ボラの卵巣でカラスミを作る
ボラの産卵期は10月~1月頃で、その期間のボラのお腹には、卵巣が入っている可能性があります。卵巣が手に入ったら、手間はかかりますがカラスミを作ってみることをおすすめします。お酒との相性もぴったりの珍味です。
イメージがなかなか湧かないと思うので、作り方を見てみましょう。カラスミが出来上がるまでには1ヶ月弱の時間を要しますがそれほど難しい工程もないので、作ってみる価値ありです。出来上がるまで待つ時間も楽しいですね。
1 真子の血管の血を抜く。
(針で、血管の先端から血管の中央にたぐりよせ抜く)
★余り強く削ぐと破れてしまうのでソフトに
2 浸けの工程…半日真水につける
3 水気をしっかりとり、平たい容器に粗塩をしき真子を並べて塩で隠れるくらいにして1日おく(24時間)
4 塩を取り除き、水洗いして水分を取り除き、いいちこ麦焼酎を真子が隠れるくらいに入れ1日おく(また24時間)
5 干しの工程…焼酎の水分をしっかりとり、板二枚で挟み涼しい所で乾燥4~5日(途中2,3回返す)
6 4・5日後、一枚の板に銀紙敷いてカゴ内に置き外で乾燥(雨の日は部屋干し)⇨とり・猫から防ぐのは洗濯ネットで防止
7 ここから10~12週★1日2.3回裏返しを繰返しながら干す。(天候や気温によってまちまち)⇨湿気ある日は部屋干しで
8 後は自分で美味しそうになったら出来上がり⇨
(保存は、サランラップに銀かみで包んで保存・冷蔵/保
冷蔵焼けを防ぐ為)引用:cookpad
ボラのソロバンも珍味
ボラの胃の入り口近くには幽門という部位があって、ソロバン・へそ・ウスなどと呼ばれており、こちらも珍味です。ボラのソロバンはコリコリシャリシャリとしていて砂肝に似た食感です。
ボラのソロバンの食べ方
ボラのソロバンは刺身や串焼き、または揚げたりして美味しくいただけます。中の泥を丁寧に落として、一晩程料理酒につけておくと美味しくできます。ボラが釣れたらこちらも是非味わってみて下さいね。
ボラについてのまとめ
ボラが臭くてまずと有名になってしまったのはボラ自身の問題というより、水質に原因がありました。綺麗な水域のボラは臭みもなく非常に美味しいのです。特に寒い時期の寒ボラは脂がのっていて絶品。カラスミやソロバンなどの珍味まで味わえます。ボラ釣りはシーズンを問わず、初心者でもチャレンジできます。残念なことに臭くでまずいというイメージのありますが、釣れたらリリースせずに是非味わってみて下さい。今まで食べなかったことを後悔するかもしれませんよ。