グレゴリーとは
現在アウトドアパックで大人気のブランド、グレゴリーは1977年にウェイン・グレゴリーによってアメリカで創設されました。ウェインは、自身のボーイスカウトなどの経験から、バックパックも「背負う」という考え方ではなく、靴と同じように「身に着ける」ものであるという哲学のもとフィッティングにこだわり続けました。
それまで冒険家などが使用していたが、デイリーユース用のデイパックも展開し、一般ハイカーにも支持されるようになりました。日本国内でも1980年代後半から上陸し始め、当時のアメカジブームやビンテージの流行にのり、ストリートの若者の間で大きく広がりました。40周年を迎えた現在でも世界のトップを走るアウトドアメーカーです。
高性能バックパックの世界的メーカー
冒険家からデイリーユースのユーザーに対して、バックパックを「身に着ける」心地良さを追求しているグレゴリーは、世界的なブランドになっても時代とともに変化するニーズに応え続けることを忘れていません。
人間工学に基づく革新的なデザイン
当時はまだ馴染みがなかったレディースやキッズモデルなどの開発にも積極的に取り組み、誰でもフィットするデイパックの製造に対する情熱は、いまや人間工学や解剖学に裏打ちされるところまで達しました。背面長、ウエストベルトやハーネスまでの全てがサイズ別に展開され、各ユーザーの体に合わせたフィッティングが可能になっています。
登山から日常まで幅広いラインナップ
グレゴリーは登山からデイユース用のバックパックの他にもショルダーバッグ、メッセンジャーバッグなど数多くのアイテムを展開しており、それぞれのアイテムでデザインやカラーのラインナップが豊富なため、いくつも欲しくなるのがグレゴリーの魅力です。
デイパック
デイパックという名称自体がグレゴリーのデイパックから始まり、バックパックのスタンダードとして1977年の誕生以来愛され続けています。グレゴリーの伝統的なティアドロップ型のデイパックは定番で、デザインだけでなく機能性も高いデイパックです。日常のアイテムの一つとして確立され、ファッションから通勤・通学まで幅広く使用されています。
機能性としては耐久性を実現する縫製技術や、登山用に使用されるナイロン生地を使用し摩耗耐性が強くなっています。デイパックの要であるショルダーストラップは人体に自然とフィットするカーブを描き、内側にはクッション性に優れたEVAが入っているなど機能性が高いデイパックになっています。
登山用バックパック
登山用のバックパックの中にも軽量性に優れたものやコストパフォーマンスを重視したものなど様々あります。その中でグレゴリーバックパックの代表的な「バルトロ」や「ディバ」を取り上げると、ショルダーハーネスを3サイズ、ウエストベルトは5サイズを用意し、15段階への組みかえを可能にすることで、体の各部のサイズに合わせた選択が可能になり、自分だけの理想のバックパックを作りあげることができます。
グレゴリー以外のバックパックは以下を参考にしてみてください。
フィットするパックを選ぶ方法
自分にフィットしたバックパックを選ぶ際に重要なポイントは胴の長さである「背面長」です。自分にフィットしたパックを選ぶためには、自分の身長に合わせて選ぶのではなく、背面長に合ったパックを選ぶ必要があります。グレゴリーでは背面長のサイズをXS・S・M・L・の4サイズ展開しています。胴の長さなので190cmの身長の人がMサイズで、170cmの人もMサイズということもあり得るということです。自分に合ったパックを選ぶ際には一度店舗でスタッフに相談するのがよいでしょう。