スントとは?企業コンセプトからその魅力がわかる
1936年フィンランド発、世界で初めて開発した溶液充填型コンパスをその起源に持つアウトドアメーカーのスント。それを皮切りにして、さまざまな画期的なアイテムを世界中に発信してきましたが、特に有名なアイテムは1998年に発売されたアウトドアウォッチです。高い機能性を持った、”ウォッチ型アウトドアギア”といった趣のアイテムは世界中のファンを魅了し続けています。人気アウトドアウォッチメーカー スントの製品開発の歴史と企業コンセプトをご紹介します。
スントは1936年創業の老舗メーカー
1936年に創業したスントは実に80年近い歴史を持つ老舗メーカーです。現在ではさまざまなアウトドアシーンに対応したハイスペックなアウトドアウォッチをメインのラインナップとして、その十分すぎるほどのハイスペックさでファンを魅了してやまない、アウトドアウォッチメーカーのリーディングカンパニーです。
スントはもともとフィンランド軍のコンパスを作っていた会社
もともとオリエンテーリング用の溶液充填式のコンパスを世界で初めて開発したことで有名になり、マリンスポーツ向けのダイビングコンピュータの開発やコンパスなどの商品展開によってシェアを拡大していきました。その後当時としては初めての小型サイズのダイブコンピュータを1997年に、そしてその機能を元にして、翌年にはミニマルなデザインと多機能性で人気のベクターシリーズの製作に取り掛かりました。
スントの社訓は人々のチャレンジ精神を手助けすること
”自然の中で使用者をナビゲートする”というメーカースピリットを創業当初から持ち続け、厳しいアウトドアシーンに果敢にチャレンジしていくユーザーのチャレンジ精神を尊重してきたスント。オーバースペックともいわれるほどに多機能でデザイン性に優れたアイテム開発は、あらゆる環境下で活動するユーザーをサポートしようとする真摯な姿勢の表れなのです。
スントの腕時計の魅力は高機能&高耐久
アウトドアウォッチメーカーの中でも特に世界中のファンから人気を得ているスントの製品の魅力は、長い歴史の中で蓄積された経験値に基づく高機能性、そして厳選された素材で実現される高耐久性です。アウトドアウォッチとしてハードなアウトドアシーンにも対応することのできる耐久性や耐水性と、アクティビティを細かくサポートする機能性の高さで、創業から80年たった今もなお高い人気を得ています。
スントの製品開発の歴史
オリエンテーリング用コンパスの開発から始まったという、非常にユニークな起源を持つスントですが、その製品開発の歴史を見るとさらにユニーク。スントの製品開発の転機となった出来事をまとめました。
1980年代:ダイブコンピュータで世界トップシェアに
1987年に世界初となるダイブコンピュータモデル「SUUNTO SME-ML」を発売しました。それ以前はダイブテーブルを使用することによって自力で潜水時間を計算することが一般的だったダイビング界に革命を引き起こし、ダイビングスポーツをより安全で身近な存在へと導きました。
1990年代後半:腕時計型の高機能モデルを開発
1997年に、世界で初めてダイブコンピュータを腕時計サイズのコンパクトモデルとして発売した「SUUNTO SPYDER」により、注目を浴びました。最高級のダイブコンピュータと日常での使用も可能なアウトドアウォッチを組み合わせたこのデザインは、翌年1998年に発売される「VECTOR」の基礎となっています。
2000年代初頭:アスリート向けのトレーニングウォッチを発売
2004年、に発売された「SUUNTO D9」は、腕時計サイズのオールインワン・ダイビングコンピュータです。同年に発表された「SUUNTO T6」はオリンピックレベルの計測技術をアスリートに提供することのできるモデルで、現行のトレーニングウォッチシリーズの基礎となっています。
2007年 :アウトドアスポーツウォッチの代名詞「スントコア」を発売
VECTORの機能を継承しつつさらにハイスペックにデザインされた「CORE」は、数々の賞を受賞した、アウトドアウォッチのモニュメント的存在です。アウトドアウォッチの機能水準を比較的に引き上げることに貢献し、様々なアクティビティに対応した機能性を追求しました。
2010年 :オンラインサービス「Movescount.com」がスタート
「Movescount.com」はスントによる独自のトレーニングダイアリー、スポーツコミュニティ、ダイブログのオンラインサービスです。アクティビティ愛好家たちたが自分のアクティビティログをアップロードし共有することができるようになり、コミュニケーションをとったりお互いに高めあいながらアクティビティを楽しむことができるようになりました。
スントのシリーズ紹介
8種のシリーズ展開からなるスントのアイテムは、ユーザーのそれぞれの活用場面を想定して作られています。オーバースペックとまで言われるほどなので、場面毎の適切なアイテム選びが出来れば、機能性が優れすぎていることはあっても、物足りないということはまずないでしょう。各シリーズの特徴をざっと押さえちゃいましょう。