バーベキュー人気食材で作る！子供が喜ぶおすすめメニューと遊び

バーベキューを子供と楽しむためのコツ-事前準備がポイント-　

小さな子供たちを連れたファミリーキャンプでは、子供たちが動き回る中で食事の準備するのは大変です。当日のバーベキューをスムーズに楽しむためには、調達した食材をあらかじめ下ごしらえしておくことがポイントです。

食材はあらかじめカットしておく

野菜などの食材は、当日現地についてから洗ったり切ったりすると、準備にかなり時間がかかります。前日にカットできるものはカットしておきましょう。焼き肉用や焼きそば用など、メニューごとの大きさにカットしておくと便利です。そして、食材ごとに保存袋に入れて持っていきましょう。

食材を漬け込んで置けばあとは焼くだけ！

肉類や魚介類は、買ったときについてくる発泡スチロールのトレイなどを外し、下味をつけて食材ごとに保存袋に入れておくと便利です。そのまま焼くだけなので手軽なうえ、しばらく漬け込んでおくことでとても美味しくいただけます。

火や道具を使わずに食べられる前菜などを用意

バーベキュー場に着いて火をおこすまでの時間、子供たちを退屈させないように、火や道具を使わずに食べられる軽めの前菜があると間が持ちます。お皿に盛るだけで食べれるようなものを保存袋に入れて持っていきましょう。

バーベキューを子供と楽しむためのコツ-注意点-

大人だけのバーベキューとは違い、子供を連れて行く場合は子供が安全にバーベキューを楽しむことができるよう、大人がしっかりと注意するべき点があります。とくに注意する点は次のような項目になります。

食材はしっかりと火を通すこと

肉類や魚介類が半焼け状態だと、とくに抵抗力が弱い小さな子供はすぐにお腹を壊してしまいます。バーベキューは火力が強くなると表面だけに焼き色がついて中身は焼けていない、というケースが多くなります。中までしっかりと火が通っていることを確認してから、子供に食べさせるようにしましょう。

子供から目を離さないこと

バーベキューに限りませんが、子供の事故は大人が目を離したわずかな隙に起こることが多いものです。バーベキューに子供を連れて行くときは、子供を事故から守り、安全に楽しむことが大切です。

バーベキューは、食事の準備や片付けに集中したり、お酒を飲んでおしゃべりに熱中してしまったりと、子供から気が離れてしまう可能性が高くなる遊びです。どんなにわずかな時間でも、子供から目を離さないように注意しましょう。

お肉はどれぐらい必要？大人と子供の量の目安

バーベキューの主役である「肉」の量について悩む人が多いようです。そして、買いすぎて余ってしまうケースが多いのです。その他の食材である野菜やご飯類、麺類などの量も考慮して、だいたい一人当たりどれぐらい必要なのかをご説明します。

基本の1人あたりの【肉の量】

基本的な1人あたりの肉の量は、男性300g、女性200g、子供 150g （小学校低学年ぐらい）、幼児 100gとなります。肉と言っても、牛肉、豚肉、鶏肉、ウィンナーなどの種類を合わせた量になります。とくに小さな子供は肉よりもウィンナーの方が食べやすかったりするので、割合を工夫しましょう。

バーベキューで子供が喜ぶ人気食材とは

バーベキューの食材と言えば、お肉や野菜や魚介類が定番ですが、定番メニューだけになると子供は好き嫌いがある子が多く、すぐに飽きてしまいます。そこで、子供が喜ぶような食材を用意しておくと、長時間大人と一緒にバーベキューを楽しむことができます。

①じゃがいも

じゃがいもは、子供が大好きな食材です。アルミホイルに包んで炭の中に入れて放置しておくだけで火が通ります。肉を焼いている間にじゃがいものホイル焼きができるので、バターをのせるだけで子供たちが喜ぶじゃがバターが完成します。

②とうもろこし

とうもろこしも、焼くだけで美味しくいただけます。茹でた状態で真空パックで売られているものが便利です。火が通っているので表面に焦げ目をつけるだけで、子供たちに人気の焼きとうもろこしが簡単にできます。

③ソーセージ

子供は普通のお肉よりもウィンナーやソーセージを好む傾向にあります。太めで骨付きのソーセージも子供たちが喜ぶ一品です。また、大きくて太めのフランクフルトソーセージを焼いて輪切りにすると、小さな子供は食べやすくなります。

④おにぎり

おにぎりは、子供が喜ぶ食材の定番です。しょうゆ味に味付けしたおにぎりを準備しておくと、バーベキューのときに焼くだけで焼きおにぎりの完成です。おにぎりの中にチーズを入れておくなど、いくつか具材を変えて下ごしらえしておくものおすすめです。

⑤お肉

お肉は焼いてそのまま食べるバーベキューの定番食材です。焼くだけではなく、焼いたお肉をパンにはさんでハンバーガー風にしたり、カラフルな野菜と一緒にくし刺しにして焼いたり、子供が喜ぶようにアレンジすると良いでしょう。

⑥マシュマロ

マシュマロは、バーベキューのおやつとして欠かせない食材です。そのままでももちろん食べれますが、長めの串に差して炭火で炙るだけで、トローリとした焼きマシュマロが完成します。また、後でご紹介する「スモア」の材料としても使えます。

子供が喜ぶおすすめバーベキューメニュー5選｜前菜編

バーベキューの準備をしている間、子供から目を離さないようにするには一苦労です。そこで、子供がすぐに食べれるものがあれば、とても重宝します。ここでは、主に前日から仕込んで当日手軽に食べれるおすすめのバーベキュー前菜レシピをご紹介します。

①いろいろ野菜サラダ

レタス、きゅうり、トマト、などの野菜をあらかじめ食べやすい大きさに切っておき、保存袋に入れて持ってきます。当日はお皿に盛ってドレッシングをかけるだけで完成。ツナ缶や刻んだハムを用意してトッピングにするのもおすすめです。

②バーニャカウダー

バーニャカウダーソースは、事前に自宅で作っていくと便利です。鍋にニンニク60gとひたひたの水を入れ、柔らかくなるまで10分ほど煮込みます。ニンニクが柔らかくなったら、アンチョビ40g、白みそ30g弱、オリーブオイル70mlと共にフードプロセッサーにかけます。当日は、アルミ皿に入れて温め、お好きな具材を付けて食べます。

③ミニトマトのマリネ

ミニトマト500～600gを熱湯に20秒ほどくぐらせて皮を湯むきします。水気をふき取ったミニトマトを保存容器に入れ、レモン汁大さじ1とはちみつ大さじ3を入れて軽く混ぜ、一晩冷蔵庫で休ませます。当日は容器のままクーラーボックスに入れて持っていき、そのまま食べられます。

④きゅうりの浅漬け

きゅうり3本を食べやすい大きさに切り保存袋に入れ、市販の浅漬けの素も入れます。こちらは30分ぐらい漬け込むと味が付くので、当日出発前にパパっと作ってクーラーボックスに入れて持っていくのが良いでしょう。冷えたきゅうりは子供たちに大人気です。

⑤玉ねぎと生ハムのマリネ

スライスした玉ねぎ2個分を30分ほど水にさらします。玉ねぎの水気を切り、生ハム100g、オリーブオイル大さじ2、レモン汁大さじ2、メープルシロップ小さじ2、塩コショウ少々を全て保存袋に入れて冷蔵庫で一晩置きます。当日そのままお皿に盛れば食べれます。

子供が喜ぶおすすめバーベキューメニュー6選｜ホイル、網焼き編　

バーベキューの網の上で、定番の材料をそのまま焼くばかりでなく、ホイル焼きや子供が喜ぶおすすめの食材を焼いてレパートリーを増やすと、飽きがきません。おすすめメニューを6つご紹介します。

①じゃがバター

じゃがいもを洗い、濡れた新聞紙で包み、その上からアルミホイルでしっかりと包みます。火を起こしたバーベキューの炭の中に仕込みます。30分～ 60分ほど放置し、竹串かお箸を刺してみてスーッと入れば完成です。バターや塩コショウ、お好みで明太バターを付けて食べても美味しいです。

②焼き芋

作り方は、基本的にじゃがバターと同様です。さつまいもを洗い、濡れた新聞紙で包み、その上からアルミホイルでしっかりと包み、火のついた炭へ投入し、途中2,3回転がしながら30分～ 60分焼きます。あまり火の強い炭の中に入れると黒焦げになってしまうので、端っこの方に置くのが良いでしょう。

③バター醬油コーン

茹でた状態で売られているとうもろこしならば、バーベキューの網で焼き色を付けるだけで簡単ですが、皮つきの生のとうもろこしを焼いて食べるのもおすすめです。皮つきのとうもろこしを網の上で焼き、焼き色が付いたら火傷しないように皮をむきます。更に醤油とバターを塗り転がしながら焼くと香ばしいバター醬油コーンの出来上がりです。

④アヒージョ

小鍋か深めのアルミ皿に、ニンニク10片、オリーブオイル100ml、コンソメ顆粒1本を入れ、ニンニクが柔らかくなるまで煮込みます。その後、シーフードミックスを1袋入れて煮込み、火が通ったら完成です。お好みでしめじやマッシュルームなどのきのこ類を入れてもOKです。

⑤鮭の味噌マヨホイル焼き

アルミホイルに生鮭一切れ、玉ねぎスライス適量、しめじ適量を置き、味噌大さじ1とマヨネーズ大さじ2を混ぜたものを加えます。アルミホイルを閉じ、バーベキューの網に乗せ15分ぐらいで出来上がり。お好みでレモン汁をかけて食べるのも良いです。

⑥フライドオニオンスープ

鍋に水を入れて沸騰させます。お湯の三分の一ぐらいの量のフライドオニオンを入れ、コンソメ顆粒と塩コショウで味付けをしたら完成です。分量は、人数に応じて調整してください。フライドオニオンは、サラダのトッピング用に販売されいるもので、玉ねぎの甘みが短時間で引き出せるので便利です。

子供が喜ぶおすすめバーベキューメニュー10選｜お肉、お魚編

バーベキューの主役であるお肉や魚介類は、そのまま焼いても美味しいですが、ちょっと工夫をするだけで子供たちも喜んでたくさん食べてくれます。お肉とお魚（魚介類）のおすすめメニューを10個ご紹介します。

①超簡単マーマレードスペアリブ

バーベキュー前日に、豚スペアリブ12本を、マーマレード1瓶、マーマレードと同量のしょうゆ、にんにくチューブ2cm程度を合わせたものに漬け込みます。保存袋に入れて漬け込んでおき、当日そのままクーラーボックスで持っていき、バーベキュー網で焼くだけで完成です。

②タンドリーチキン

バーベキュー前日に、鶏もも肉700gぐらいを、プレーンヨーグルト大さじ4、はちみつ大さじ3、刻んだカレールー2片分、麺つゆ小さじ1、塩コショウ適量を合わせたものに漬け込み冷蔵庫で寝かせます。

当日そのままクーラーボックスに入れて現地へ持っていき、バーベキュー網で焼くだけで完成です。子供用と大人用半分ずつに分けて、大人用に辛口のカレールーや辛口スパイスを使用するのもおすすめです。

③コロコロステーキ

バーベキューの網の上にフライパンを熱し、赤身のサイコロステーキ用肉をバター焼きし、塩コショウとしょうゆで味付けします。同じ焼いた肉でも、バター風味で食べやすいので子供も喜ぶ一品です。

④パイナップルチキン

鶏もも肉4枚を、バーベキューソース大さじ4と、パイナップルジュース大さじ2に漬け込み15分ぐらい置きます。鶏もも肉とパイナップル缶詰（輪切り）をバーベキュー網で焼き、鶏もも肉の上にパイナップルを重ねて置けば完成です。鶏もも肉は中まで火が通るようしっかり焼きましょう。

⑤ビア缶チキン

鶏丸ごとを焼く、豪華なバーベキューメニューです。前日の夜、丸鳥にフォークで数か所穴を開け、クレージーソルトをたっぷり全体にすり込みます。水分が出るので、全体をキッチンペーパーで覆い冷蔵庫で一晩置きます。

当日、バーベキュー網にアルミ皿を乗せ、その上に中身を半分にしたビール350缶を置き、丸鳥を座らせるようにお尻にビール缶を差し込みます。ブリキのバケツをかぶせてバケツの上にも火のついた炭を置きオーブン状態にします。1時間ほどで火が通ります。様子を見て全体が茶色く焼き色が付いていれば完成。

⑥カルビスープ

バーベキューで余ったカルビ肉や野菜はスープにすれば美味しく頂けます。鍋にお湯を沸かし、カルビ肉と野菜を入れ、コンソメで味付けするだけです。泊りのキャンプならば、翌朝の朝食にもおすすめです。

⑦ローストビーフ

牛もも肉にフォークで数か所穴を開け、クレージーソルトを表面にすり込み1時間ほど置きます。バーベキュー網で表面に焼き色を付け、アルミホイルで全体をしっかり包み、その上からタオルで巻いて30分放置します。食べやすく薄切りにしてお皿に盛れば出来上がりです。

⑧鶏胸肉のレモンチキン

前日夜に仕込んでおき、当日焼くだけのメニューです。鶏胸肉2枚の皮を剥ぎフォークで数か所穴を開け、保存袋に入れます。そこへ、（レモン汁大さじ2、パセリ大さじ4、ニンニクチューブ2cm、蜂蜜小さじ1、塩コショウ適量、酒少々）を混ぜ合わせたタレを入れて揉み込みます。

冷蔵庫に入れて一晩寝かせておき、当日バーベキュー場へ持っていきます。あとは、炭火で火が通るまで焼けば完成。脂身が少ない胸肉を使うのであっさりしていて、レモンのさわやかな風味がとてもマッチする一品です。

⑨アクアパッツァ

白身魚（タイやカレイなど）半身2切れと砂抜きしたアサリ1パックを準備しておきます。フライパンか大きめのアルミ皿をバーベキュー網に乗せて熱し、オリーブオイル大さじ4でニンニクチューブ2cmほどを炒めます。ニンニクのいい香りがしてきたら、魚とアサリ、プチトマト1パックを投入してクレイジーソルト適量を振り入れます。

アルミホイルなどで蓋をして、約4分置き魚をひっくり返し更に蓋をして3分熱します。様子を見てアサリが開いて魚に火が通れば完成です。子供が食べやすいように、魚は半身の状態にして骨を取り除いておくのが良いでしょう。