スキレットの使い方を準備・調理・後片づけまで徹底解説!おすすめ10選もご紹介

スキレットはキャンプの便利調理アイテム。でも使い方に気を付けないとせっかくのスキレットが劣化したり上手く料理ができなくなったりする可能性も。そこで今回は、スキレットの正しい使い方やおすすスキレット10選を紹介します。スキレットをキャンプで使いこなしましょう。

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記事をお読みいただきありがとうございます、中村雄二と申します。バイクに乗ることが好きな若者です。ツーリングキャンプ系統の記事を好んで書いたり読んだり…。よろしくお願いします。
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スキレットの使い方 そのポイントは3つ!

キャンプのような屋外に出て生活の場を移すアウトドアでは、調理をする際に使うアイテムもいつもとは違ってきます。そんな時におすすめしたいのが今回ご紹介するアイテムなのですが、まずはそのスキレットの具体的な使用方法を3つのポイントに分けてご紹介しましょう。

表面を油でコーティングしておく必要がある

まず最初に使用をする時にはいきなり火にかけたりといったことはしてはいけません。フライパンなどのようにてフロンによる加工がされていないために、そのまま使うとすぐに錆び付いてしまいます。このため、最初に使う時には油を使って全面的に引き延ばし、なじませるシーズニングと呼ばれる作業が必要なのです。

洗うときに洗剤を使ってはいけない

続いて使い終わった後ですが、他の食器と一緒に洗剤を使ってごしごしと洗ってもいけないのです。これにも前述した油が関係しており、洗剤を使ってしまえば食材から出た油と同様に意図的に表面に塗った油も落としてしまいます。こうなると使えなくなってしまいますので、正しい洗い方をしましょう。

フタがあれば調理の幅が広がる

スキレットというのは熱をため込みやすいという特徴を持っている調理器具です。この特性を生かし、蓋を併用して料理に使うことで蒸し料理や燻製料理といった料理にも手を伸ばすことができるようになります。このアイテムを使うのであれば、是非蓋も一緒に使用することをおすすめします。

スキレットの使い方 準備編

スキレットの基本的な扱い方、注意点などについて簡単にご紹介しました。ぼんやりとでもどんなアイテムなのかというのが想像できたのではないかと思われますので、次に初めて使用する方のために、最初に入手してからまず行うことになる準備段階でやることをご紹介しましょう。

スキレットを購入したらシーズニングを忘れずに

まず最初に行わなければいけないのは、油を使ったコーティングです。鋳鉄製のダッチオーブンを利用されたことのある方はこの単語でわかるかと思われますが、軽く水で洗ってから前述した油を使ってのコーティングがこの手順で行うことになります。これを購入したら忘れないように行いましょう。

シーズニングの手順を解説

このシーズニングという手順はまだやったことのない方にとっては購入した後も何度もやらなければならないことですので面倒に思われるかもしれませんが、何度もやるうちに慣れてササッとできるようになりますし長く使えるようにすることにもつながります。毎回ちゃんと行いましょう。

手順①:防錆ワックスの除去

購入当初の新品のものには錆を防ぐためのワックスが付加されています。まずこれを取り除かなければいけませんので、お湯を使って洗い流したり、水を入れてからコンロを使って沸騰、除去するといった方法で取り除きます。表面からあくみたいなものが浮いて来ればとれていることになります。

手順②:油を塗って一時間ほど加熱

そして本題のシーズニングでは、料理に使うオリーブオイルをスキレットの表も火を受ける裏側も併せて全体に塗り広げておき、その後オーブンにそのまま入れて180度で1時間程度過熱をさせるという方法、野菜を炒めてなじませるなどの手法があります。この辺りは製品の説明書に従って行うことになります。

スキレットの使い方 調理編

本格的に使用する前のスキレットの準備段階で行わなければならない手順について簡単にではありますがご紹介しました。油を塗る辺りは付属の説明書に従ってください。そしてここからは、お楽しみの調理をする際の使い方、作ってみてほしいおすすめレシピなどを紹介していきます。

調理の直前には表面の油をお湯で洗い落とす

まず調理を始める前に行わなければいけないのが、シーズニングの時に塗っておいた表面の油を落とすということです。使っていない間に塗っておいた油は空気中の酸素に反応、酸化してしまっていますので、お湯や水を沸騰させて不要になった油を落としておきましょう。

おすすめレシピ①アヒージョ

このアイテムを使えばたとえキャンプ場であってもお洒落な料理を作ることができます。その代表的なものとしてアヒージョが挙げられ、海鮮類や野菜を自分の好みのもので合わせて作り、完成させられたら同じく海鮮料理のパエリアのようにそのまま食卓に並べて食べることができるのです。

材料

  • 新玉ねぎ:1個
  • マッシュルーム:1つ
  • 鷹の爪:2本
  • シーフードミックス
  • 塩:少々
  • エビ
  • オリーブオイル:150g

手順

  • オリーブオイルとにんにくを弱火に
  • マッシュルームやエビを入れ15分ほど煮込む
  • シーフードミックスと塩を混ぜ合わせれば完成

おすすめレシピ②ローストビーフ

ご紹介したアヒージョでは蓋を使わずに料理を完成させることができますが、蓋を使用すれば続いてご紹介するローストビーフだってスキレットで作ることができるのです。結構難しそうだととらえられがちですが、シンプルな食材で以外に手間をかけずに作ることだって可能なのです。

材料

  • 牛もも肉
  • 塩コショウ
  • オリーブオイル
  • にんにく
  • お好みのソース

手順

  • 牛もも肉に塩コショウを振る
  • すりおろしたにんにくを全体にまぶす
  • オリーブオイルを塗って全体を焼き上げる
  • 蓋をして好みの加減まで焼く
  • アルミホイルを巻き1時間ほどしたら完成

スキレットの使い方 後片づけ編

スキレットを使うことによってフライパンなどでは作ることのできないおしゃれな料理だって作れるということがお分かりいただけたでしょう。蓋を使えば料理の幅はさらに広がります。そして、料理に使った後には必ず後片付けでもやらなければならない手順があります。

調理の汚れはお湯とタワシで洗い落とす

まず、調理中についた食材の油、カスなどの汚れを取り除く際には、お湯とたわしを使って洗い落とすようにしましょう。扱い方の見出しでもご紹介しました通り、洗剤を使ってしまうと自分で張ったはずの油を自分で落とすということになります。お湯とたわしで十分汚れは落とせますので注意しましょう。

洗った後は火にかけて乾かす

お湯とたわしで油などを落とせたら、次は火にかける手順に移ります。ずっとお湯につけたままだと錆が進行していってしまいますので、全部汚れを落とせたら濡れたままで置いておくようなことをせず、ふきんなどで水気を取ってから白く煙が上がる程度まで火にかけておきます。

乾いたら熱いうちにシーズニングをする

水気を完全に飛ばして乾かすことができたら、火にかけて熱くなっているうちに最初にしたのと同じ手順で油を塗ってのシーズニングを行いましょう。高温の状態のまま全体に油を塗らないといけないので、触っても大丈夫なように耐熱の手袋などを必ず使って行いましょう。

収納する前にしっかり熱を冷ます

油を全体に塗ることができたら、シーズニングは完了です。そして、熱い状態から素手で触っても問題ないくらいに冷めるまで自然に冷ましておきます。最後に収納用の袋に包んで仕舞えば後片付けは完了ですが、収納する前に新聞紙で包むなどするとより安全な状態でホ何することができます。

スキレットをそのまま食卓へ

このアイテムは、料理を作ってからそのままの状態で食卓へと並べることができます。テーブルにそのまま置くと焦げてしまう可能性がありますのでプレートなどが必要にはなりますが、保温性もありアツアツのままで料理を堪能できるのです。

素材によって特徴が違う

一口にスキレットといっても、スタンダードな鋳鉄製のものや陶器製、ホーロー製のものなどがあります。それぞれで手入れが不要だったり、カラーリングがおしゃれだったりと特徴が異なっています。どんなものを使いたいのか、事前に考え調査しておきましょう。

スキレットおすすめ10選①

ここまでは、キャンプでも活躍するスキレットの基本的な扱い方や準備、後片付けの手順におすすめのレシピなどをご紹介しました。アウトドア以外でも自宅でももちろん使うことができるので、非常に便利なアイテムとしておすすめできます。ここからは、使ってほしいモデル10個を紹介しています。

キッチン用品スキレット20㎝

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) キッチン用品 スキレット フライパン 20cm UG-3028

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まず1点目にご紹介するのは、キャプテンスタッグの「キッチン用品スキレット20㎝」です。スペックでもご紹介しますが鋳鉄の製品でフライパンより厚さがありながら熱伝導の効率は良く、オーブンなどを使うことになる料理であっても問題なく使用できるので普段使いも普通にできます。

サイズ豊富なスタンダートスキレット

こちらのモデルは径が20㎝ですが、サイズが最少は10㎝から最大は個のモデルより一回り大きめの25㎝までラインナップがありますので好きなサイズを選ぶことができます。自分が作るであろう料理に合った大きさのものを使うことができるというのは実用の面から考えても非常に有効です。

スペック

  • 製品サイズ:215×315×高さ50mm
  • 重量:1.5kg
  • 材質:鋳鉄
  • 原産国:中国
  • 価格:1397円

スキレットおすすめ10選②

購入直後や後片付けの時に行うシーズニングですが、使われている油はオリーブオイルが頻繁に使用されているようです。他の食用油であってもおそらくそこまで問題ではないでしょうが、なんとなくオリーブオイルが良いという方が多いのでしょうか。

取っ手が取れるスキレット

ロゴス(LOGOS) 取っ手がとれるスキレット M 81062234

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2点目にご紹介するのは、ロゴス製の「取っ手が取れるスキレット」になります。製品名通り取っ手を取り外すことができるようになっており、オーブンにも問題なく入れて調理を行うことができます。サイズ展開はミディアムが直径22㎝、スモールは16㎝となっています。

スペック(ミディアムサイズ)

  • 総重量:1.7kg
  • サイズ:37×23×8.5cm
  • 内 寸:22/19×4.5cm
  • 収納サイズ:27×23×5cm
  • 主素材:鋳鉄
  • 価格:3564円

スキレットおすすめ10選③

シーズニングという手順は、同じく鋳鉄で作られているダッチオーブンというアイテムでも購入当初、そして食材の調理に使用した後に行うこととなります。もしそれを使ったことのある方であればスキレットでも同じように行えばよいので、扱いは楽になるでしょう。

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