スノーピークのバーナーの魅力と人気の秘密を徹底解説!

登山やキャンプにはバーナーは欠かせません。アウトドアブランド各社がバーナーを販売する中、和製アウトドアブランドのスノーピークのバーナーはその洗練さとアフターケアで人気を集めています。この記事ではメリットや押さえておきたいおススメ商品をご紹介していきます。

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旅行、アウトドア好きなライターです。東南アジアを一人旅など海外旅行も好きですが、日本ならではの四季を楽しむのも好きです。記事が少しでも楽しむための参考になればうれしいです!
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スノーピークの特徴

スノーピークは日本のオートキャンプブームをけん引してきたアウトドアメーカーで、「スノーピーカー」と呼ばれる熱狂的なファンを多く獲得しています。会員登録数は12万人を超え、1958年創業当時から今なお愛され続けているスノーピークの秘密は何なのかご紹介します。

「つながる」徹底的なユーザー目線

まずスノーピークはユーザーと「つながる」ことを重要にしています。スノーピークは実際に「Snow Peak Way」というキャンプイベント1998年から毎年開催しています。このイベントは実際にスノーピーク社員とユーザーが一緒にキャンプに参加し、コミュニケーションを図るというイベントです。スノーピークの社長自らもこのイベントに参加し、年間5千人ほどのユーザーと直接コミュニケーションをとっています。

焚火トーク

イベントの夜には「焚火トーク」と言われる時間を設けており、焚火を囲みながらじっくりとユーザーからスノーピーク製品に関して意見を述べてもらう時間です。この焚火トークから意見を吸い取り、実際に製品に反映されているものも多いという徹底的なユーザー目線が「スノーピーカー」を生み出す特徴の一つです。

直営店でのつながり

スノーピークは直営店が全国で23店舗展開されており、アウトドアメーカーとしてはこれだけ実店舗を展開しているメーカーは少ないでしょう。実際に店舗に足を運ぶことで商品を手に取れ、店員とユーザーのコミュニケーションが図れる体制を整えているのです。

「つくる」世界トップクラスの開発力

二つめの特徴が「つくる」技術力です。スノーピークが扱っている600以上ある製品のほとんどは自社開発で、完全国内生産です。このモノづくりの技術を支えているのは本社がある新潟県燕三条の技術力です。燕三条は江戸時代からモノ作りの町として栄え、金属加工のノウハウが詰まった場所です。スノーピーク製品の半分程はこの地区で製造されており、地元のモノづくりの力に支えられていることが質のよい製品を作る強みになっています。

開発プロセスもユニーク

スノーピークの製品開発のプロセスもユニークで、一つの製品について企画からデザイン、製造ラインにのせるまで1人の開発担当者が手掛けています。製造工程を分業してしまうと見逃してしまうような部分を、一人ですべての工程を見ることによって、ユーザーに誇れる製品を生み出すことができるのです。

スノーピークのバーナーを選ぶメリット

出典:snowpeak

バーナーは各メーカーが取り扱っている中、スノーピークは日本人ならではもの作りに対する情熱と、徹底的なまでの使用者目線での製品開発により、「スノーピーカー」と呼ばれる多くのファンを獲得しています。そんなスノーピーク製のバーナーの魅力をご紹介していきます。

デザイン性の高さ

スノーピーク製品は他社製品に比べデザイン性に優れているものが多いです。1990年からは毎年「グッドデザイン賞」に製品を申請し続けており、2014年までに54アイテムを申請し、52アイテムがGマークを取得。Gマークの取得ができなかった2アイテムに関しても、アメリカ旅行専門誌「トラベル&レジャー」やNational Geographicのデザイン賞を獲得したりと海外からの評価も得ています。

ここ数年のバーナーに関しては2015年に「ヤエンストーブレギ」、2018年には「フラットバーナー」、「グリルバーナー雪峰苑」の3つのスノーピークのバーナーがグッドデザイン賞に選ばれています。製品の使いやすさから、片付けのしやすさなど、使用者目線に立った細かい所の機能性が評価されています。

IGTとのドッキング

スノーピークのバーナーの魅力の一つはIGT(アイアングリルテーブル)とのドッキングが可能なところです。卓上において使用できる「フラットバーナー」や「ギガプレートバーナーLI」等のバーナーはスノーピーク製のIGTにドッキングすることで、どこでも調理しやすいキッチンを作りだすことができます。

●フラットバーナー

出典:snowpeak

余分な機能はできるだけそぎ落とし、シンプルを追求したバーナーです。バーナーヘッドが外に出ていないので、炎が風に影響されにくい設計です。また簡単に分解ができるため、使用後の清掃も手間がかかりません。上部に凸凹がないため、IGTにドッキングしてもフラットになるため、鍋などの移動がスムーズになります。

詳細

  • サイズ:270×410×110mm
  • 質量:1,900g(収納ケース除く)
  • 収納サイズ:360×250×80mm
  • 最大出力:3,000kcal/h
  • 材質:ステンレス、ブラス、アルミ、スチール、樹脂

●ギガパワープレートバーナーLI

出典:Amazon

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卓上用のとして開発された大型のハイパワー薄型バーナーです。ガスカートリッジを倒立させて設置するスノーピークオリジナルのシステムを採用し、気温の変化に左右されず炎を安定させます。IGTに2台セットし、ツーバーナーとして使用することも可能です。

詳細

  • サイズ:470×310×130mm(ガス容器ホルダー含む)
  • 質量:2,700g
  • 収納サイズ:360×250×100mm(h)
  • 最大出力:3,000kcal/h
  • 材質:ステンレス、アルミニウム合金、ブラス、スチール

製品への信頼

スノーピークは「メーカーが自社製品に責任を持ち続けるのは当たりまえ」という理念があり、そんな製品の品質への自信から「永久保証制度」を取っています。「永久保証制度」は保証期間は設けず、製造上の欠陥であれば購入時期関係なく無償で修理・交換でき、その他の場合は適正な価格で修理を行うというものです。他社では真似できない差別化を図るスノーピークの強みの一つです。

きめ細かいアフターケア

出典:snowpeak

スノーピークは修理の際のアフターケアなどで、ユーザーに高い評価を得ています。実際に自分が使っているスノーピーク製の商品が破損した場合、どのように修理に出し、その後の流れはどうなるのかをみていきましょう。

製品は永年保証

上記でも触れていますが、スノーピークには一切の製品に保証書がついていません。これはスノーピークの自社製品の耐久性の自信の表れでもあり、また「自社製品について責任を持ち続けるのは当然」という理念から保証書を付けていません。よくある「購入後1年間」という有期期間保証ではなく、いつ購入したとしても修理に応じる「永年保証制度」を実施しています。

まずは会員登録

修理依頼についてはオンライン修理受付にて進めますが、オンライン受付するにはまずスノーピークポイントカード番号が必要です。スノーピークホームページから登録できるので、まずは登録をしておきましょう。会員登録すると修理依頼だけでなく、購入時にたまったポイントで非売品と交換ができたり、お得なセール情報が自動的に入ってきたりととても便利です。

オンラインで修理依頼

もし製品に修理が必要な場合はオンライン修理受付で申し込めるため、キャンプ中に故障が発生した際でも依頼が可能です。専用ページではまず修理に出す製品について、不具合の状態や購入時期、使用頻度などを入力していきます。しっかりと正確に記入すると、見積りや修理期間の診断がスムーズにいくため、できるだけ正確に記入していきましょう。

製品の発送・受付

出典:snowpeak

修理製品は基本的に新潟本社のサービスセンターに送られます。製品の発送に関しては集荷に来てもらう、直接郵送、店舗での受け付けの3パターンありますので、自分の都合の良い方法で送る事ができます。発送後は、修理見積り、修理完了予定日などがサービスセンターからメールで入るため、途中経過をいちいち電話で確認するなどの手間もいりません。経年劣化以外の、製品上の欠陥であれば無償で修理してもらえます。

修理が完了したら

修理が完了すると、修理完了メールと返送した旨のメールが届きます。数件のレビューを見てみると、修理依頼してから、おおよそ10日前後で戻ってきているようです。もちろん製品や修理内容によって所要日数は変わりますので、その都度ご確認ください。

スノーピークはこのオンライン修理予約サービスでのスピードと対応で高い評価を得ています。スノーピーク製品は質の高さから価格は若干高いものもありますが、こういったきめ細かいアフターサービスがユーザーから支持され続ける理由です。

スノーピークの修理依頼についてはこちら。

スノーピークバーナーの選び方

メーカーも種類も多いバーナーですが、何を基準に選べばいいのかわからない人も多いかと思います。今から購入する人も、今使っているバーナーを見直したい人も、購入する前に確認するべきポイントをご紹介します。ポイントを確認し、自分の使用用途にあったアイテムを探してみましょう。

どんなシーンで使いたいか

出典:snowpeak

アウトドアをする時に、自分がどんなシーンでバーナーを使いたいかを考えてみましょう。大事なのは人数、場所、どんな料理をしたいかなどを考えることはバーナー選びには重要です。どんなバーナーがあれば自分が楽しく過ごせるかを想像すれば、おのずと理想のバーナーがどんなものか見えてくるはずです。

例えば一人で登山する時にコーヒーを飲むために、お湯を沸かしたいだけなら、軽量で持ち運びしやすく、使い方も簡単なものが適していると思います。そこでは携帯性やコンパクトさが求められ、あまり大きさや火力は求められないでしょう。

火力

出典:snowpeak

使いたいシーンがはっきりしたら、今度は「火力」について考えましょう。もし家族や友達グループでアウトドアをするという場合には、火力が弱いものでは大人数分の料理が出来上がるのに時間がかかってしまったり、十分に火が通らないということになってしまいます。そのためある程度火力が強いバーナーを選ぶ必要があります。製品ごとの火力は一般的に「kcal/h」で表し、数値が大きい程火力が大きいことを表します。

●火力重視「ギガパワーストーブ 剛炎」

出典:Amazon

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世界最強クラスの火力8,500kcal/hを誇る、火力にこだわった傑作です。寒くて風のある冬のキャンプでも、問題なく料理ができる火力を実現しています。4本の脚はそれぞれ5段階で高さの調節ができ、凹凸がある地面でも安定して置くことができます。

詳細

  • サイズ:350×420mm
  • 質量:1,800g
  • 収納サイズ:240×205mm
  • 最大出力:8,500kcal/h
  • 材質:ステンレス、ブラス

スノーピーク押さえておきたいバーナー5選

1998年に世界を驚かせた「ギガパワーストーブ”地”」を発売して以来、スノーピークでは次々にヒーティング系のヒットアイテムを世に送り出してきました。そんなスノーピーク製で押さえておきたいバーナーをいくつかご紹介していきます。

①ギガパワーストーブ 地

出典:snowpeak

「胸ポケットに入るストーブをつくろう!」を合言葉に制作され、1998年に販売されたコンパクトストーブ。スノーピーク初の燃焼系アイテムでもあり、今なお世界でヒットを続けるコンパクトストーブのパイオニア的存在です。

詳細

  • サイズ:106×67.5mm
  • 質量:75g
  • 収納サイズ:44×35×82(h)mm
  • 最大出力:2,500kcal/h
  • 材質:ステンレス、アルミ合金、ブラス

ウィンドスクリーンで風から守る

出典:Amazon

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