玉ねぎは薄切り、パプリカは細切り、にんにくはみじん切りにします。フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火で香りが出るまで炒めます。玉ねぎを火が通るまで炒めて、洗っていないお米を投入し半透明になるまで炒めます。ムール貝とパプリカを入れてさらに炒めます。
トマト缶と砕いたブイヨンと水を入れて、強火で5分程炒めます。全体を軽く混ぜたら蓋をして、弱火で15分程炊きます。お米が炊きあがったら火を消して、蓋をしたまま5分程蒸らせば完成です。
味の評判
殻ごと炊いているのでしっかりとお米に貝の出汁が染み込んで美味しいと評判です。にんにくとオリーブオイルはたっぷり使うと、香りがよく食欲をそそります。ムール貝だけでなく、一皿でたくさんの魚介や野菜を食べることもできるので、栄養もたっぷり摂れます。
ムール貝の酒蒸し
シンプルながらも貝本来の旨みを楽しむことができる酒蒸しは、ムール貝にもおすすめの調理法です。お酒のおつまみとしてもぴったりで、日本酒だけでなくワインやシャンパンといったお酒とも相性がよいです。
作り方
フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたにんにくを入れて、弱火で香りが出るまで炒めます。ムール貝とお酒と軽くお塩を入れてから、蓋をして蒸し焼きにします。貝殻が開くまで、中火で加熱しましょう。
味の評判
ムール貝の旨みが詰まった酒蒸しは、お塩だけのシンプルな味付けでもしっかりと素材の味を楽しむことができる絶品です。日本酒で蒸しても白ワインで蒸しても、ムール貝の旨みのおかげでばっちり味が決まります。
ムール貝のフライ
ムール貝は油との相性もの良く、剥き身をフライにしてもとても美味しいです。殻を剥く時は、身が崩れないように注意して下さい。ムール貝は剥き身でも購入できますが、殻付きのものに比べると格段に味が落ちますので、多少手間でも殻付きのムール貝を使用しましょう。
作り方
よく水を切った剥き身に塩コショウをして、小麦粉を薄くまぶします。余分の粉をはたいてから、溶き卵、パン粉の順にをつけて揚げます。180℃の油でこんがりと美味しそうなキツネ色になるまで揚げたら完成です。
味の評判
同じ二枚貝である牡蠣のフライにも近いですが、牡蠣に比べて癖がなく、とても食べやすいです。さっぱりしつつも、衣の中に閉じ込めたムール貝の旨みをしっかりと味わうことができます。レモンを絞ったり、タルタルソースをつけても美味しいです。
カラス貝の飼育方法
綺麗な水質や環境を好み、餌となる植物プランクトンの十分な補給が難しいことから、飼育が難しいと言われています。できるだけ長期で飼育するためには、どのような方法が存在するのでしょうか。ここでは飼育方法の一部をご紹介します。
飼育の仕方
カラス貝は体の半分を地上に出し、もう半分は地中に潜り込ませていますので、底砂が必須です。しっかりと潜れるようなセラミックサンドやソイル、田砂などの目の細かいものを使用することが重要です。砂の量は、全身が埋まるように7cm程度敷いておくほうがよいです。
餌
カラス貝の主食は植物プランクトンです。水中に漂う植物プランクトンを水ごと吸い込んで食事します。屋内の水槽は植物プランクトンを発生させることが難しいので、できれば屋外での飼育をおすすめします。屋外に飼育槽を用意して、適度な日光など環境を整えましょう。自然の環境に近づけることで、プランクトン類が発生しやすくなります。
もし屋外飼育が難しい場合は、植物性プランクトンやアミノ酸などが入った専用のエサを与えましょう。釣具店でも販売している場合がありますが、ネットでも淡水二枚貝用の餌が売られているので、手軽に入手可能です。
また、意外な方法かもしれませんが、豆乳を与えるのも効果があります。10リットル程入る容器に水で濃いめに薄めた豆乳を用意し、豆乳の濁りがなくなるまでカラス貝を入れておきましょう。カラス貝は豆乳の成分も栄養として吸収することができるのです。
繁殖のさせ方
カラス貝の繁殖には、タナゴやヨシノボリなどの魚が必須です。カラス貝は水中に放出した雄の精子を雌が取り込んで受精しますが、幼生はタナゴなどのえらやヒレに寄生し変態する過程を経て、稚貝となります。
そのため、カラス貝の繁殖には成熟した雄と雌を用意し、タナゴなどを同居させることが必須です。寄生後の幼生は魚に守られながら栄養を吸収しますので、繁殖させやすいよう植物プランクトンの豊富な環境を整えましょう。
カラス貝を育てるためのタナゴとは?
タナゴはカラス貝の繁殖に必要な魚ですが、実はタナゴにとってもカラス貝を含む二枚貝は繁殖に必要な存在です。貝の体内(出水管)に産卵し、卵は貝に守られながら成長していきます。カラス貝とタナゴは共生関係にあるのです。
カラス貝には真珠が存在する
淡水二枚貝であるカラス貝には、真珠が存在します。淡水パールと総称しますが、カラス貝から獲れる真珠はシワが多いため「シワ珠」と呼ばれています。主に中国産の淡水パールの多くを占めており、日本でも作られていた時期もありますが、現在はほとんど作られていません。
カラス貝とムール貝の違いと意外な事実
混同されがちなカラス貝とムール貝ですが、細かくみていくとそれぞれ違った特徴があることが分かります。簡単に判断するには、淡水に棲むものはカラス貝、海水に棲むものはムール貝と覚えてしまうのがよいでしょう。