ウグイ釣り生態
ウグイを知らない方も結構いらっしゃらるのでは?
淡水棲のウグイは、沖縄地方の以外の日本全国に分布しており、河川の上流から下流に幅広く生息する。かなりの数の群れで回遊するので橋の上などから魚影を確認することも出来る魚です。たんすいせいの魚類ですので塩分濃度の低い水域に棲息する生物ということですね。寿命は10年程で、2年から4年で成魚に成長します。食物連鎖で分類すると弱い立場になりますのでやはり群れで生活しトラウトやブラックバス、鵜やカワセミなども天敵です。酸性適応力を持った個体がおり青森県の宇曽利湖や秋田県猪苗代湖、北海道屈斜路湖で酸性適応したウグイが棲息しています。
ウグイ釣り特徴
季節によって色合いが全く違う魚
ウグイの代表的な特徴といえば、春にかけて婚姻色が現れることですね!この特徴を知らない方は、ウグイかどうかの判断に困るはずです。婚姻色については、この後の記事でも紹介しますが春先に河川で綺麗な色合いの魚群をみてウグイだと言うと、絶対に違う魚だと言う人もいます。それぐらい違いがあるってことですね。またウグイは雑食生態で川虫やコケ以外にも自分の卵まで食べてしまいます。先に天敵についても紹介しましたが、ウグイの由来が天敵である鵜からきている説があります。
ウグイ釣り生息地
ウグイはコイ科の淡水魚
ウグイはコイ科の淡水魚で南千島、サハリン、アムール川、ロシア沿海州、朝鮮半島まで棲息しています。日本国内ではヤマメを狙っているとウグイが釣れるのは有名ですね。また普段から車に道具を積んでいて、ウグイの魚群を発見すると仕事中でも河川に降りて釣りをする方もいるぐらいなので密かなウグイ釣りブームが来ているかもしれませんね。入門の方にオススメです。
ウグイ釣り分布
北海道から沖縄以外の九州地域
沖縄以外の川や湖、汽水域、海に棲息。淡水棲なので塩分濃度の低い水域が主な魚だが、ずっと淡水で棲む陸封型と海に降る降下型が存在します。北のほうに上がれば上がるほど降下型が多く棲息する傾向にあります。ウグインガーと呼ばれる釣り人が寒い地域に多く感じる所以でしょうか。
ウグイ釣りの旬
年中楽しめるウグイ釣り
年中楽しめるウグイ釣り、4月から10月までの間が旬ですが、難しくなる冬釣りも美味しくなるのであえて寒くなってからウグイ狙いの釣りに出かける方もいます。比較的に簡単に釣れることで知られているウグイですが、近年では釣りの楽しさを味わってみたい入門者から中級者までウグイ狙いのフィッシングが人気です。旬といえば産卵期の春ですが、個体数のこともあるのでマナーを知ることも大事ですね。
ウグイ釣りの時間帯
ギクやナマズのムーチング
ウグイは昼行性ですが、日の出の時間いわゆるマズメの時間帯から活発に動き回りますが、面白いのは投げ釣りの場合タマズメの時間帯に小さめのウグイを釣って放置していると、ナマズが食うこともあります。ルアーが増えている近年ですが、投げ釣りの場合釣れた魚で釣りをするムーチングも楽しめます。経験が浅いういに小魚がヒットしたことに気付かず偶然ムーチングすることがありますが、これもまた釣りを始めたばかりの方に時折あることですので知っておくとよいでしょう。
ウグイの婚姻色
春
思春期とか色恋ものはやはり春ですね。ウグイの綺麗な婚姻色魚群を見れるのは春なんです。赤やオレンジや銀色のライン模様がとても綺麗で、この時期だけ色鮮やかな鯉っぽくなります。コイ科だけに色恋春のこの春時期に恋っぽくなるんですね〜オスは婚姻色が濃くメスはうっすら薄めにでる程度。オス同士の戦いも群れを作る習性のある魚は一種の識別判断の為でもあるようです。近寄ってきた同種がオスかメスかを瞬時に判断し、オスなら攻撃をしかけて追い払い営みを行うということですね。
ウグイの釣り方
初心者向はウキ釣り、中上級者はミャク釣り
ウグイ釣りはもちろんルアーでも釣れます。スピナーかスプーンならテクニックをそこまで入れなくても大型サイズが釣れるのでオススメです!エサ釣りはウキ釣りとミャク釣りの方法があります。流れの速さにも影響されますのでチョイスが必要です。突然大物が食い付いた時の初心者の方の驚き方は、見ている方が驚くほどのリアクションです。誰もが経験するはずですので心の準備はしておいた方が良いですね。
ウキ釣り
ウキ釣りは湖など緩やかな箇所に有効です。流れの強さと風の影響もあるのでエサを持っていきたいポイントまで計算しコントロールする必要があります。寒い季節はウグイの動きが若干鈍るのでレスポンス勝負のウキがグットです!広い川では5〜6mサイズの清流竿、山など狭い箇所では3〜4mの竿がオススメです。エサはミミズ、川虫でOK!