道化師には種類がある
道化師と言えば、よく聞かれるところでは、クラウン、ピエロ、ジョーカーといったところでしょうか。道化師という単語は英語でクラウンといいます。ここでは、クラウンというカテゴリーの中でのクラウン(サーカスクラウン)、ジョーカー、ピエロの3種について述べていきます。はたしてそのメイクや風貌はどのような違いがあるのでしょうか。
クラウン
カテゴリのー中でのクラウンとは、たいがいはサーカスに出てくるクラウンを指すことになると思います。一般的に、いろんな色を取り入れた派手な恰好をして、赤い鼻をしています。また、サーカスでの役回りは間抜けな役などして人々を笑わせるのを担当しているものが多いです。
ジョーカー
ジョーカーは、中世の支配者達によって雇われている道化師です。なので、見た目も中世を思わせる格好をしてるものが現代でも多く、服装の色に関してはヴィヴィットな色やまだら模様のものを纏い、変わった帽子を被っているスタイルのものが多いです。また、ジョーカー達は中世ではどちらかというと言葉で笑いをとっていました。
ピエロ
ピエロとは日本では前述のクラウンを指すイメージがありますが、本来は無言演劇の中で生み出された役であります。その劇中で笑いの中にもの悲しさやミステリアスさを併せ持つ存在です。見かけは、衣服も含めて真っ白で、ときおり目の下に涙が描かれています。ピエロの白さは、死者の冷たい感じや無実を連想させる効果を促します。
ピエロ恐怖症とは
皆さんはピエロ恐怖症という言葉を聞いたことがありますか?ピエロ恐怖症と言われてますが、一般的にはピエロだけでなく広義の意味で道化師を見た時に恐怖を覚える恐怖症の一つです。ここでは、もう少し掘り下げて解説していきたいと思います。
アメリカではサーカスが身近
特にアメリカではサーカスは身近なもので、幼少期から道化師と対峙している子供は少なくありません。幼少期の人は、さまざまなものに好奇心や恐怖心をいだいたりします。時には、道化師の恰好をした人をさまざまな娯楽で悪役として目にすることも多いです。なので、アメリカの方の場合、ピエロ恐怖症を抱えている方は少なくないようです。
不安障害とは異なる
ピエロ恐怖症は、基本的には精神科医の治療を受けるような不安障害には分類されるものではありせん。不安障害とは、不安が強く、実生活においてさまざまな支障をきたす程度のものを言います。ピエロ恐怖症は、高所恐怖症と対人恐怖症等と似たような位置づけにあり、その程度や背景によっては医学的に恐怖症と診断される場合もあります。
トラウマに酷似している
幼少期に道化師を見て、恐怖心や不気味に感じたりした場合、それがトラウマになりピエロ恐怖症の元になってる方も多いようです。トラウマとは、激しい精神的なショックや恐怖によってできてしまった心の傷です。
様々な恐怖症
ピエロ恐怖症以外にもさまざまな恐怖症が存在します。動物や虫に対して、外傷に対して、自然環境に対して、特定の状況に対してなどがあります。ここでは、特定の状況に対しての恐怖症の説明の補足をしていきます。また、上記に挙げられてないような恐怖症について述べていきます。
特定の状況に対して
特定の状況に対しての恐怖症で代表的なものと言えば、閉所に関するものがあります。閉所恐怖症は、エレベーターやMRIなどの閉ざされた場所にいる場合、とても恐ろしく感じしてまうことを言います。
どのような物でも恐怖の対象になりえる
世の中には大、美人恐怖症、文字恐怖症、恐怖に恐怖する恐怖恐怖症、ピーナッツバター恐怖症などさらにさまざまな恐怖症があります。人はそれぞれの感覚をもっています。また、人の感覚と合わせてタイミングや事象の遭遇の仕方によってはどのようなものでも恐怖の対象になる危険性があります。
恐怖症の様々な原因
ピエロ恐怖症だけでなく、恐怖症全般においても大きく分けて3つの原因に由来してる可能性があります。ダイレクトな体験、またその逆のインダイレクトな体験、第三者の口伝による体験を何度も聞いたことによる影響などが挙げられます。
ダイレクトな体験
これは直接自分自身が体験した経験です。例えば、自分自身がピエロと対峙して表情が読めなく不気味さを感じて、そのショックがずっと心に根付いてしまって、ピエロに恐怖をいつまでたっても感じてしまうようなケースです。
インダイレクトな体験
ある対象物に自身の親と対峙したとします。そして、その対象物に対して親が泣き叫んで恐怖してしまったのを目の当たりにしてしまったとします。そのような場合、自身の心にその対象物への恐怖が生まれる時もあります。特に、怖がってた人が自身の尊敬しうる人物の場合は影響されやすいです。
第三者による体験
インダイレクトな体験と少し似ていますが、少し違いがあります。これは、自身が何か恐ろしい現場にいなくても、自分に影響力のある第三者からその恐ろしい現場や対象物の話を何度か聞かされることによって、自身の心にその出来事や対象物に対して恐怖が根付いてしまうというケースです。
ピエロ恐怖症の症状は様々
ピエロ恐怖症の症状としては、心臓の拍動が自分で分かるほど高まったり、変な汗が出てきたり、不安に襲われたり、道化師に対して激しい嫌悪感が生じたり、緊張が高まったりします。それでは、道化師にまつわるどのような状況でそのような症状が起こりえるか、また他にはどのような症状があるかいくつか述べていきます。
白塗りだけでも反応してしまう場合もある
白塗りは時折無機質な雰囲気を相手に与えます。道化師の感情が読み取りづらく、強く恐怖として残ってる場合も多いです。また、道化師にまつわる他の要因で恐怖を受けたとしても、その時の白塗りのインパクトが強く残ってたりすることで、道化師でなくても白塗りの顔を見ると、反応してしまう場合もあります。