軽量さとタフネスを両立させ、とにかく軽量、とにかく頑丈。最大ドラグ力は5kgと真鯛ジギングには少し物足りない部分も感じるかもしれません、本来はバスフィッシング等で使われることの多いリールですが、真鯛も対応できます。バス釣りを普段楽しみながら真鯛ジギングにも流用できるのが大きな魅力でしょう。
シマノ (SHIMANO) スピニングリール 16 ヴァンキッシュ 4000HG
軽量かつハイパワー、そしてタフネス、真鯛ジギングに最適なリールとも言えます。ローターの慣性を下げ、敏感に水中の状態を把握することができるよう進化しています。真鯛との臨場感溢れる駆け引きはたまらなくエキサイティングです。
ライン
100メートルを超えるラインを操るため、水の抵抗が少ない方が良いです。ナイロンに比べ細く頑丈なPE(ポリエステル)ラインをオススメします。長さは200メートル以上、太さは1号程度のものがちょうど良いでしょう。
デュエル(DUEL) PEライン ハードコア X4 マーキングシステム
PE(ポリエステル)ならではの低伸度によって運動エネルギーが伝わりやすく、ルアー操作にはとても向いているラインです。細かいラインが4本編み込んであるため強度も抜群、真鯛ジギングでは1号サイズで足ります。
デュエル(DUEL) PEライン ハードコア X8 200m マーキングシステム
ウルトラPE繊維をさらに8本に増やして密巻にし、ハードコア X4よりもさらに繊細な作りとなっているため、若干の伸縮性があります。これにより仕掛けを作る際の結束強度が上がり、より安定した仕掛けを扱うことができます。
ヤマトヨテグス(YAMATOYO) ライン フロロショックリーダー 20m
こちらはラインというよりリーダー用になります。フロロカーボン製はとても感度がよく、頑丈なため障害物にも強いというメリットがあります。真鯛の食いつきにも充分すぎるほど対応でき、とても扱いやすいのでオススメです。
ルアー
メタルジグは40g〜120gの範囲で選び、タックルに組み込みます。真鯛は小さいものも反応してくれることが多いため、大小様々なメタルジグを楽しむことができるかと思います。ここでは真鯛釣りにオススメの3種類を紹介します。
ダイワ(DAIWA) メタルジグ ソルティガ TGベイト 100g PHグリーンゴールド
ベストセラーとも言えるダイワのTGベイト。様々な色が販売されておりますが、ダントツでオススメの色がグリーンゴールドです。釣果がよく圧倒的にに人気があり、同じ色でもメーカーやモデルによっては高額なプレミアが付いている場合も多くあります。
ハヤブサ(Hayabusa) メタルジグ ルアー ジャックアイ TG 約62mm 80g
真鯛はフォール中によく反応します。タングステン製のメタルジグはフォールが早く、ヒットレンジ(アタリ位置)が探りやすいため迅速な真鯛へのアピールが可能となります。ここでも色はグリーンゴールドがオススメです。
スミス(SMITH LTD) メタルジグ ルアー TG チビマサムネ 85mm 80g
後方に比重を置いたタングステン製メタルジグです。小刻みにヨロヨロと巻いてゆく方法に向いています。ロッドの動きに忠実に反応するため、水中の様子を探りつつアクションをかけたい場合などにもオススメです。
真鯛釣りにあったら良い道具
真鯛釣りは海釣りですので、設備が整った管理釣り場でない限りは自身で道具の準備が必要になります。取り込み用タモ、バッカンやバケツなど、事前に準備しておいたほうが良いものがいくつかありますので紹介いたします。
取り込み用のタモ
釣った魚をすくうための網のことをタモ(もしくはタモ網)と言います。これはよくテレビ等でも見ることがあったかと思います。ひとくくりでタモといっても様々なメーカーや種類があるため、初めての場合は選ぶのに戸惑う場合もあるかと思います。真鯛に使えるものをいくつかご紹介します。
ダイワ(Daiwa) 玉網(タモ) プログランド 磯玉網 60-60
取っ手が長く、ショア釣りや船の喫水が高い場合に役立ちます。安いものはかなり重量があるものが多く、とても扱いづらいです。ダイワ製品はカーボン含有率が高いため軽量化されており、大きさのわりに使いやすいものが多いです。
SANLIKE 釣りタモ 磯玉セット 玉網 折りたたみ 伸縮 カーボン 小継玉の柄 超軽量
こちらは取っ手を短くして使うことで腕力に自信がなくても真鯛を持ち上げやすい構造になっています。また、ショルダー付きなので、いつも背中に背負いながら釣りを行うことができ、かかった魚を引き寄せたときに片手ですくい上げるような場面に向いています。
玉網 タモ網 折り畳み式
網部分が逆三角形になっており、水面まで距離がある場合でも魚を包み込むようにすくうことができます。また、網も細かいため真鯛のウロコを傷つけずに扱うことができ、大物を釣り上げた際には重宝するかと思います。
バッカン
釣りで用いられるボックスのことをバッカンと呼びます。コマセ用の撒き餌入れとして持ってゆくことが多いですが、水を汲んで釣った魚をキープする用途で使ったり、防水性が高いので水に濡れた長靴やウェアなどを詰めて持ち帰る用途でも使用することが非常に多くあります。
ダイワ プロバイザー スーパーバッカン
餌入れ、キーパー等の基本的な使い方はもちろん、便利なタオル掛けが付いています。釣りにおけるタオルの重要度は非常に高く、ありがたい機能といえます。半開きを維持するためのフタもついているので餌の管理もしやすいかと思います。
アブガルシア(Abu Garcia) バッカン 40 ショルダーベルト
防水性の高いEVA素材を使用したオーソドックスなバッカンです。ショルダー付きで、バッグ感覚で持ち運びができ、シンプルな構造で隅々まで物を詰め込むことができます。撒き餌入れ、キーパー、濡れた道具の収納など必須要素は一通り揃っており、価格もお手頃です。
【アーマード・ヒロ】バッカン
最大の特徴は折りたたみです。用途が無い場合はコンパクトに持ち運び、必要に応じて広げ、水を汲んだり、濡れた荷物などを詰めて持ち帰る、釣った魚を入れて持ち帰る等の用途で使い分けができ、真鯛は基本的に体長が大きいため、いざ釣れた時用に予備として用意しておくのも良いと思います。
水汲みバケツ
バッカンとイメージが似ていますが、水汲みに特化した釣り用具です。バッカンに既に物が入っていた場合のキーパーとして役立ち、手洗い用などの衛生的な用途も兼ね備えています。基本的に折りたたみ可能であるため、複数用意しておくと便利です。
TAKAMIYA(タカミヤ) H.B CONCEPT
ねじるだけでコンパクトに折りたたみ可能で、10メートルのロープが付属しているため、岩場での釣りにも役立ちます。メッシュカバーがついているのでキーパーとしても使い勝手は抜群、複数持っているととても便利です。
シマノ(SHIMANO) 水汲み
シマノ製水汲みです。楕円形であるため、キーパー時の魚への負担が少なく済みます。水汲みとしても8メートルのロープで水面まで降ろした際、シンカーが付いているので自然に傾きます。ロープのねじれを防止するための回転ナス環が付いているため、使い勝手は抜群です。
ダイワ(Daiwa) 水汲み
こちらはダイワの水汲みバケツです。シマノ製同様、ロープに回転ナス環がついておりねじれ防止の役割があります。また、内部に目盛りが付いているため、配合エサを作るためのバケツとして使い勝手がとても良いです。
魚を掴むためのフィッシュグリップ
真鯛などの大物を釣る場合にフィッシュグリップは欠かせません。鋭い歯を持つ真鯛は釣り上げたときに暴れ、素手で持っていると怪我をする恐れがあります。そのため、フィッシュグリップを使って持ち上げるのがベターな方法です。針を安全に外す時にもフォッシュグリップは便利です。
レス(DRESS) グラスパー フィッシュグリップ
見た目に重厚感があり、いかにも大物を捕まえそうな雰囲気があります。やはり真鯛は歯が大きく鋭いため、これくらいのフィッシュグリップを一つは持って置いたほうが良いでしょう。備え付けで足りる場合もありますが、マイフィッシュグリップを持っているとモチベーションが上がると思います。
デリンジャータフ
安物のフィッシュグリップはすぐに壊れ、頑丈なフィッシュグリップは高価なものばかりです。こちらのフィッシュグリップは価格と強度を両立させることに成功した貴重な製品かと思います。値段のわりによく働いてくれますので、予備として持っておくのも良いかもしれません。
自分に合ったスタイルで真鯛を釣ろう!
真鯛釣りについてご紹介いたしました。一言で真鯛といっても様々な場所、大きさが存在し、釣方も多様になっています。自分に合ったスタイルを見つけるのも楽しみと言えるのではないでしょうか。そして、何と言っても真鯛は美味しいです。ぜひ、ご自身で釣った真鯛で食卓を飾れるよう、頑張っていただければと思います。
釣方は様々
タイラバ、ジギング、テンヤやコマシなど、色々な釣方があります。初心者の方はコマシやテンヤは難しいかと思いますが、的確なアドバイスをくれる人を探すのも良いかと思います。真鯛釣り、そして色々な魚に挑戦して行くのも良いでしょう。
マナーは絶対
コマシなどの撒き餌を使用する場合、一部では禁止されていたり使用料が制限されている場合があります。また、その他にも地域によっては独自のルールが設定されている場合もあります。ルールがあるからにはそれなりの理由があるため、事前に目的地の調査をしておくとスムーズです。