高級魚たかべを食べて釣って楽しもう!生態から料理、釣り方まで紹介します!

似ている魚にフエダイ科であるウメイロやタカサゴ科のウメイロモドキがいます。尾鰭付近と背が黄色くなっていて幼魚の頃は大きさも同じくらいのなのでよく間違われます。しかし、体表や産地など少しづつ違いがあります。

良く似たウメイロとの違い

泳いでる姿などは非常によく似ていて美しいですが比べてみると違いがあります。ウメイロは尾鰭や背鰭に入っている黄色が先端には入っていなかったり、お腹にあたる部分は紫がかった青色をしています。なにより大きさが40㎝前後になるので成魚になると間違えることはないでしょう。亜熱帯や熱帯に多く分布しているといったところも違います。

関東では人気の魚

たかべは東京!といわれる数少ない産地であることが人気の一つです。市場に出てくるものは高級で1キロ2000円~3000円ほどします。普通の魚は野締めのものは値段が下がりますが、たかべは野締めであっても値が下がりません。それだけ人気も価値も高い魚なのでしょう。あの黄色と青の綺麗な色を見かける時期になると梅雨が来たなと思います。

たかべの成長はゆっくり

魚の中ではゆっくり成長していきます。成魚になるには2年ほどですが、成長が止まるまでは7年ほどかかります。10㎝前後になるのに1年かかり、20㎝までは2年ほどで成長します。その後30㎝以上になるには7年程かかる少し成長がゆっくりした魚です。

たかべは英名で

その姿から「イエローストライプバターフィッシュ」と呼ばれています。この魚の特徴でもある脂乗りの良い身を海外ではバターと表現しています。色見など見た目からそのまま名前をつける英名らしい呼び名です。

たかべの料理を紹介

代表する食べ方は塩焼きですが、その他にも旨味を存分に味わえる料理があります。栄養価も高く、たかべに含まれるDHAは中性脂肪を抑えコレストロールも抑制してくれ、EPAは脳梗塞や心筋梗塞の原因になる血液のつまり抑えさらさらにしてくれる効果もあるといわれています。上手に取り入れて美味しく健康になれるといいですね。

たかべはどんな味?

脂分が多いため、お刺身などにするとグニョっとした食感になってしまい好んで食べる人はあまりいません。しかし少し炙るだけでその脂分が溶け出し、グニョっとした食感もなくなり旨味を堪能できるようになります。小柄な魚なので身の部分は少しですが上手におろして少し手を加えるだけでとても美味しく頂くことのできる魚です。

たかべの旬はいつ?

夏の季語になっているほどなので夏の魚であることは一目瞭然ですが、旬は産卵のために活動が活発になる6月~8月になります。市場に出てくるのは春先ですがやはり夏の旬の時期に人気が集中します。

おいしいたかべの見分け方

鮮度落ちが激しいため、刺身などで食べる場合はできるだけ早く鮮度の良いものを見極め調理することをおすすめします。見分け方としては、体の丸みがふっくらしていて黄色いラインが鮮やかではっきりしているのもを選んでください。体の細すぎるものや色のくすんでいるものは避けるようにしてください。

たかべを食べてみよう

市場に出ている物や釣ったものが手に入った際は是非調理してみて下さい。下ごしらえをして上手に調理しましょう。おろす際は小ぶりの魚なので少し手間がかかりますが、手順は他の魚と同じなのでおろしてから色々な調理方法で食べてみるのもおすすめです。

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