釣り糸(ライン)の種類や強度について解説!初心者入門編

ナイロン素材の釣り糸は、主要3種類の中でもっとも柔らかい素材です。そのため「使いやすいがアタリをとりにくい」という特徴があります。また水を吸いやすく、塩分や紫外線にも弱いため、劣化が早いというデメリットもあります。ただ値段は主要3種類の中でもっとも安価なため、リーズナブルで使いやすい釣り糸として、初心者におすすめです。

種類・特徴② フロロカーボン製の釣り糸

フロロカーボンは、ナイロンよりも硬い素材です。そのためナイロンに比べて「アタリをとりやすいが使いにくい」ということになります。耐久性についてはナイロンより優れています。また、重い素材なので「飛距離を出しにくい」「沈みやすい」という特徴もあります。「沈みやすい」ことは、深い場所の魚を狙う際にはメリットになります。

種類・特徴③ PE製の釣り糸

PE素材は、主要3種類の中でもっとも硬い素材です。アタリのとりやすさは抜群ですが、一方で釣り糸が絡むトラブルが起きやすく、使いこなすには慣れが必要です。また硬いと同時にとても軽い素材でもあるため、「遠くまで飛ばせる」「浮きやすい」という特徴もあります。「浮きやすい」ことは、水面付近の魚を狙う際にはメリットとなります。

釣り糸の強度・選び方

種類ごとの強度を整理しよう

まず、素材ごとの強度を改めて整理しましょう。ナイロンは柔らかい素材なので劣化が早い一方、摩擦にはある程度耐えられます。フロロカーボンはナイロンより硬く耐久性があり、耐摩擦性も非常に高いです。

PEは極めて硬い素材ですが、特殊な製法で作られています。1本の糸ではなく、複数の細い糸を編み込むようにして作られているのです。そのため耐久性が高く荷重にも強いのですが、編み込まれた1本1本がとても細いので摩擦には弱く、切れやすい性質を持っています。

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