タープの役割と張り方
キャンプにおいてテントを持っていくのであればそれと一緒にほぼ必ず持っていくことになるであろうタープ。現在では様々な用途で使うことができるため便利なアイテムですが、大本をたどってみると本来の役割を持っていたり、ちゃんとした張り方もあるのです。
タープは日除け&雨よけが役割
まず本来の役割としては、晴れているときには降り注ぐ日差しを、雨天の際には濡れることが無いように雨をよけるために使われています。今でも暖かい時期には日差しをよけるためにタープの中に入ったりだとか、突然の雨が降ってきたときの避難場所として使ったりといったこともあるでしょう。
タープを張る場所の注意
このように現在でも便利に活用されているため必須アイテムといってもいいほどにキャンプサイトでは利用されていますが、実際に利用するときには安全に扱うために張る場所にも十分に注意しなければいけないのです。初心者の方などは特にこのポイントを押さえておきましょう。
崖下、1本木の下はダメ!
例えば、崖の下は上から石などが降ってきてしまう可能性があります。日差しなどをよけるためのタープでは障害物で破損してしまう可能性が高いので注意です。また一本木の下に張ると天候が悪い時雷が落ちやすい場所になりますのでこういった場所も避けるようにしましょう。
増水危険のある川の中洲は避けるべき
ご紹介している張る場所というのはテントについてもいえることなのですが、水かさが増す危険のある川の中州に張るといったこともやめましょう。理由は当然ながら天候が悪くなった時に増水すればその中州が浸水してしまうからです。ちゃんとした陸地に張りましょう。
タープの張り方の注意点
設置をする場所も十分に注意が必要なポイントですが、良い設置ポイントを見つけたのであれば次は実際に張る際に注意しなければいけない点を抑えつつ設置していかなければなりません。続いては、張るときの注意点をいくつかご紹介しましょう。
風が逃げるように張る
まず、風が吹いた時に真正面から受けることが無いよう、受け流すような形に張るよう心がけましょう。もし直接風の影響を受けるような張り方にしてしまうと強風によってせっかく張ったタープが倒れてしまい、破損する可能性もあるからです。
太陽の向きを見て影を意識する
用途のところでご紹介しましたが、ご紹介しているアイテムは日差しをよけるために使用します。日差しがどこからきているのかを考え傾いたとしてもタープ下に日差しが入ってこないように影に注意しつつ張ることも重要となります。
雨よけタープはテントに連結する
日差しをよけるだけであれば影を意識しながら張ればよいですが、最初から雨をよけるために使うというのであればテントと繋げて使うようにしましょう。こうすることでテントとタープの間に無駄なスペースを開けることなく行き来することができるからです。
MSRってどんなブランド?
最初の見出しではキャンプでほぼ必ず使用されているアイテムがどんな役割を持っているのか、実際に使用する際の張り方などの注意点をご紹介しました。続いては、今回取り上げているMSRというタープを取り扱っているブランドがどんなものなのかについてみていきましょう。
MSRはプロ登山家が認めるメーカー
このメーカーは、幾つもの山に登ってきたプロの登山家も認めモデルを使用しているのです。登山ではテントなども使用する場面がありますがキャンプサイトと違って過酷な状況下です。そういった中で使われているということがこのメーカーの品質の良さを表しています。
MSRの創業者は登山家のエンジニアだから拘りが強い!
そしてこのブランドを創業した方は、登山家のエンジニアなのです。山でのクライミングで安全にできるようなアイテムを設計するために創設され、アイスピッケルや登山用のストーブ、そして登山向けのテントなど数々の登山向けのアイテムを開発してきたのです。
MSRは登山だけでなくキャンプユーザーにも人気
登山のプロフェッショナルからも信頼を勝ち取っているのは創業時にそういった方のためにアイテムを開発していたからでした。そしてアウトドア用品メーカーとしてキャンプにも使うことのできるアイテムも開発を行い、登山で培ったノウハウを生かして高品質なものを作り出し人気を得ています。
MSRのタープの魅力!
MSRというブランドがどんな特徴を持っているブランドなのかについて簡単にではありますがご紹介しました。最後にキャンパーからも人気を得ているとご紹介しましたが、それでは扱っているタープにはどんな魅力があるのでしょうか。
MSRのタープは軽量でコンパクト
まず1つ目に上げられる魅力は、軽量かつコンパクトなモデルがラインナップしているということです。アウトドアではアイテムの重量の軽さやどれだけ小さく収納して嵩張らずにしておけるかといった点が非常に気になるポイントですから、抑えるべき点を抑えているといった感じでしょう。
MSRのタープは丈夫
軽くて持ち運びも良いだけでなく、頑丈で壊れにくいというのも紹介するべき魅力でしょう。キャンプに限らずアウトドアでは急な天候の悪化をはじめどんなことが起こるかは予測ができませんし、負荷もどれだけかかるかはわかりません。丈夫さが保証されていればそれだけ心強いですね。
MSRのタープはデザインが良い
こういった中身の性能の良さももちろん重要ですが、パッと見た時のデザインも評価が高いです。空気の流れなどを考えたデザインはお洒落でとても個性的であり、まるで大きな翼をはやしたかのようなデザインが好評価を得ています。
ギアの軽量さは非常に重要!
MSRのモデルは軽量さが魅力の1つであるとご紹介しましたが、これは想像以上に重要なポイントなのです。車を近くに停められるサイトならともかく、駐車場からサイトが遠い場合軽いほど自分への負担も軽く済みます。子供や女性でも持てる重さなら荷物運びの手伝いの時にも運べます。
MSRのタープ5選①
ここまではMSRがどんなブランドなのかやラインナップされているモデルがどんなものなのかということについてご紹介しました。それではここからは、本題であるおすすめしたいMSR製のタープのモデルを、まず現在発売されている5つのモデルからご紹介していきましょう。
スルーハイカー70ウィング
1点目にご紹介する現在販売されているMSR製のタープのモデルは「スルーハイカー70ウイング」になります。使用人数は2人から3人程度となっているのでペアや仲の良い者同士などの比較的少数でのキャンプに使用するのが適当なモデルでしょう。
軽量な長方形のモデル
こちらのモデルの一番の特徴は、本体の重量がとても軽量であるということです。スペックでもご紹介しますが重量たったの460グラムなので女性でも持ち運びは簡単、付属のポールでなくとも木や登山用のポールでも設置して使うことができるなど登山でも使用できる利便性も魅力です。
スペック
- 定員:2~3人
- 材質:20Dナイロンリップストップ
- 耐水圧:1200mm
- 総重量:460g
- フロア面積:6.5平方メートル
- 収納サイズ:23×10cm