炊飯量は約3.5合です。
幅広い料理に役立てられる
炊飯はもちろんの事、焼く、煮る、蒸す、揚げるさらにこれだけにとどまらずケーキやパンも作れるのだから万能だと言う他ありません。付け外し可能な取手も付いており調理もしやすいです。
また、素材はアルミ製なので熱伝導率が高く熱を均一に伝えるためご飯が美味しく炊けていい事尽くしです。
アウトドア以外でも活用可能
キャンプの飯盒としてだけでなく、最近はお弁当箱として利用している人も多く、四角いアルミニウム製のおしゃれなお弁当箱としても使えます。シンプルながらインスタ映えする見た目が人気を呼んでいます。
しかし、ここで注意したいのがメスティンはアルミニウム素材のため電子レンジ使用不可だという事です。
メスティンを使う準備をしよう!
メスティンを購入したらすぐ使いたいところですが、使用前に2つやるべき事があります。これを行えば使いやすくなるだけでなく長く綺麗な状態で使えるようになりますので是非やっておきましょう。
バリ取り
メスティンのフチを触ってみるとザラザラとしています。このままでも問題なく使用できますが、作業中に手を切ってしまう危険性があります。そこで、「バリ取り」を行うと綺麗になります。100円均一でも手に入るサンドペーパーでバリを削れば簡単に取れます。詳細は、下記記事よりご覧になれます。
シーズニングとは?
メスティンはアルミニウムという素材で作られていおり、購入時点では何も加工されていません。まっさらな状態のアルミ鍋です。そのままのシーズニングをせずにメスティンで煮炊きをすると、アルミが酸化し黒色に変化したり、さびやすかったりするので、守ってくれる「被膜」を作る=シーズニングが必要なのです。
シーズニングしないとどうなる?
メスティンが変色したり、さびやすくなるのもそうですし煮炊きをした際にアルミの臭いが移ってしまったり焦げやすくなるのでシーズニングは美味しいごはんを楽しむためにも必要です。
絶対にやらなければいけない事はありませんが、ちょっとした手間でメスティンを長持ちさせ美味しいご飯も食べられますのでやるに越したことはないと思います。
シーズニング手順①
シーズニングはお米のとぎ汁または野菜くずと一緒に煮込む事によって行います。トランギア社ではお米のとぎ汁を推奨しております。お米のとぎ汁を使うことで、メスティンの表面に薄い皮膜ができてアルミ臭を抑制し黒ずみ予防にもなります。
シーズニング手順②
メスティンが全体浸かるくらいのお米のとぎ汁を大きい鍋に入れ15分を目処に沸騰させます。この際、本体だけでなく蓋も同時に行うことをおすすめします。その後火を消し冷めるまで待ちます。完全に冷めたら洗剤で洗い流して乾かせば完了です。この作業は1度きりで構いませんが定期的に行えば黒ずみを気にせず長く使えます。
メスティンを使って炊飯してみよう!
メスティンの1番の役目、それはもちろん「炊飯」です。基本的な美味しいお米の炊き方を紹介いたします。こさえマスターしておけば応用の料理も簡単にできますので覚えておくととっても便利です。
事前準備として給水は必須
メスティンで炊飯をする際けっこうな確率で失敗する人は、『給水』を怠っているため失敗をします。お米は必ず30分以上給水をさせましょう。季節によってお米の給水は変わってきます。春~夏は30分、秋~冬は1時間給水させると美味しく炊けます。
固形燃料を使って炊飯
【メスティン レギュラーサイズの場合】給水したお米1.5合に水300mlを入れて、30gの固形燃料が燃え尽きるまで約20分前後火にかけます。その後、20分間蒸らします。 さらに、15分程裏返して蒸らします。これで、美味しいお米が炊き上がります。固形燃料を使用する事で火の調整も不要で火から下ろし忘れても失敗しません。
ポイント&おすすめアレンジ
新米を使用して炊く場合は、給水時間を少し短めに設けて入れる水の量を気持ち少なめにすることで美味しく炊き上がります。これは、新米は水分を多く含むので通常通り炊いてしまうと柔くなってしまいす。また、通常のお米を炊く際に、少量だけのサラダ油を加えると、ツヤツヤのお米に炊き上がります。
メスティンと合わせて使いたい便利グッズ
メスティンにはやはり「火」がなければ始まりません。燃料は様々ありますので目的に応じて使い分けをおすすめします。またその他の便利グッズを合わせて使用すればより快適に料理の楽しめます。