真鯛釣りの釣り方と仕掛けを徹底攻略!必要なタックルも全て完全解説します!

カゴ釣りという方法があります。遠投用の竿、仕掛けを使って投げ、基本的に投入後は待ち続けるスタイルです。匂いでターゲットを呼び寄せる部分はコマセ釣りとも似ていますが、方法が大きく異なっていて、タックルも大掛かりになっています。

カゴ釣りとは

遠投用のジェットカゴ(ロケットカゴとも言う)に刺しエサと巻きエサを詰めて堤防および沿岸から沖に向けて投入する釣り方法です。フカセ釣りと比べて遠くを狙え、撒き餌と刺し餌の同調も比較的容易であるというメリットがあります。

カゴ釣りのしかけ

ダイワ(DAIWA) ジェットカゴ遠投天秤用 2 M-6号 896276

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遠投メインとなるため、竿は長いものを用意します。リールは専用リールがありますが、一部のスピニングリールも代用可能です。しかし確実なのは専用リールを選ぶことでしょう。そしてなるべく軽量なものを選ぶとうまく行くことが多いです。

カゴ釣りのタックル

  • 竿:3号〜4号で長さは5.3メートルが一般的ですが、6.3メートルを選んでいる人もいます。あまり長いと制度が落ちやすいため、初心者は5.3メートルを選ぶのが良いでしょう。
  • リール:沖まで遠投するため、口径の大きい専用リールが良いです。ナイロンイト5号を200メートル程度巻けるスピニングリールも良いですが、最初は専用リールから軽量のものを選ぶと良いです。
  • ライン:PEでは風に弱いため、ナイロン製の5号から10号で調整します。
  • ウキ:見やすいものを選ぶと良いです。中通し発泡か、桐ウキがオススメです。
  • カゴ:通常はナイロンカゴを使いますが、真鯛釣りではタナで撒き餌を効率よく発揮できるロケットカゴを使用します。

カゴ釣りの仕方

投入時は潮目(潮と潮の合流地点)がある場所では潮目を狙うのがベストです。撒き餌と刺し餌の同調が取りやすいため、基本的に投入後は待ちます。真鯛は深いタナを狙うのが良いため、潮目を見極め、深いポイントを狙えるようになるのが第一目標です。また、昼間よりも夜のほうが釣果が出やすいです。

真鯛の釣り方⑤しゃくり釣り 

真鯛を釣る方法は様々な種類があり、その中にしゃくり釣りというものがあります。他の釣り方法と比べて竿がコンパクトなのが特徴ですが、技術が必要な釣り方となります。しゃくり釣りでターゲットが食いついた場合の興奮はたまらないものがあり、やりがいもひとしおです。

しゃくり釣りとは

竿の操作によって餌を生きている本物の餌に見せかける釣り方法です。具体的には海底から飛び上がるエビに見せかけた動作で誘う方法となります。ターゲットの心理を読みつつ、餌の気持ちになりきった駆け引きはスリリングかつ楽しさ満点、一度経験しておいて損はありません。

しゃくり釣りのしかけ

仕掛けはテンヤを使います。小型のテンヤ(豆テンヤ)に活きアカエビなどを装着することが多いです。ロッド、中オモリ、ライン、ハリス、豆テンヤといった構成が基本になり、リールは基本的に使いません。自分の感覚が武器となります。

  • 竿:手バネ竿1メートル〜1.5メートル程度の短いものを選びます。竹などで手作りしている人もいます。
  • ライン:基本的にたぐって回収するため、ナイロンなどの絡みにくいもので6号〜7号、80メートル前後のものを用意します。
  • ハリス:3号〜5号、長さは6ヒロ程度(1ヒロは1.5メートル)ラインとハリスの間に中おもり8号くらいのものを装着しておきます。
  • 豆テンヤ:タイ針17号、孫針チヌ5号くらいのものが良いです。

しゃくり釣りの仕方

投入後、餌が着底したらそのまま竿を海面まで下げ、エビが跳ねるのをイメージしながら竿をそのまま垂直にピンッとシャクる(振り上げる)と、海底では活きたエビが飛び上がるように見え、真鯛の興味を引きます。これを13秒に一回ずつ繰り返し、アタリを誘います。

真鯛が釣れるおすすめポイント

真鯛は全国的に広く分布しており、あとは時期と釣り方をいかに合わせるかが勝負となります。同じ装備でも日によって目当てとは違う魚ばかり釣れる時もあれば、爆釣り(爆発的に釣れる)になることもあります。ここでは大物が釣れたことで有名なポイントをご紹介します。

保田沖

大物はだいたい外房にいると思われがちですが、2007年に鋸南保田沖の内房、水深40メートル辺りで80cm、14kgの大物真鯛が釣られた記録があります。真鯛のほかにもイナダや石鯛など、釣り資源豊富でありオススメスポットの一つです。

川奈沖

世界的な釣果の認定団体IGFAにて正式に認定された真鯛の世界記録は静岡県伊東市川奈沖で2011年に釣り上げられたもので、11.3kgの大物が記録されています。真鯛の他にも金目や石鯛、メバルなど豊富な釣り資源があり、海釣りを楽しめる絶好スポットです。

粟島沖

新潟県粟島沖です。こちらもIGFA公式認定、世界トップタイとされている11.3kgの真鯛が2005年に釣り上げられたポイントで、ほかに甘鯛やノドグロ、キジハタなどの高級魚の宝庫としても狙い目です。

初心者には管理釣り場での真鯛釣りがおすすめ!

様々な釣り方をご紹介しましたが、それでも実践するには敷居が高く感じられるという人もいるかと思います。気軽に、そして真鯛を一度釣ってみたいという方は、有料の管理釣り場を利用してみるというのはいかがでしょうか。ペレットなど規則正しい餌で飼育された真鯛は餌を合わせやすく、簡単に釣り上げることができます。

海上釣り堀岬

真鯛はもちろん、青物などをお子様でも手軽に釣って楽しめる管理釣り場です。用意するものや正しい釣り方など、ホームページに丁寧に記載されており初心者でも安心して釣りを楽しめる雰囲気があります。人気スポットであるため事前に1ヶ月以上前からの予約が必要です。

九十九里海釣りセンター

関東最大の海釣り用管理釣り場で、テーマパークのような楽しさいっぱいの外観で終日楽しめます。ただし真鯛は1日お一人様20枚までとなっています。逆に言えば20枚まで釣ることができます。貸し竿もあるので手軽に訪れることができるのでオススメです。ただしエサの持ち込みは禁止されているため釣り場内で購入するようにしましょう。

内瀬釣りセンター

転落防止柵があるのでお子様も安心して釣りを楽しめる内瀬釣りセンター。屋根付きの休憩スペース、トイレも完備しているためゆったりと落ち着いた釣りを愉しむことができます。釣果情報も随時更新されており、真鯛もよく釣れています。混雑する可能性もあるため、事前に予約をしておくとスムーズです。

真鯛をルアーで釣ろう! 基本的なタックル情報 

タイラバやコマセだけでなく、やはりルアーでも真鯛は釣れます。そしてルアーフィッシングはエキサイティングな釣りでもあり、ファンが多数存在します。そんな中で今回は「ジギング」というメタルルアーを使用した釣りの方法についてご紹介いたします。

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