サーモントラウトとは?
スーパーでよく見かけるトラウトサーモン。お寿司屋さんでよく見かけるサーモン。ちらし寿司にもサーモンは欠かせません。生身のサケはやっぱり油がのってトロトロしていて美味しいなー、なんて思っていましたが、そのサーモン、サケではいのです。皆様は、ご存知でしたでしょうか?
サーモントラウトは実はマス
そうなんです。実はサーモントラウトとは“サケ”ではなく、“ニジマス”。しかし、ニジマス自体、サケとは全く別の品種ではなく同じサケ科に分類される魚種。そのニジマスが海水で養殖されたもので、現在は主にチリやノルウェーなどから生食用に輸入されています。それが商品名となり「サーモントラウト」と呼ばれるようになったのです。
サーモントラウトのカロリー
気になるカロリーですが、100グラムあたり226kcal。一見、高そうにも感じますが、その中身は脂質(105.84kcal)、タンパク質(66.56kcal)、エネルギー(181kcal)、そして炭水化物が(0kcal)。ちなみに、この脂質にはDHA、EPAといった不飽和脂肪酸が多く含まれるのでコレステロールを下げる働きにも期待できます。
サーモントラウトとサーモンの違い|見た目
サーモントラウトとはサケではなく、海水で養殖されたニジマスだという事は上記で説明いたしましたが見た目などにはどんな違いがあるのかを検証していきます。トラウト=鱒、サーモン=鮭、ということですが果たしてその違いにはどこまで差があるのか気になりますよね。
サーモンの画像
こちらは北海道産の「鮭」の切り身。鮭の種類にも、紅鮭・秋鮭(通称:白鮭)・希少価値が高いとされる鮭児、銀鮭など。季節によってその名称も異なる鮭もあります。そして大体のスーパーで売られているのが紅鮭と白鮭。濃い赤い色をした紅鮭は白鮭よりも少々値段が高く鮭の中では断トツにアスタキサンチンを多く含みます。
サーモントラウトの画像
そしてこちらがサーモントラウトの切り身。紹介してきたレシピほぼ全てでこちらのサーモントラウトが使われています。“サケ”ではなく海で養殖できるよう改良された“ニジマス”ですが脂ののりもよく、サーモンの中でも最も“鮭”に近い味とされています。
見た目の違い
さて、どちらも単体で出されたら見分けられるでしょうか。。という位、切り身の見た目自体に大きな差はありません。色合いでいうとトラウトサーモンは鮮やかなオレンジ色が濃く白い筋が細かく入っています。サーモンはと言いますと薄い肌色に近い色合い。皮にもトラウトサーモンには赤みが掛かっていてサーモンにはその赤みはありません。見分けるポイントはこんな感じでしょうか。
サーモントラウトとサーモンの違い|味・カロリー
見た目の次は、味やカロリーについてです。サーモントラウトは同じサケ科という事ですのでこちらも、そんなに大差はないと思いますが果たしてどうでしょう。明日からの献立にも少しお約立てに、いかがでしょうか。
味の違い
基本的にサーモン「鮭」は天然物。アニサキスなどの寄生虫がいるためお刺身では食べられません。一方のトラウトサーモン「ニジマス」は紹介してきた通りお寿司やお刺身、サラダなど生食用としても多く使われ「サケ」に最も近い味とされているのは説明にもあった通りです。加熱調理して頂く鮭=サーモン、生食で頂くニジマス=サーモントラウト。どちらも個々の味わい方での違いであれば、それぞれ変わってきます。
サーモンとサーモントラウトのカロリーの違い
スーパーで売られている、ほとんどのサケ(サーモン)は100gあたり、約133Kcal~138Kcal。トラウトサーモンのカリーは100gあたり、約225Kcal。トラウトサーモンの方がやや高いですが驚くほどの差はありません。そしてどちらにも中性脂肪に働きかけるDHAやEPAといった栄養成分を多く含んでいます。ですが、食べすぎはやはりよくないです。どちらのお魚も適度な摂取が望ましいです。
サーモントラウトの人気レシピ10選①
鮮やかなオレンジ色と油ののったトラウトサーモンはお料理にも鮮やか、かつ華やかな印象を与えてくれますよね。パーティーや、おもてなしの席にも大活躍のサーモントラウトの人気レシピを幾つかご紹介します。
サーモントラウトの刺身
お身用のサーモントラウトと、彩りを添える為にベビーリーフをご用意。よく切れる包丁でお好みの厚さにスライスしたらお皿に盛り付け、ベビーリーフをサーモンの隣に添えます。頂く際はワサビ醤油でベビーリーフとご一緒に。サーモンの脂をビーリーフの爽やかな風味が後味もさっぱりとさせてくれます。
サーモントラウトの野菜のホイル焼き
アルミホイルにお好みの野菜やキノコをサーモンと一緒に盛り付け、塩コショウや醤油を一振りしたらアルミホイルを閉じ、グリルで20分程焼きます。サーモンにピザ用チーズをのせて焼く調理法もおすすめです。
調理の前に
これからご紹介するアルミホイルを使ったレシピには調理の前にサーモンを半日程、牛乳に漬け込んでみてください。生臭さが飛び、よりとろけた食感が楽しめます。ちなみに牛乳から取り出したサーモンは軽く流水で洗い流しましょう。
サーモントラウトの炙り
お刺身用のサーモンをお好みの厚さに切ったら家庭用バーナーで炙ります。お刺身用のサーモンを選ぶことでよりとろけた、口当たりのまろやかな炙りサーモンになります。酢飯にサーモンを乗せ、サーモン炙り丼などもいかかでしょうか。
調理の際の家庭用ガスバーナー
ご紹介したサーモン炙りや、その多洋菓子作りなど。一台あるとレパートリーがグッと広がるトーチバーナー。ホームセンターやネット通販などでも簡単に購入できますが、使用の際は安全な環境に整えてから調理するように心掛け、火の元には終始気を付けながらお使いください。