ケロシンランタンの魅力が詰まった12選紹介!タイプ比較やメーカー紹介も!

灯油を燃料として使用するケロシンランタンは、ファンから根強い人気をえ続けているアイテムです。他のタイプのランタンにはないケロシンランタンだからこその魅力をお伝えします。おすすめアイテムも紹介していきますよ!

この記事をかいた人

旅行が好きなアウトドアライターです! アウトドア記事を書いているとキャンプがしたくなってきますね。 大学休学中にスペインを一か月かけて歩いて横断したのが忘れられない思い出です。 好きな料理は牛肉の赤ワイン煮込み。作るのも食べるのも
Array

ケロシンランタンについて簡単に知っておこう

ケロシンランタンというタイプのランタンについて知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。ケロシンランタンは「灯油を燃料にしたランタン」のこと。ほかのランタンと比較してランニングコストが低く、経済的に使うことができるのが魅力です。

「ケロシン」とは灯油のこと

ケロシン(kerosene)は、石油の中の分留成分の一つです。あまり聞きなれないかもしれませんが、成分的にはほとんど灯油と同じです。日本ではあまりこういう言い方をされることはないので混乱しますよね。ケロシンランタンというのはつまり「灯油を燃料にするランタン」のことです。

灯油を使うのでお財布にやさしい

ガソリンランタン、ガスランタンと比べて経済的です。フュアーハンド式などは加圧式と比べて非常に燃費も良いため、連続で20時間以上点灯することができるものも多いです。また、ゆらゆらと揺れる炎の柔らかな光や、煌々と照らし出されるランタンのフォルムで癒されるという人も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

光量はまぁまぁおとなしめ

比較的に、ランタンの中では光量はおとなしめです。特にフュアーハンド式は、構造的にも大きめの光量を期待できるものではないため、メインランタンとして使用するのは難しいものも多いです。また、欧州のメーカーで作られているものが多いので、入手が難しい場合も。

2タイプを徹底比較!ケロシンランタンをさらに詳しく解説します!

2種類のタイプから選ぶことができるケロシンランタン。1つは圧力によって、燃料となる灯油を気化させて燃焼する「加圧式」続いて、アルコールランプのように燃料を毛細管現象で引き揚げて燃焼させる「フュアーハンド式」。両者についてその特徴を確認しましょう。

ケロシンランタンのタイプ比較①:加圧式

灯油を燃料にするケロシンタイプに限らず、加圧式のランタンはガスやガソリンでも同様に存在しますが、ケロシンランタンの場合はプレヒートやポンピングなどにより一層注意が必要です。ある程度ほかのランタンに慣れてから使う方が無難かもしれません。

加圧式の特徴

燃料タンクに圧力をかけることによって、灯油を気化させることによって燃焼させるという構造になっています。空気と燃料を混合させることによって、効率よく燃焼させることができ、光量も多めです。

光量が多い

灯油を燃料とするので燃費が非常にいいという点もありますが、光量が多いというところがポイント。ペトロマックスなどのようにオプションとしてリフレクターを発売しているモデルでは、より光量をあげることもできます。プレヒート、メンテナンスやポンピングなどの手間もかかるものの、好きな人にとっては加圧式ランタンならではの楽しみということもできます。

手間がかかる

メンテナンスやポンピングを楽しめない人にとっては、これらの作業は面倒くさく感じてしまうでしょう。火力調整なども空気の圧縮によって行う、消火には圧抜きが必要など、他のランタンと比べて手間がかかることはデメリットといえるでしょう。

ケロシンランタンのタイプ比較②:フュアーハンド式

連続点灯時間が数十時間にもなるので、ランニングコストの良さはピカイチ。仕組みとしても非常にシンプルで扱いやすいため、メインランタンはあるけれどサブのランタンやテーブルランタンがほしいという方はぜひ購入してみては?

フュアーハンド式の特徴

仕組みとしては、中学校科学で使うアルコールランプと同様です。灯油燃料を毛細管現象を利用して引き上げて、空気を取り入れつつ穏やかに燃焼させ続けます。構造上、あまり光量に期待することはできないものの、炎のゆらめきを楽しみながら使うことができます。

ランニングコストが低い

特に重要なポイントは圧倒的な燃焼時間の長さです。ほかのランタンだと長時間の連続点灯は少し気が引けますが、フュアーハンド式なら長時間つけていてもランニングコストが低めです。そのため、メインランタンは加圧式にして、長時間つけていられるフュアーハンド式をサブに、という使い方も良いでしょう。

メインとしては力不足

光量自体は控えめですので、過信は禁物です。テーブルランタンとしては十分な明るさを持つものが多いですが、メインとして使うのは少し難しいかもしれません。

ケロシンランタンで使える人気のオイル

レインボーオイル OL-2000 レッド(R)/61-6772-78

Amazonで見る

パッと見た感じではアメリカなどで製造していそうな印象のカラフルな見た目のオイルです。灯油を燃料に使うのが主流のケロシンランタンですが、灯油を使うからこその問題もありますよね。そういった問題に対処するために、燃料を変えてみるというのはいかがでしょうか。

灯油の代わりに使うオイル

このタイプのランタンは、①灯油臭い ②すすが出る ③不純物が混ざっているなどといった、灯油を燃料とするからこその難点があります。そのような場合にお勧めしたいのが、日本のムラエ社で作られているカラフルな燃料です。

原料としては石油を使用していますが不純物が少なく、灯油のにおいや煙もなくすすも出ないため灯油ならではのお悩みを抱えている方にはぜひ使っていただきたいオイルです。

フュアーハンド式にぜひ使いたい!

そもそものデザインとして、すすが発生しないように作られている加圧式ランタンなら上記のような問題も少ないかもしれませんが、フュアーハンド式のランタンだと、すすなどに悩まされることは多いのではないでしょうか。ムラエ社のパラフィン系オイルは値段こそ高いものの、すすやにおいもなく、防虫効果のあるものも販売されています。

コールマンのケロシンランタンが使いやすいのは本当?

加圧式の中では比較的リーズナブルかつ扱いやすいということで、日本ではコールマンのものが有名です。どのような特徴があるのでしょうか。

コールマンのケロシンランタンは小型の「加圧式」

このランタンは、他のアイテムと比較すると扱いやすいということで有名です。しかしあくまで加圧式ですので、マントルのから焼き、ポンピング、プレヒートなどの面倒事はついて回ってきます。

リーズナブルで扱いやすいので初心者におすすめ

加圧式ランタンの中では比較的リーズナブルなランタンです。アウトドアに明るい人でなくても扱いやすいようなアイテム開発をしているコールマンですので、ケロシンランタンの扱いも決して難しくありません。構造もシンプルで、メンテナンスなどを含めて、初心者にとっても使いやすいランタンといえるでしょう。

気になるケロシンランタンのランニングコストは?

メインの燃料として灯油を使用するケロシンランタンは、他の燃料を採用しているランタンと比較してランニングコストが低さがその魅力。では、実際のところどれくらいコストが低いのでしょうか。

コールマンシリーズでの検証

コールマンのホワイトガソリン式、LPガス式そしてケロシン式ランタンでそれぞれ検証したソースがありました。それによると、ホワイトガソリンを使っている「ツーマントルランタン」は約7時間で940円、LPガスを燃料としている「ノーススターLPガスランタン」では約4時間で850円という結果となっています。

それに対して、ケロシンランタンは約6時間で100円という驚異的なランニングコストとなっています。これには驚きですね。ランニングコストが低いということは有名ですが、これほどの違いがあるとは・・・目から鱗です。

国内向けには販売されていない・・・

コールマンのランタンは、ガソリン式、ガス式などは国内向けとして販売されているものの、ケロシン式のものは販売されていないという現状です。。並行輸入されているものを購入しましょう。詳しい理由については明かされていませんが、購入の際にはその点に留意しておきましょう。仮に故障してしまった際なども、メーカー保証はありませんので注意!

コールマン以外にも!ケロシンランタンを取り扱うメーカーは?

ケロシンランタンを販売するメーカーどちらかというとはヨーロッパ系の老舗メーカーが多いです。どれも創業から100年以上たっているため、経験も技術も折り紙付き。安心して購入することができますね。

ペトロマックス

ドイツ発のアウトドアブランドで、1917年に世界で初めて圧力式灯油ランタンの開発に成功したランタンメーカーです。灯油の「PETRO」と開発者の「MAX」の名前をとり、「PETROMAX」。その名の通り、炎にまつわるアイテムの技術と経験知ははかり知れません。ブラス調の金属味が美しい代表モデルも100年間モデルチェンジがされていないながらも、世界中のファンに愛されています。

デイツ

アメリカ発、1840年創業という非常に古い歴史を持つメーカーです。1世紀以上の長期にわたって続いており、その経験値も非常に高い老舗です。アイテム自体は、サイズ展開がさまざまあるので、自分の用途に合わせてアイテムを選べるのが魅力です。

フュアーハンド

創業から今年で117年を迎えた、ドイツ生まれの老舗メーカーです。1902年の創業以来、ランタンメーカーとして世界中のファンにアイテムを届け続けている。2013年に創業111年を迎え、より耐久性のある実用性に優れたモデル、ETERNITYを発売しています。

ケロシンランタンおすすめ6選:加圧式編

灯油を燃料に使うということで少し難しそうな印象を受けるケロシンランタン。でもやっぱりその魅力はランニングコストの安さと灯油ならではの柔らかな光ですよね。アイテム自体も渋みがありデザイン性に優れたものが多いので、機会があればぜひ使ってみたいアイテムがたくさんあります。

①ペトロマックス HK500 ブラス

PETROMAX(ペトロマックス) ランタン ペトロマックス HK500

Amazonで見る

世界初の加圧式ランタンを開発したというペトロマックスから、「美術品」とまで形容されるほどの美しさを持つ一品の紹介です。

「美術品」といわれる人気ランタン

長時間燃焼することができ、光量も500Wとメインランタンとして使うには十分な明るさの大型のランタンです。真鍮製ですので、使い込むほどに味が出てくるため、レトロな雰囲気を楽しむことができます。ただ、「ランタンの美術品」とまで形容されているほどの美しさで人気のアイテムですので、出来ればメンテナンスをしっかりとして、きれいな状態で使いたいところですね。200以上のパーツがあるのでメンテナンスは少し大変ですが、そういった部分も含めて楽しめるという人にはおすすめです。

スペック

  • サイズ :17*17*40cm
  • 重量  :2400g
  • 容量  :1L
  • 光量  :500W
  • 燃焼時間:8時間

②コールマンケロシンランタン

Amazonで見る

コールマンのケロシンランタンは日本では国内向けの販売はされていないものの、今の便利な時代ではネット通販で購入することができます。取り扱い説明書はついていないようなので、ある程度ランタンの扱いに慣れてから購入を検討しましょう。

ランタン初心者にもおすすめのシンプル機構

NEXT ②コールマンケロシンランタン