焚き火に使う薪を完全攻略!種類や組み方などを徹底解説します

ここで、薪割をする時に使いたい手斧をいくつかご紹介しましょう。まずはフィスカースの「X7Hatchet7850アックス」で、重さが645グラムと軽量な手斧です。手元がガラス素材なので軽量化されており、薪割り以外にも枝を切ったりなどをすることもできます。

ハスクバーナ「キャンプ用斧」

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2点目はハスクバーナの「キャンプ用手斧」です。重量こそ約1キロとフィスカースのそれよりも重いですが、持ち手にあるカーブのおかげで少ない力で薪を割れるようになっています。刃はお手入れがしやすい素材であり、薪割の初心者でも扱いやすいモデルといえるでしょう。

薪の組み方にはいろいろな種類がある

焚き火をする時にはいい加減に薪を置いておけば良いというわけではなく、薪自体の組み方にも工夫をする必要があります。風邪の通り道を作ってしっかりとした組み方にしておけば、いい加減な組み方よりも断然薪が燃え続けてくれますし、火も付きやすくなってくれるのです。

一般的な薪の組み方と火のおこしかた

まず一般的に行われている薪の組み方というのは、薪を傾けさせて円すいの形に組んでおくというものです。こうすることで中に空気が入り、薪がしっかりと燃えてくれるのです。火を起こすときは最初にまつぼっくりや市販の点火剤などの確実に燃えてくれるものに火をつけ、そこから薪へと移していきます。

大きな火柱を楽しみたい場合は井桁組

大きな火柱を挙げる焚き火を楽しみたいのであれば、井桁という方法をおすすめします。薪を2本ずつ縦と横に順番に組み上げていき、漢字の「井」の形にします。こうすることで全体的に燃えるようになるので、さながら同じ組み方をするキャンプファイヤーのごとく火が上がってくれるでしょう。

希望の燃え方スタイルによって合掌型「開き傘」か「閉じ傘」を選んでも良い

このほかにも組み方はいろいろとあり、長い時間続けたいという燃焼時間重視であれば開いた傘の骨組みのように置いて小さい火で燃え続ける合掌型「開き傘」がおすすめで、同じく合掌型の「閉じ傘」は円錐の形にして組み合わせることで、火が勢いよく燃え上がってくれるという特徴があります。

焚き火をより楽しむために知っておきたい薪のこと

たとえすでに割ってあるものでもそれをそのまますぐに火をつけて燃やすのではなく、、どんな性質なのかやどういった状態ならば燃えやすいかなどを知っておくことも結構重要です。スムーズに実行して楽しむ時間を長くとるためにしっかりと覚えておきましょう。

薪は水分を極力抜いて乾燥させたものを使う

火というのは湿気があると当然燃えにくくなり、逆に乾燥していれば燃えやすくなります。冬場は空気が乾燥しているからこそ火も起こりやすいのはそのためで、薪もできる限り湿り気を無くして乾燥した状態のものを使えば、しっかり燃えてくれる状態となります。

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