釣り糸(ライン)の種類や強度について解説!初心者入門編

素材の硬さ・柔らかさを把握したら、次は釣り糸の太さにも注目しましょう。釣りでは「いかに魚を騙すか」が大切なので、釣り糸は「いかに魚からバレないか」が大切になります。そのため「なるべく細い釣り糸を使う」というのが基本的な戦略になるのです。

ただ、細すぎる糸は切れやすくもあります。「強度を失わない限り」で細い糸を選ぶ必要があります。「釣りたい魚の重さや力」「釣り糸の素材の強度」とのバランスを考えながら、できる限り細い糸を選ぶのです。ちなみにPE素材はもっとも硬いので、ナイロン・フロロカーボンと同じ強度を保ちながら、より細い糸にすることができます。

釣り糸の基本用語

釣り糸の「強度」と「太さ」を示す用語を知ろう

ここまで説明したことから、釣り糸の素材・強度と太さの関係について、具体的なイメージをお持ちいただけたことと思います。そこで今度は、釣り糸の強度と太さを表す用語について学んでいきましょう。

基本用語① ポンド(lb)

釣り糸のパッケージには、「lb」という単位の数値が記載されています。これは釣り糸の強度を表す単位で、読み方は「ポンド」です。ポンドは本来、重さを表す単位です。1ポンドは約450gです。ポンドを釣り糸の強度として使うときは、「その重さ以上の負荷がかかると糸が切れてしまいますよ」という意味になります。

たとえば、釣り糸の強度が「6lb(6ポンド)」という場合を考えてみましょう。この場合は「6ポンド=2.7kg(450g×6)」の重さがかかると切れてしまいますよ、という意味になります。

基本用語② 号数

一方、釣り糸の太さを表すのは「号数」です。釣り糸のパッケージ書いてある「3号」「3.5号」といった数値のことです。号数が大きいほど、釣り糸の太さも大きくなります。また、太くなるほど強度も上がりますので、号数が大きくなれば「lb(ポンド)」も大きくなる関係にあります。

号数がわかると、lb(ポンド)をおおまかに割り出すことができます。ナイロン・フロロカーボン製の釣り糸の場合は、号数を4倍するとlb(ポンド)になります。PE製の場合は、号数を20倍したものがlb(ポンド)です。ナイロン・フロロカーボンに比べて、PEの強度がいかに大きいかわかります。

釣り糸の種類・特徴

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